こんにちは。
今年も残すところ約1ヶ月となりました。振り返れば今年は「独立したい」という会計士の方に複数名出会い、色々な形でご支援ができました。「独立そのものの支援」ではなく、独立するために良い修行をつめるファームにお繋ぎし、転職されたという意味です。「ゆくゆくは独立の可能性も・・・」という方もいれば、「3年後」という具体的な方もいて様々です。
「会計事務所を地元で立ち上げたいので、所謂税務顧問業務の経験をしっかり積んでいきたい」(Aさん)
と言う方もいれば、
「高度なM&Aアドバイザリーファームを立ち上げたい」(Bさん)
という方もいました。この方(Bさん)は、独立するためのプランや自分に足りないところをパワーポイントに落とし込むようかしっかりした方で、以下のような点を重視されていました。
■M&Aにかかる戦略立案支援、DD・VAL、会計・税務アドバイザリーなどのM&Aにかかる一貫した支援業務を経験できる環境
■難解とされる組織再編税制や事業承継に関する税制などを習得できる環境
■社内の優秀な方、社外の中小・ベンチャー企業の経営者との人脈形成が可能な環境
私なりに上記からフィット感のある企業をご提案し、まずは数社とのカジュアル面談をコーディネートさせて頂きました。スタートの転職軸は「知識・業務習得」に重きを置いていた方でしたが、いくつかのファームの幹部やトップにお会い頂くうちに、「希少性のあるプロとして多くの企業に貢献したい」という、【独立する意味・想い】という根っこのコンセプトを深く考えられるようになりました。
また、「独立を考えている事を面接で言って良いか」と質問をうけ、私は正直に話すようにアドバイスしました。独立も珍しくない世界で誤魔化してもかえって空気おかしくなってマイナスイメージになります。(言わない方が良いケースもありますよ笑)
「コンセプト」が採用側と一致していれば、むしろ「辞めてもOBとして一緒にビジネスを」という長期の良縁となる可能性が高いです。
「独立を考えてる人はNG」というところはあまり時代に合わないですが、しかし幹部候補を採用して育てたいというところも多いので、採用側の悩ましい気持ちも痛くわかります。しかし、独立を考えていた方が、結果的に活躍し、自社の幹部になったというケースもあります。
また、採用側の企業も給料、ポジション、裁量、業務習得、独立への寛容さ・・・など何かしら魅力を際立たせないと良い方は採用できないと思います。
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