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【セミナーレポート】ベインキャピタル 現役投資プロフェッショナルが語る、PEファンドの魅力(戦略コンサルファーム在籍者 編)

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【セミナーレポート】世界有数のトップファンド、ベインキャピタル 現役投資プロフェッショナルが語る、PEファンドの魅力1

この度、投資銀行在籍者および戦略コンサルティングファーム在籍者向けに、ベインキャピタルのキャリアセミナーを開催いたしました。(開催概要はこちら)当日の投資担当者とのパネルディスカッションの内容をセミナーレポートとして発信させていただきます。
こちらは、戦略コンサルティングファーム在籍者向けに開催した回です。

[ベインキャピタルご登壇者]
林 剣太 氏(ヴァイスプレジデント)/ 小島 隆利 氏(シニアアソシエイト)/ 山根 啓聖 氏(アソシエイト)/ 髙井 義容 氏(アソシエイト)

目次

● 自己紹介
● PEファンドのやりがいと経験
・PEファンドに転職したことで得られたやりがい
・PEファンドで活かせる経験
・アドバイザー側とプリンシパル側の違い
・未経験業務のキャッチアップ方法
● 実際の業務イメージ
・労働環境
・御社だからこそ得られる経験
・入社後の業務イメージ(ソーシング、エクセキューション、バリューアップの濃淡)
・担当案件の具体的なハンズオン度合い
・投資チームとポートフォリオチームのすみ分け
・投資チームにフィットする人材、ポートフォリオチームにフィットする人材
● キャリアプラン
・御社の参画後に想定されるキャリアプラン
・ポストベインキャピタルのキャリアプラン
● セミナーに参加された皆さんからの質問
・アサインメントの仕組み
・PEファンド選考準備
● PE業界や御社を目指す皆さんへのメッセージ

自己紹介

小島さん、自己紹介をお願いいたします。

【小島】私は、前職はベイン・アンド・カンパニーでした。そこで5年弱ほど働いて、その後、MBAに留学してから入社しました。弊社入社後に主に担当してきた領域としてはコンシューマー、最近はTMT案件におけるエクセキューションとソーシングとバリューアップをしています。
PEファンドへ転職した経緯としては、MBA留学時の就職活動の際、前職の先輩で現在も弊社に在籍する吉川から、ベインキャピタルのお話をいただき、まずはコーヒーチャットで話を聞いてみて、そこから興味を持って、選考に進んだという形になります。

事業会社ではなくてPEファンドを選んだ理由は、どのような理由でしたか。

【小島】吉川から話を聞いてみた後、自分で業界研究をしました。インターネットで調べたりしていく中で、株主の視点を持ちながら働けるというところに魅力を感じました。株主の視点も分かった上であれば、例えば将来的に事業会社で経験を積むときにおいても役に立つかと思い、その意味で幅広い経験ができそうだと思い、PEファンドに転職しました。

山根さん、自己紹介をお願いします。

【山根】私は、新卒で日本オラクルというIT系の会社に入り、その後、3年ほどしてボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社しました。BCGに4年ほどいて、ベインキャピタルには2020年1月に入りました。PEファンドへの転職理由という意味で言うと、BCGで楽しく仕事をしていたのですが、月並みな話になりますが、アドバイザーとして提案したものを実行してもらえないという経験がいくつかあったので、実際に自分で経営を動かしていくプリンシパルのポジションとしてやっていきたいと思ったためです。

その際、事業会社の選択肢は考えましたか。もし考えたのでしたら、あえてPEファンドを選んだ理由を教えてください。

【山根】当時は事業会社という選択肢は考えていませんでした。理由としては、そもそも新卒で入った所が事業会社でしたので、事業会社を経験したいという観点であれば、一応経験したことがあるというところで、消去法的になかったということです。それからオラクルやBCGにいたとき、事業会社の動くスピード感を考えると、どうしても組織の中にいるまま動かせない部分もあるという実感があったので、それを別の方法で変えていく。当時はそれを実現するためには株主としての視点が必要なのではないかと考えていたので、そもそもPEファンドに行きたいということは、BCGにいたときから強く思っていたところです。

髙井さん、自己紹介をお願いします。

【髙井】私は、2015年に新卒でローランド・ベルガーというコンサルティングファームに入社して、5年ほどコンサルティングの業務に携わり、昨年8月にベインキャピタルに入社しました。主な理由としては、先ほどの小島、山根と重複する部分もあるのですが、コンサルティングファームでいろいろなプロジェクトをさせていただく中で、われわれがそのプロジェクトでデリバリーしたものが、実行されるのかどうなのかというところが見えづらいという側面があることです。また、そもそもプロジェクトをしているときに、これは何に効く戦略なのだろうか、何を実現できるのだろうかということも見えづらいことがありました。もちろん明確なときもありましたが一方、PEですと投資からイグジットまで、その価値が定量化されて、どのレバーに対してわれわれが打ち手を打つのかも含めて、きれいに明確化されているので、株主の視点から企業価値を最大化するのは面白いのではないかと思い、PEの門を叩いたところです。

事業会社の選択肢は特になかったでしょうか。

【髙井】当時はあまり考えていませんでした。ただ、将来的に事業会社に行くとしても、コンサルタントであれば事業を見るのはプロフェッショナルなのですが、一方で事業会社に行ったとき、それが市場の投資家からどう見られているのかや、あるいはビジネス以外のレバーも多数ありますので、そのような観点を養えるという意味では、PEファンドはとても良い環境ではないかと思い、PEファンドを志望していました。

PEファンドのやりがいと経験

実際にPEファンドに転職したことで得られたやりがいについて伺いたいと思います。担当案件を題材に、どのような場面でPE業務のやりがいを実感されましたか。

【小島】私は昨年の夏に投資した、ニチイ学館という案件を担当しています。1年弱ほどバリューアップを担当して、特に、ためになったと思っているのは、株主の視点を持つことができた点です。企業価値全体を向上させていく上で、どのような要素があるのかを考えると、その中には事業の戦略もあればコストカットもありますし、ITの戦略や財務の見える化、そして組織について等、あらゆる項目を、俯瞰した見え方ができます。その中でそれぞれの分野の、プロフェッショナルの方、例えば、その会社にいる業界や事業に詳しい方や、外部のコンサルティングファームや会計のファーム、人事のファームやITのコンサルティング会社等、さまざまな外部のプロフェッショナル、アドバイザーとも共有して、多数の視点で物事を見ながら、会社全体の企業価値を良くしていくバリューアップに携われるのは非常に魅力的であり、かつ成長できるポイントだと感じました。

【山根】私はこれまで1年半ほどこの会社にいて、さまざまな案件をしてきましたが、実際に投資につながったという意味で言うと、ここにいる髙井と一緒に行ったイグニスの、マッチングアプリの案件になります。

...続く

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プロフィール

キャリアインキュベーション株式会社
日本プライベートエクイティ協会 賛助会員
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マネージングディレクター 佐竹勇紀

キャリアインキュベーションにて、プライベート・エクイティ業界(プロフェッショナル及び投資先経営幹部)の採用/転職サポートを中心に活動中。 プライベート・エクイティ ファンドの投資プロフェッショナルはMDクラスからアナリストまでを網羅的にカバーし豊富な実績がある。
投資先経営幹部はCEO、CFOといったプロ経営者の支援実績が豊富。 キャリアインキュベーション参画以前は、大手人材紹介会社の金融部門にて就業。

マネージングディレクター 星野 光博

キャリアインキュベーションにて、PE、インフラ、VCなどの投資プロフェッショナル及び投資先経営幹部のサーチを担当。
キャリアインキュベーション参画以前も人材紹介会社に属し、上記業界への人材紹介経験は合計10年を超える。 それ以前は投資銀行や事業会社、ノンバンクにおいてM&Aや投資関連業務に従事。

ディレクター 山口 彩

キャリアインキュベーションにて、PEファンド、メザニンファンドの投資フロント及びミドルバックの転職サポートを専門に担当。
キャリアインキュベーション参画以前はブティック型のエージェントにて金融機関(保険会社・銀行・証券会社・不動産ファンド)の人材紹介に従事。
それ以前は生命保険会社にて就業。

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