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プライベート・エクイティ トップインタビュー

カーライル・ジャパン・エルエルシー

PEファンド業界全体が活況で、案件数も急増し、PE若手投資担当者を取り巻く環境も変わりつつあるようだ。
カーライルに最近入社した若手はどのような経験ができるのか。入社3年目のシニアアソシエイト、佐久間彩花氏にお話を伺った。

まずはカーライル参画の背景を教えてください。

カーライル:佐久間 彩花 氏2

【佐久間】2020年8月にカーライルに参画しました。転職活動を始めた当初は幅広に様々な業界を見ていましたが、実はPEファンドのことを余りよく知りませんでした(笑)。が、転職エージェントの方に紹介いただいたことで関心を持ち、カーライルに関する書籍を何冊か読みました。

そこに実際の投資事例がいくつか紹介されており、企業の再成長を支援するミッション、社員が語った投資に対する考え方や姿勢、投資先と協働するスタイルに共感しました。更に、選考プロセスで実際に社員と話す中で、日本経済の長期的な成長を実現するためにPEファンドが果たすべき役割はとても大きいと感じたこともあり参画を決めました。

カーライル参画以前はどのようなキャリアを歩まれていましたか。

【佐久間】前職はP&Gジャパンです。2012年に新卒で入社し、2020年までの約8年間、様々な事業部でファイナンス関連業務に従事しました。ベビーケア部門や物流部門の財務戦略、途中2年間シンガポールにあるAPAC本社に赴任し、APAC地域全体のベビーケア部門の財務改善も担いました。帰国後は営業部門のファイナンス担当として、売上対コスト構造の最適化に取り組みました。

転職活動では他事業会社のファイナンス部門もみていましたが、年齢的に新しい仕事にチャレンジできる最後の機会かもしれないと考え、思い切ってカーライルに飛び込むことにしました。

ソーシング、エグゼキューション、バリューアップ。アソシエイトの間から様々なフェーズに関われる。

これまでどのような案件を手掛けてきましたか。

【佐久間】X線分析・測定・検査機器のトップメーカーであるリガク社案件のポートフォリオチームメンバーとしてバリューアップに携わっています。先方経営陣の方々と日々議論しながら、投資実行前に合意したバリューアップ方針に沿った支援を行っています。リガク社の成長戦略の一つが海外事業の強化です。そのために必要な支援は何でも行っており、海外拠点の体制強化のためにアメリカと中国の新CEOの採用をご支援させて頂き、2021年8月にオランダのイメージング機器メーカーを買収した際にはエグゼキューションにも関わりました。

また、2022年に投資を発表したヘルスケアスタートアップのCureApp社と経済情報プロバイダーのユーザベース社の案件には、投資検討段階からメンバーとして入り、エグゼキューション完了まで携わっております。

また、インダストリーチームとしては、現在コンシューマ・リテール・ヘルスケアチームに所属しているので、同チームの投資先候補の初期検討フェーズにも随時参加しています。

アソシエイトも全員インダストリーチームに所属するのですね。

【佐久間】日本オフィスには、コンシューマ・リテール・ヘルスケアチーム、テクノロジー・メディア・テレコムチーム、ゼネラルインダストリーチームの3つのインダストリーチームがあります。

以前はインダストリーチームに所属するのはVP以上でしたが、2021年からアソシエイト、シニアアソシエイトも所属することになりました。と言っても、すぐに1つに絞らなければいけない訳ではなく、1年位でのローテーションを行ってすべてのチームを経験し、VPに昇格するまでに最終的な所属を決定すれば良いので、私は現在たまたまコンシューマ・リテール・ヘルスケアチームにいる、ということです。

また、アソシエイト、シニアアソシエイトの人数が多くはないため、本格検討段階に進んだ案件については、所属チームに関係なく様々なインダストリーの案件にアサインされます。アサインメントオフィサーが1名おり、各人の案件状況や経験、希望などを踏まえてアサインされる案件が決定します。

幅広い業界を見る視点と、1つの会社を深く理解する視点を両立させる。

入社後、ご自身はどのように成長されたと感じますか。

【佐久間】投資フェーズや投資先の状況、環境によって、様々なアジェンダに取り組みます。前職で担当していた財務は私たちの業務の一部に過ぎず、資本構成やバリュエーション、法務、組織など多岐にわたるアジェンダに取り組むので、ハードスキルや知識の幅はかなり広がりました。

PEファンドでは、共通の尺度で様々な会社を俯瞰する一方で、個々の企業を支援するためにその企業についても当然に深く知らなければなりません。広い視野と深い視点を組み合わせた物事の見方ができるようになることはPEファンドならではのものと思います。

ご自身で努力して学ばれた部分も多いと思いますが、研修など何か会社からのサポートはありましたか。

【佐久間】入社時にオンラインプログラムがありますが、あくまでイントロダクションという位置付けで、実務はやはりOJTで学びます。教育担当のVPには多くのことを教えていただき、感謝しています。私が入社した時はコロナ禍のため海外渡航が難しかったのですが、以前はワシントンD.C.本社で実施するトレーニングプログラムもありました。

事業会社と働き方は大きく変わったと思うのですが、いかがでしょうか。

【佐久間】エグゼキューションに入っている間はどうしても忙しくなりますが、その期間は有限です。PMI等その他の業務は比較的個人の裁量でコントロールもしやすく、入社前にイメージしていた以上に忙しかったということはありませんでした。

例えば、私はP&G時代から小売店に行って棚割を見て売れ筋商品やトレンドをチェックする習慣があり、今も仕事がひと段落すると、リフレッシュと案件のアイデア探しも兼ねて棚割を見に行ったりしています。やるべきことをきちんとやれるのであれば、自分にとって心地よいリズムで仕事ができます。

私たちカーライルと協働する意義を投資先の方々に感じていただきたい。

この仕事の面白さはどこにあると思われますか。

【佐久間】この仕事の魅力は変革を求める企業に対して、資本面・事業面でご支援ができることです。

カーライル:佐久間 彩花 氏1

その企業の強みやあるべき姿はどのようなものか、そしてそれを実現するために私たちに何ができるかを日々考え続け、先方の経営陣と議論できることは非常に面白いですし、「このような物の見方があるのか」と日々新たな発見・学びも大きいです。

また、投資実行後には、多くの投資先社員の方と協働できることもこの仕事の魅力です。投資先社員の皆さんはこれまでの成長を支えてきた方々。その方々が更に前向きに取り組んでいただけるように、私たちと協働する意義を感じていただくにはどうすればよいのか、日々考えています。

カーライルならではの魅力は何でしょうか。

【佐久間】弊社は投資の意思決定をする前に、全ての案件において、経営者と何度も何度も議論を重ねて合意し、投資実行後も経営者と二人三脚で協働します。いい意味での「泥臭さ」があると思います。

カーライルはどのようなカルチャーですか。

【佐久間】結果を出すための労力を惜しまず、自身の成功よりもチームとしての成功を求める社員が多いです。皆さん「人がいい」と思います。

また、社員数があまり多くないこともあり、マネージング・ディレクターとアソシエイト、シニアアソシエイト層が闊達に意見を交わせる風土もある、非常に恵まれた環境だと思います。会社も風通しの良いカルチャーづくりに力を入れていて、5年前にカルチャー・コミッティも立ち上がりました。私もメンバーの1人ですが、社内の声を吸い上げて代表にフィードバックしながらより良い風土、働く環境を目指しています。

最後に候補者の方へメッセージをお願いします。

【佐久間】経験できる幅も広く、人との関わりも多く、とてもやりがいのある仕事です。かつ、カーライルはディールフローが潤沢なので、アソシエイト、シニアアソシエイトの時から様々な案件に携われます。

現在のファンドでは非常に積極的に投資実行しているので、更にプラットフォームが拡大していくと期待しています。これから入る方には大きなチャンスだと思います。

プロフィール

写真:佐久間 彩花 氏

佐久間 彩花 氏
シニアアソシエイト

東京大学経済学部卒。
消費財メーカーのP&Gのファイナンス部門にて8年間勤務。P&G日本法人及びアジア本社にて、中期経営計画策定・予算編成、新製品の投資検討・実行や設備投資・物流費削減プロジェクト等に従事。
2020年、カーライル・グループに参画。現在、株式会社リガクの持株会社であるリガク・ホールディングス株式会社の非常勤監査役を務める。

写真:山田 和広 氏

山田 和広 氏
カーライル・ジャパン代表 兼 マネージング・ディレクター

同志社大学経済学部卒。国際公認投資アナリスト(R)。スタンフォード大学ビジネス・スクールのスタンフォード・エグゼクティブ・プログラムを2010年に修了。
住友銀行(現 三井住友銀行)に16年間勤務、内12年間はロスアンゼルス支店、情報開発部及び大和SBCM(現 大和証券)において、ストラクチャードファイナンス及びM&Aアドバイザリー業務等の投資銀行業務に従事。1995年からは、主に流通小売・アパレル・機械・海外不動産業界にかかるクロスボーダーM&Aアドバイザリー業務担当、主にLazardとの協働で、多数のクロスボーダー案件を成約。
現在はカーライル・ジャパンの代表兼マネージング・ディレクターとしてカーライルの国内投資先全般をサポート。株式会社アサヒセキュリティー、株式会社キトー、株式会社リズム、株式会社学生援護会(現パーソルキャリア株式会社)、コバレントマテリアル株式会社(現クアーズテック株式会社)、AvanStrate株式会社、ウォルブロー株式会社、シンプレクス株式会社、アルヒ株式会社及びウイングアーク1st株式会社の支援を主導。2017年から2019年まで日本プライベート・エクイティ協会の会長を務めた。
マネースクエアHD及び三共理化学株式会社の非常勤取締役。

写真:西澤 利彦 氏

西澤 利彦 氏
マネージング・ディレクター

慶應義塾大学総合政策学部卒。
UBS証券会社投資銀行本部にて、M&Aアドバイザリー業務や資金調達業務等を担当。また、M&Aアドバイザリーグループの一員として、ロンドン本社に出向し、欧州クライアントに対するM&Aアドバイザリー業務にも従事。帰国後は、M&Aアドバイザリーグループに復帰した後、金融法人グループに所属。生損保業界を中心に、本邦金融機関に対するM&Aアドバイザリー業務や資金調達業務等に従事。
2011年、カーライル・グループに参画。現在は、株式会社エネウィル(旧:JAG国際エナジー株式会社)、国際航業株式会社及び株式会社TOTOKU(旧:東京特殊電線株式会社)の社外取締役を務める。
過去には、コバレントマテリアル株式会社(現クアーズテック株式会社)、ウォルブロー株式会社、株式会社ツバキ・ナカシマ、シーバイエス株式会社(旧ディバーシー株式会社)、アルヒ株式会社(旧SBIモーゲージ株式会社)、センクシア株式会社(旧日立機材株式会社)、三生医薬株式会社に対するアドバイザリー業務全般に従事。

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