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プライベート・エクイティ トップインタビュー

J-STAR株式会社

多種多様なバックグラウンドのプロフェッショナルが活躍するJ-STAR。リクルーティングを担当しているInvestment Teamプリンシパルの戸崎豊氏、同・山下直飛人氏、Value Creation Teamプリンシパルの大原一将氏に、具体的な業務内容、活躍できる人物像についてお話しを伺った。

ここからはリクルーティングチームの皆様にお話を伺います。J-STAR社では投資プロフェッショナルの方がリクルーティング活動を行っていらっしゃいます。まずは皆様自己紹介として、バックグラウンドと入社の経緯について教えてください。

【戸崎】経済産業省で知的財産政策やWTOに関する通商政策などに携わった後、野村證券の投資銀行部門に10年程在籍しM&AやPE関連の業務に従事しました。J-STARは野村證券時代のクライアントとして出会い、J-STARのメンバー達と会話をする中で、金融目線よりも事業会社目線で語られる方が多く、バイアウトファンドの在り方や"事業投資"に関する価値観に対して共感できる部分が多かったので入社しました。

【大原】私は東京三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)、中小企業のCFOを経て、2015年J-STARに入社しました。もともとPEファンド投資先のCFOになりたいと当時考えており、J-STARには投資先CFOポジションで応募していましたが、J-STARとのコミュニケーションの中で当時立ち上げたばかりのValue Creation Teamに誘っていただいたのがきっかけで入社することとなりました。

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【山下】J-STAR入社以前は、みずほ証券の投資銀行部門で、TMT(テクノロジー、エンターテインメント&メディア、情報通信)業界のM&Aアドバイザリー業務に従事していました。当時のクライアントに、トップ主導で企業買収を積極的に行っている企業がありました。社内で反対を受けながらも、次第に周囲を巻き込み、いくつもの買収を成功に導いていく様子を見て、私自身も買収を通じて企業を変革させるファンドマネジャーになりたいと思い、J-STARに入社しました。

戸崎様と山下様はInvestment Team、大原様はValue Creation Teamのご所属ですが、この両チームは何が違うのでしょうか。

【大原】Investment TeamもValue Creation Teamでも投資、バリューアップ、Exitの各フェーズに一貫して関与することに変わりはありませんが、Value Creation Teamはよりバリューアップ活動に重きを置いたチームで、実際に中堅中小企業でCXO経験があるメンバーで構成されています。J-STARからの厚い支援が必要となることが初期的に分かっている案件、例えば、投資直後の体制づくりが急務である、または数年後を見据えてマネジメント陣の新陳代謝が必要な事業承継案件や、拠点数が多いなど戦線が広い案件を担当し、時にはCXOポジションを一時的にブリッジすることもあります。

いずれのチームも投資後のバリューアップに関わっているとのことですが、ハンズオンの内容や深さはいかがでしょうか。

【大原】弊社ではハンズオンに決められたスタイルやフローなどはなく、完全にチームや個人の裁量に任されています。同じチームや個人でも、投資先ごとに全く異なり、かなり深く入ることもあれば、投資先社内で自走できそうだと判断すればあえて干渉しないこともあります。むしろ、そうした干渉しないでも良い体制にするための「チームづくり」が私たちの仕事です。そのために優秀な経営人材の採用を行ったり、投資先社内の緩衝材になったりと様々な形で支援していきます。

【戸崎】よくバリューアップにおいてはハンズオンが重要と思われがちなのですが、ハンズオンにも功罪があって、私たちが関与しなくても自立的に経営されている企業の方が長期的な企業価値としては高いという側面があります。初期はかなり深くサポートしても、Exitに向けて徐々に手を離れる方が望ましいです。

【山下】深いハンズオンの話をすると、弊社では決められたスタイルがないので、一般的にイメージされる経営体制の構築や折衝以外でもやるべきだと思ったことは自由にできます。私の場合は、最近自ら投資先の商品やサービスを新規営業して、直接売上を作りにいっています。一度案件が取れれば継続的に収益を得るベースができるので、最初のゼロイチの部分をこれまでのネットワークを活用しながら支援しています。

貴社の採用において望ましい人物像やマインドセット、スキルセットについて教えて下さい。

【戸崎】ベースとして財務知識や企業分析ができるリテラシーを持っていて、その上でJ-STARの方針に共感していただける方、他者を巻き込みながら各種プロジェクトを推進できる高いコミュニケーション力やバイタリティがある方に来ていただきたいです。また、過去のご経験に基づく業種関連の深いナレッジがあり、その業種特有の論点や習慣などをシェアしていただける方が望ましいです。弊社は業種を絞らず多種多様な業種に投資しているので、様々な業種のバックグラウンドを持つ方に来ていただきたいと考えています。

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【大原】J-STARの採用では「多様性」をキーワードにしてきました。業種の多様性もそうですし、投資銀行出身者やM&Aに精通したプロフェッショナルがいる一方で、私の様に全く投資経験がないメンバーがいるのも一つの多様性です。既存メンバーが知らない領域を、後から入ってきたメンバーが補完しながらこれまで成長してきているので、新しいアングルや知見を受け入れる文化が会社としてあります。是非ご自身のご経験や強みを発信していただきたいです。

また、先程ハンズオンのスタイルが決まっていないとお話ししましたが、弊社は個人の裁量が高く、良い意味で"放置"されます。ですので、与えられたことをしっかりこなすタイプよりも、高い自己実現意欲を持ち、社内外を巻き込みながら成し遂げたいことを追及していけるセルフスタータータイプが望ましいです。パートナー、プリンシパル、マネジャーなどタイトルはあるものの、タイトルごとに明確にタスクや役割が与えられている訳ではありません。ですので、各々の専門性が異なるチームの中で、タイトルに関係なく自分が何をすればチームとしてパフォーマンスを最大化できるかを考えて、積極的に行動していただきたいです。

【山下】私たちのビジネスは短期的には成果が見えず、10年程経ってようやく見えてくるものです。また、誰かが指示をしてくれるわけではありません。ですので、結果が見えない中でも、自分自身で高い目標を設定し、その達成に向けて貪欲に努力し続けることができるかどうかが重要ですし、そうでなければ残っていくことができないと思います。

もし若手の方が入社した場合には、どのような機会があり、どのようなキャリアパスを描けるのでしょうか。

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【戸崎】若手の間は一通り提案資料の作成や企業分析、もし進行中案件であればPMIに携わる機会があります。ただ、基本的にはご自身で切り開いていただく面が大きいです。パートナーからの依頼で担当案件が決まることもありますが、多くの方はこの案件を担当したいと手を挙げたり、自分で外から案件を取ってきたりしています。そうした積み重ねの中で、次第に特定の領域において知見やネットワークが蓄積され、プロフェッショナルとなっていきます。入社時から明確なキャリアビジョンを持っている方もいれば、幅広く色々とやってみたいという方もいますが、どこまで自発的に機会を取っていけるかの積み重ねでキャリアパスは大きく変わっていくという点は意識していただく必要があります。

【山下】若手の方には、是非私たちの仕事を奪っていただきたいと考えています。弊社は案件数が非常に多く、かつ年々増えている一方で、各案件の詳細分析や投資リスクの見極めにはかなりのリサーチを要するため、十分に検討しきれずに埋もれてしまっている案件も少なからずあります。ただ、そうした埋もれてしまった案件の中にも、本来は投資すべきであった案件もあったかもしれません。若手の方が手を挙げて積極的にそうした案件の検討をしていただければ、私たちとして大変ありがたいですし、ご自身のキャリアにとってもプラスになると考えています。

外から案件を取ってくる方もいる、とおっしゃったのですが、若手の時から案件を取ってくる方もいらっしゃるのでしょうか。

【山下】弊社では若手の方でも、ディ―ル時にファイナンシャル・アドバイザー(FA)との窓口をお任せするので、彼らと関係を構築しながら会話の中で自身が興味を持っている領域を伝えたりして、案件を紹介していただくこともあります。若手の方でも案件を取ってくるチャンスが十分にあります。

最後に候補者の方へのメッセージをお願いします。

【戸崎】弊社では現在500億円規模の投資資金を運用していますが、今後もサイズアップしていこうとしています。引き続き中小企業に特化しますが、サイズアップにより、課題解決のためのソリューションの幅も広がっていきます。そうした弊社の運用資金や課題解決のノウハウなど様々なリソースを利用して、とにかく中小企業や社会をより良くしたいという熱い想いを持つ方と一緒に働きたいです。

【大原】私は若手とのメンター面談では、提案資料を作るでも、業界知識を持ち込むでもどのような形でも構わないので、まずは案件に絡んでいこうと伝えています。弊社は個人の裁量が大きく、案件数が豊富なので、実際の投資の現場を通して学びの機会はたくさんあります。自ら積極的にチャンスを掴みにいける方であれば活躍していただけると思います。

【山下】Exitのお話をさせていただくと、投資検討時「こんな会社に変貌してほしい」とビジョンを持って投資した企業が、本当に想像していたような企業になり、さらに企業価値が向上したのを見た瞬間は本当に達成感があります。かつ、その瞬間に私個人へのリターンもついてきます。投資は実行した瞬間に成功が確約されているわけではありませんし、様々な成長戦略の描き方があります。その中で自らが描いた姿を信じて成功に導く仕事は非常にやりがいがあります。是非、この達成感を弊社で味わっていただきたいです。

プロフィール

写真:戸崎 豊 氏

戸崎 豊 氏
プリンシパル

2015年1月、J-STARに入社。ダイニチ(養殖魚加工販売)、ウィゴー(カジュアルアパレル)、三和サービス(自動車販売)、イッティ(健康・美容関連商品のD2C)、アイセイ薬局(調剤薬局運営)、日本ホスピスホールディングス(ホスピス住宅:東証マザーズ7061)の6件の投資を実行し、3件をEXIT。

オーナー様や各社の課題/ニーズに対してオーダーメードでストラクチャーを設計。投資期間中は組織体制の強化をはじめ個別の業務改善プロジェクトも実行し、各投資先の持続的な成長を支援。経営幹部をはじめ各社のステークホルダーと相互理解を深めることに心掛ける。

J-STAR参画前は、野村證券投資銀行部門および経済産業省に勤務。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。2020年より一般社団法人WICIジャパンの理事として統合報告書の普及にも取り組む。

写真:大原 一将

大原 一将 氏
プリンシパル

2015年3月、J-STARに入社。ホットパレット(ペッパーランチの運営)、アーネスト(自動車再生部品製造)、横井製作所(防火防災設備製造)、ジェーシーホールディングス(サブカルチャーファッション販売)、アルファコーポレーション(家庭教師派遣)、TSS(電子回路基板製造)の6件の投資に関与し、2件をEXIT。
主に投資先支援、バリューアップ活動を担当。PMIフェーズから常駐型で支援し、マネジメント陣のチームアップ、戦略・計画の立案から実行管理をメインに支援。製造業からコンシューマービジネスまで幅広い業種経験を有し、組織づくりと管理会計を軸としたアプローチで企業価値向上に取り組む。
中小企業での経営経験を活かし、実業に根差した事業成長を心掛け、支援型の投資活動を実践。

J-STAR参画以前は、東京三菱銀行でに勤務した後、精密流体機器メーカーでCFOとして中小企業の経営に携わる。

神戸大学経済学部卒。生涯学習開発財団認定コーチ、米国公認会計士。

写真:山下 直飛人 氏

山下 直飛人 氏
プリンシパル

2013年4月、J-STARに入社。Mattrz(webサービス・SaaS)、イッティ(健康・美容関連商品のD2C)、アシロ(リーガルメディア:東証マザーズ7378)、NHSインシュアランスグループ(保険代理店)、プリマジェスト(イメージソリューション事業)、スリーアローズ(ペット用品)の6件の投資に関与し、4件のトレードセールと1件のIPOにより、EXITを実現。
投資期間中は、投資先に社外役員として経営支援を実施。投資前の創業者に依存した経営体制から組織的な経営体制に向けて、経営の可視化、ミドルマネジメント育成、経営人材の外部招聘を通じて組織化を支援。また、投資先の追加買収戦略実行支援を積極的に行い、これまでに15件の追加買収の実行を経験。買収後に苦労する経営・業務・意識を統合していくフェーズに能動的に関与し、事業相乗効果の早期実現を促進。

J-STAR参画前は、みずほ証券株式会社投資銀行部門アドバイザリーグループにて、TMTセクターにおけるM&Aのオリジネーション及びエグゼキューションを担当。

東京大学大学院新領域創成科学研究科修了。

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