株式会社日本産業推進機構(以下「NSSK」)は、傘下の会社を通じて、名古屋鉄道株式会社と同社グループの保有する株式会社夫婦岩パラダイス(以下「夫婦岩パラダイス」)の株式及び関連不動産を取得するための契約を締結したと発表した。
NSSKは、地域の企業、自治体及び金融機関との密接な連携を通じて、夫婦岩パラダイスの今後の発展のための成長資金と事業提携機会等を提供する模様。NSSKからは一定数の役員が加わるとともに、夫婦岩パラダイスの今後の独立した事業運営に必要な人材を提供し、経営陣や従業員とのパートナーシップのもと、NSSKの経営支援パッケージである「NVP(NSSKバリューアップ・プログラム)」を通じて、地元密着型の事業運営を図り、さらなる発展・成長の加速と、企業価値向上を支援する。
今回の投資は、日本の各地域における魅力的な事業・企業への投資を通じて地域活性化を目指す日本産業推進機構の活動に沿ったもので、かつ近年増加する国内外からの観光客増加の傾向をも見据えた投資テーマの一環との事。
夫婦岩パラダイスは、三重県を代表する観光名所のひとつである夫婦岩に隣接するドライブイン施設「二見プラザ」と水族館「二見シーパラダイス」を運営している。今年で創業50周年となる同施設は、夫婦岩を訪れる観光客を中心に、地場の名産を取りそろえるショッピング・グルメスポットとして、年間70万人以上が利用している。特に二見シーパラダイスは、セイウチ等との直接の「ふれあい」を楽しめる海獣広場が人気を博し、海獣を真に間近で感じられる水族館として高い評価を獲得している。2015年のトリップアドバイザーによる日本の人気水族館トップ10では5位に入賞している。夫婦岩パラダイスは、三重県においても観光産業の国際化・活性化が目指されているなかで、水族館及び商業用施設のリニューアル等を含めた新たな成長施策を実現していく上での最もふさわしいパートナーとして、NSSKを選んだ模様。
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