CITIC Capital Holdings Limited(以下「CITIC Capital」)、傘下の株式会社AK ジャパン(本件の為に設立された特別目的会社、以下「AKジャパン」)は、株式会社アカクラ、株式会社アカクラインターナショナル、株式会社FAKプロダクション(以下総称し「アカクラ」)が営む婦人靴販売事業にかかる一部事業を、吸収分割により承継することを発表した。なお、株式会社 AKジャパンは、9月15日付けで株式会社アカクラに商号変更をしている。
アカクラは婦人靴専門店として60年を超える業歴を持ち、ショッピングモールや駅ビルを中心に日本全国で店舗を展開、業界内で高いシェアを有している。一時期は積極的な出店攻勢を行い100店舗以上展開していたが、近年は消費者の好みの多様化、低価格ブランドの台頭等の変化する市場環境への対応が遅れ、また急速な新規出店に伴うコスト負担増加もあり、業績が大幅に悪化。
そのため、平成27年6月26日にCITIC Capitalをスポンサーとするプレパッケージ型の民事再生法の適用を申請。 AKジャパンは、アカクラが日本全国に有する店舗のうち収益性が高く今後更なる改善・成長が見込まれる60店舗を承継した。また、靴業界で豊富な経験を有する山田政弘氏を新しい代表取締役として選任し、新生アカクラとして事業改善に取り組む体制を構築している。
加えて、アジアを活用したサプライチェーンの構築、さらには旺盛なインバウンド需要を取り込むことで、事業基盤がより強化されると見込んでいる。CITIC Capitalは、アカクラが再び婦人靴業界のリーディングプレーヤーとして確固たる地位を構築し、将来に渡って持続的な成長を実現できるよう、アカクラの従業員の方々と一体となり同社の事業再生ならびに企業価値向上を積極的に支援していく模様。
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