ニューホライズンキャピタル株式会社(以下「NHC」)が管理運営するニューホライズン 2号投資事業有限責任組合(NH-2)は、再生支援を目的に統合型3DCG作成用ソフトウェア「Shade」の開発、販売を手掛ける株式会社 Shade3D(以下「shade3D 社」) への投資をShade3D社の株主等と合意したと発表した。Shade3D社の中期事業計画では2年後をメドに売上高を4億円、営業利益を 1 億円程度まで引き上げる計画との事。
NHC は、[1]「Shade」が初版以来30年の歴史を持つ国産唯一の3DCGソフトウェアとして現在も広く利用されている、[2]多数の登録ユーザーが存在し、教育機関の IT 授業教材としても広く採用されており、Shade3D社の破たんは既存ユーザーや教育現場に悪影響を与える 恐れがある、[3]万全の開発体制が維持され、バージョンアップ、新製品の開発が可能である、[4]3Dプリンターが本格的な普及期を迎え、3Dプリンティング制御機能の強化により「Shade」の利用層拡大が見込める――などの理由からShade3D社への投資を決定した模様。
NHCは、Shade3D社の親会社である株式会社 TIBANNE(破産手続中)及び関係会社である株式会社 MTGOX(破産手続中)の破産管財人との間でShade3D社の発行済株式の全部と債権の全額を譲り受けることで合意している。
また、別途増資を引き受けShade3D社の資 金繰りと新規事業参入による成長を支援していく方針。
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