ポラリス・キャピタル・グループ株式会社(以下「ポラリス」)が運営するポラリス第三号投資事業有限責任組合(以下「ポラリス・ファンドⅢ」)は、三井松島産業株式会社(以下「三井松島産業」)との間で、ポラリス・ファンドⅢ等が保有するクリーンサアフェイス技術株式会社(以下「CST」)の全株式(発行済議決権株式の 100%)を譲渡することで合意し、本日付で株式譲渡契約を締結したと発表した。
CSTは、1977年に国内初のマスクブランクス専業メーカーとして創業以来、国内外の有力マスクメーカーを顧客として、液晶(LCD)、半導体、有機ELを中心とした様々な用途のマスクブランクスの製造・販売を行い、各用途分野で高いシェアを誇るメーカー。
CSTは機械装置を内製化しながら長年に亘り事業展開してきたことで、世界トップレベルの技術を獲得しており、特に超大型液晶用・有機ELディスプレイ(OLED)用マスクブランクスについては独占的な地位を確保している。今後もマスクブランクス市場は、液晶用・半導体用共に着実な成長が見込まれることに加え、超大型液晶用・有機ELディスプレイ(OLED)用マスクブランクス領域における新たな市場の成長も期待されている。
ポラリスは、CSTが技術レベルの向上への取り組みや新製品開発を通じて、引き続きマスクブランクス業界における重要なポジションを維持し、継続的に発展していくことを確信し、今後は三井松島産業グループにおける新たな事業の柱の一つとなり、成長戦略を加速していくことが、将来の更なる企業価値向上に繋がるものと判断し、今回の株式譲渡を決定した模様。
なお、株式譲渡日は2017年2月1日を予定している。
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