株式会社アドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンド(以下、「APファンド」)が出資する特別目的会社は、株式会社やる気スイッチグループホールディングス(以下、「やる気スイッチグループ」)の全株式を譲り受けたと発表した。
やる気スイッチグループは、「全世界一人ひとりの"宝石"を見つけること、そしてそれを輝かせることを全力でサポートし、人々が"やる気スイッチ"を入れ、"自分力"を発揮しながら幸せに生きる社会の創造に貢献する」という理念の下、傘下の子会社を通じ、個別指導塾・英会話スクール・幼児教育・民間型託児保育などの運営を行っている。
展開ブランドとして、フルオーダーメイドの個別指導塾の「スクールIE」、英語が身に付く学童保育「Kids Duo」、知育と小学校受験指導の幼児教室「チャイルド・アイズ」、フォニックス(英語の発音とつづりの規則性をルール化した学習法)で学ぶ英語・英会話スクール「WinBe」、真の国際人を育てるバイリンガル幼児園「Kids Duo International」、科学の力で運動能力を伸ばすキッズスポーツ教室「忍者ナイン」を運営しており、いずれのブランドにおいても競争優位性と収益性を兼ね備えたフォーマットを確立している。特に、スクールIEは個別指導塾業界で高いシェアを有しており、FCを含め日本全国で1,027教室(2017年2月時点)を展開しております。また、共働き世帯の増加を背景にした学童・幼児の保育需要を取り込み、関東圏を中心に93教室を展開するKids Duoを始めとして、幼児教育分野においても事業展開を加速させている。現在、国内・海外ともに高い顧客の支持に支えられたグループ全体の売上高は約160億円、グループ全体の運営教室数は1,317となっており、スクールIEの安定した事業基盤と幼児教育分野における高い成長性を有している。
なお、やる気スイッチグループの事業基盤を40年に亘り築き上げてきた創業者の松田正男氏は特別目的会社に一部出資を行い、社長も続投する。やる気スイッチグループは今後、現役職員・APファンドが一体となって「第二の創業」を進めるとともに、将来の株式上場により、永続する企業として更なる発展を目指していく方針の模様。
また、今般の株式譲受に伴い、特別目的会社は株式会社リンクアンドモチベーション(東証1部上場、以下、「リンクアンドモチベーション」)からの一部出資も受け入れている。リンクアンドモチベーションは「モチベーション」を切り口としたコンサルティング会社で、傘下に小・中・高等学校を対象とした外国語指導講師の配置を行う民間最大手企業の株式会社リンク・インタラック、外国人材の採用・育成・生活サポートを提供する株式会社リンクジャパンキャリアを有している。リンクアンドモチベーショングループが得意とする外国語ネイティブ講師の採用・育成・生活支援機能の提供を通じ、やる気スイッチグループが展開する英語教育関連事業の成長・発展への協力が期待さ
れる。
APファンドは、やる気スイッチグループがこれまで築き上げてきた事業基盤を高く評価しており、今後、経営基盤の一層の強化と各ブランドの更なる発展を支援し、当グループの永続的な成長に貢献していく模様。
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