独立系投資会社ロングリーチグループ(以下、「ロングリーチ」)及び富士通株式会社(以下、「富士通」)は、ロングリーチが運用する投資ファンド傘下にある投資主体が保有する特別目的会社である FC ホールディングス合同会社(以下、「公開買付者」)が、富士通コンポーネント株式会社(以下、「富士通コンポーネント」)の普通株式に対し公開買付け(以下、本公開買付け)を開始することを本日発表した。
公開買付けに関連して、公開買付者は富士通コンポーネントの筆頭株主である富士通との間で基本契 約書(以下、本契約)を締結している。
富士通コンポーネントは、リレー等の電磁部品、コネクタ等の接続部品及びタッチパネル・キーボード等の入出力部品並びにその他電気応用機器の製造販売を主な事業内容としており、足許においては、国内外 の車載分野の需要増に伴い車載用リレー、車載用コントロールユニットが売上成長を牽引している。ロングリーチは、富士通コンポーネントが富士通グループの中で培った高度な技術開発力・製造ノウハウ、主要製品分野における業界有数の事業規模、多様な優良顧客との強固なリレーションシップ等の強みを高く評価しており、中長期的に成長が見込まれるリレー事業など、更なる事業成長のポテンシャルがあるものと考えているようだ。
ロングリーチは、これまで、パナソニックグループより譲り受けた三洋電機ロジスティクス株式会社や日立製作所より譲り受けたビアメカニクス株式会社等、大企業カーブアウト案件における投資実績、成功事例を有しており、これらを通じて培った経験を基に、第三者割当増資を通じた資金・資本面でのサポートに加えて、戦略立案・実行ノウハウ等の経営資源を提供するなど、あらゆる面から最大限の支援を行うことにより、富士通コンポーネントの強みや特徴を活かしながら、ロングリーチグループの事業成長を加速させていく。
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