コンサルファーム業界におけるBIG4と特色を解説

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就職や転職を検討されていらっしゃる方とお話をしていると、コンサルティング業界の「BIG4」という言葉を耳にすることがございます。

実際に戦略コンサルティングファームで働いている身としては、最初は「どの企業のことなのだろうか?」とすごく気になったのですが、お話を伺うと「デロイト トーマツ コンサルティング」「PwCコンサルティング」「KPMGコンサルティング」「EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング」を指していらっしゃるようでした。

その時は、なるほど「会計系ファームのBIG4」のことを言っていたのかと納得したことを覚えております。今回は、そんな「BIG4」について、どのような特色があるのか、戦略系コンサルティングとの違いは何なのかというテーマについてお話していきたいと思います。

そもそも何故BIG4と呼ぶのか?

まず、なぜBIG4と呼ぶのかということについてですが、実は、コンサルティングファームの規模として、会計系ファームの4社の規模がTOP4であるということではありません。
会計事務所の方はご存知の通り、世界の四大監査法人として「デロイト トウシュ トーマツ」「KPMG」「アーンスト&ヤング」「プライスウォーターハウスクーパース」が存在しており、会計の世界では、これら四社を一般的にBIG4と呼んでいます。

これら4社は元々、企業の財務状況の調査し、企業の健全性について監査する業務や、税務での支援サービスを提供することが一般的でした。しかし、更なる業務の拡大に向けて、ERP導入に伴うIT関連プロジェクトに乗り出したことに加えて、中小戦略コンサルティングファームの買収も実施することで、株式公開支援業務や、M&Aアドバイザリー業務、企業再生支援業務、IFRS導入支援などの会計士としての強みが活かしやすい領域から染み出す形で、コンサルティング業務を幅広く扱うようになりました。

特に最近では、デジタルの領域についても積極的な投資を行っております。
古くは、デロイトデジタルの日本展開に始まり、最近では17年10月にPwCコンサルティングが株式会社DMM.comと、デジタル分野における新規事業開発ならびに人材育成支援での協業を開始するなどの発表もございました。他にも、KPMGコンサルティングは11月1日より人工知能(自然言語処理など)を活用した人事業務の効率化・高度化に係るアドバイザリーサービスの提供を発表しております。

このように、現在では、従来の会計という領域を離れて、幅広い領域を融合する中で、コンサルティングファームとしても、非常にユニークかつ強力なプレイヤーになりつつある状況です。

戦略系コンサルティングファームと会計系コンサルティングファームの違い

最も、わかりやすい違いとして人数規模があげられます。
戦略系ファームの場合、マッキンゼー・アンド・カンパニーやボストン・コンサルティング・グループでは日本支社のスタッフは数百人規模です。一方で、会計系コンサルティングファームの「デロイト トーマツ コンサルティング」の場合は、2,000名を超える人員を抱えています。
そのため、1つのプロジェクトに対しても、戦略系ファームの場合は、4名前後のチームで構成されることが比較的多いですが、会計系ファームの場合は、10名規模のプロジェクトも存在します。

また、会計系ファームの場合は、戦略ファーム以上に業界ごとの配属が明確に早いタイミングで規定されることで、より高い専門性を身につけることができることも特色といえます。
更に、付加価値のつけ方としても、プロジェクトの人員が多いことをレバレッジして、実行支援を手厚く実施することで、戦略系ファームとの差別性を生み出せているという点もございます。

一方で、企業の中長期的な戦略の策定から実行までを、CxOと議論をしながら、描き、実行をするといったようなプロジェクトについては、まだまだ戦略コンサルティングファームに比べると少ないといったところはございます。
また、報酬体系についても、戦略コンサルティングファームに比べると少ないことは確かです。
企業による差分や業績によるボーナス部分での差分もあるため、一概には言えないですが、例えば同じマネージャークラスの場合、3割程度の報酬の差分はあることもございます。

最後に

今回は、会計系コンサルティングファームBIG4の特徴を戦略ファームとの比較の中で見てみました。近年は「会計」という要素はかなり薄れつつあるファーム、かつ次世代のコンサルティングに向けてアグレッシブに攻めているところもございます。
世の中がデジタルによって大きく変わってきたのと同様、今後コンサルティング業界も大きく変化していくことは間違いありません。コンサルティング業界への転職を考えていらっしゃる方は、是非一度、お話を聞いてみたうえで、候補の1つとしてご検討してみることをお勧めします。

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プロフィール

写真:戦略コンサルタント

戦略コンサルタント。

大学卒業後IT系スタートアップにジョインした後に戦略コンサルティング・ファームに転職。

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