注目ファームの現職コンサルタントインタビュー

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株式会社ボストン・コンサルティング・グループ

この数年で「ドラスティックな変化」を遂げたとパートナー木村亮示氏が語っていたボストン コンサルティング グループ(BCG)。
では、変化と進化を遂げたBCGでは、どんなコンサルタントが活躍しているのか?どのような案件と向き合い、どういった成果を上げているのか?
最前線で奮闘するプロジェクト・リーダーの竹森大介氏とコンサルタントの佐藤理恵氏から話を聞いた。

2005年に大手家電メーカーから転職したとのことですが、
実は面接を受けるまで転職する意志はなかったそうですね?

【竹森】その通りです。前職ではWebを活用した新しい販売手法の開拓もすれば、地方店舗での泥臭い営業活動も経験していましたが、総じて仕事は面白く、充実していました。BCGについては、名前は知っていても、どんな仕事をするのか詳しいところまではわかっておらず、知人の「受けるだけ受けてみれば」の薦めに乗って、軽い気持ちで面接に行ってみたのです。しかし、そこでの1時間のコミュニケーションで気持ちが一転しました。

面接での1時間で何があったんでしょうか?

photo_03.jpg【竹森】いわゆる面接とは異なり、ケース・ディスカッションの形でした。与えられた架空のケースについて、何をすべきか自分なりに考え、面接官と議論を重ねていくのですが、これがとにかく楽しくてしようがなかった。面接は合計で3回ありましたが、毎回楽しくて、BCGのサイトも真剣に読むようになりました。でも当時は、コンサルティングという仕事とは何なのか、BCGが志向するものとは何なのか、という部分はきちんと理解できていなかったはずです。それでも内定となったのは、おそらく私が面接を心から楽しんでいたことが伝わったからではないか、と今でも思っています。

充実していた前職を離れるという決断の鍵となったのは何だったのでしょう?

【竹森】私の前職に限らず、日本の多くの大企業では「じっくり成長」するのが当たり前になっているような印象があります。私自身、そこにあまり疑問を抱かずにいたのですが、BCGの面接を受けている間に、成長について考えるようになりました。「明日の自分、明後日の自分は、本当に今日の自分よりも成長しているだろうか?確信を持って自分は仕事をしているだろうか?」と。一方、BCGのことはまだきちんと理解していなかったものの、「ここでなら成長を実感できるのではないか」と思えた。たった1時間の議論であそこまで高揚感を得られた場なら、きっと成長できる。そう思えたのが大きかったですね。

実際に入社されて、その期待はかなえられましたか?

【竹森】少なくとも入社から2年は、あっという間でした。面接で感じた楽しさを毎日経験し、「昨日よりも成長できている」という実感を得ているうちに、気がついたら2年が経過していた、という感じです。自分なりに「なぜなんだろう」と考えたことがあるのですが、大きな理由は3つあったと思います。

1つは自分と同年代の仲間たちが、歴戦のつわものである40代のパートナーを相手に、言いたい放題に意見していたこと(笑)。前職もエレクトロニクス業界の中では自由な社風で有名でしたが、ここまで若手が上長と正面から向き合える環境はありませんでした。年齢や立場の上下など関係なく、誰もが目の前にある案件、プロジェクトと真摯に向き合って激論する。これは非常に楽しいです。

2つめは、単純に「すごい!」と思える人が何人もいたことです。素直な気持ちで「早く自分もこうなりたい。一歩でも近づきたい」と思えました。

3つめも少し似たポイントですが、皆が各々に違った視座の持ち主だったことです。1つの事象、1つの仕事を考える場合でも、ここまで違ったものの見方があるのか、と気づかされることが続きました。自分にとって未知のゾーンがたくさんある。これは面白いです。どんどん興味がわき、どんどん成長意欲が刺激されました。

入社からの2年と、その後とでは何が変わったのでしょう?

【竹森】先ほどもお話ししたように、当初の私は「この人のようになりたい」という気持ちを社内のパートナーやメンバーに抱いていたので、「誰と仕事がしたいか」を基準に希望する案件を決めていた部分があります。結果として、金融や消費財、産業財、食品など多岐に渡る業界のクライアントと仕事をすることができました。そうしているうちに気づいたのが、「もしも同じクライアントと長期に渡っておつきあいすることができたら、それによって初めて近づいていける大きなゴールがあるのではないか」という部分です。BCGにはそれを実践している先輩が多数いました。そこで、仕事のスタンスを3年目辺りから変え始めました。これ以降、現在に至るまで通信・メディア・ハイテクノロジー業界のクライアントとのプロジェクトを中心に担当しています。そうして、あらためて気づかされたのが、「すごい人」はBCG側にだけいるのではない、という事実です。クライアント側には驚くほど優秀な方々がいる。そんな当たり前の事実に気づいて以来、私に刺激を与えてくれる存在、学びや気づきをくれる存在の大部分がクライアントになっていきました。

「非常に優秀なクライアント」を相手に成果を出していくのは難しいミッションですよね?
多くの現役コンサルタントも同じ気持ちを持っていると思うのですが。

【竹森】たしかにタフなミッションですね。単に「勉強させてもらっている」だけでは、私たちの任務は遂行できませんし、クライアントからの期待にも応えられません。分析スキル・論理的思考力×業界の専門知識・経験などの能力で、クライアントをサポートするのはもちろんですが、私が特に強く心に思っているのは、「クライアントが表現していること」がイコール「そのクライアントが真に望んでいること」とは限らない、という点です。「もしかしたら、本当に望んでいるのは、こういうゴールではないですか?」という問いかけを、コンサルタントはすることができる。また、しなければいけない、とそう思うのです。

私は他のファームのことは詳しく知りません。けれども、BCGが多くのクライアントから支持して頂いているのは、クライアントによって問題解決の戦略や実行手法を変えていくカスタムメイドのコンサルティングを行っている点にあるのではないか、と考えています。クライアントの顔色をうかがって、賛同を得られるようにおもねるわけではありません。BCGはむしろその逆を行きます。たとえば明確なゴールが定まっているプロジェクトでも、そこへ向かっていく道筋は幾通りもあります。どの道を選ぶかについては意見が分かれます。時には優秀なクライアントが選んだものとは違う道筋を私たちは示します。激論を交わすことも珍しくありません。それもこれも、先ほどお話しした通り、クライアント自身が気づいていない「真に目指すべきもの」への意識があるからです。クライアントの成功を心から熱望しているからこそ、画一的な手法はとらず、カスタムメイドで考えていく。時にはぶつかり合いながら最善の道をともに探っていく。それがBCGへの信頼につながっているのだと自負しています。

では最後に、これからBCGに参画し、活躍しようと考えている人に
メッセージをお願いします。

photo_04.jpg【竹森】お伝えたいことは3つあります。1つめは、「この会社は面白いですよ」というシンプルなメッセージ(笑)。とにかく、ここでは知的チャレンジの連続です。社内にもクライアントにも「すごい人」がいて、今まで思いもしなかったような気づきを毎日得られます。当然、超えなければいけないハードルも非常に高くなっていきますが、そこで行う知的チャレンジが自己満足では終わらない。成果につなげることができれば、クライアントのビジネスや、もっと広く社会の営みにまで、自分のチャレンジが反映されていく。そんな体験をしてしまったら、きっと面白くてしようがないという気持ちになります。

2つめは私自身の経験も踏まえての話ですが、「自分に対する人事権を自分で持つ人生」のほうが楽しいですよね、ということ。自分自身がチャレンジしたいことを自分に仕事として割り当てると、一段高いモチベーションと責任感を持って仕事に臨めると思います。ですから、「次はこうなりたい」という将来に対する希望が漠然とでもあって、その実現をBCGであればできそうだと思うのならば、一歩踏み出してみてほしいと思うのです。踏み出すことで初めて気づくことがある。私の場合はまさにそうでした。

3つめは、強い気持ちを持つ方に来て欲しい、という私自身の希望です。BCGという会社を「優秀な人が集う人気企業」というようには捉えて欲しくありません。常にチャレンジがある会社だと、今お話ししたばかりですが、それはつまり、毎日成長をしていかないと務まらないタフな仕事が待っているということでもあります。生半可な気持ちでは務まりません。強い意志と誠実さを持った真摯な仲間と一緒に、楽しみながらチャレンジを繰り返し、ともに成長していきたい。私はそう思っています。

最後に、これは私個人の流儀なのですが、「いついつまでに、こうなっていたい」というようなビジョンを私はあえて描いていません。今日よりも明日、明日よりも明後日、自分が成長していくことに全力を傾けているつもりです。ある程度成長してみなければ開けていかない視野というのがある、と信じているからです。それを教えてくれたのもこのBCGという会社。私のこの流儀を押しつける気持ちはありませんが(笑)、あまり最初から「こうなりたいからBCGに」とは思わないでいてくれると嬉しいですね。成長途上の私たちが今想像できるような「こうありたい」を、大きく超越してしまうような可能性を、BCGでの日々は与えてくれる。少なくとも私はそう信じています。

転職支援をしているキャリアインキュベーションの転職者向け企業インタビュー記事です。BCGへの転職を考えている方などにぜひ読んでいただきたい情報が満載です。この記事では、BCGの企業風土やBCGが求める転職者人材像などをBCGの最前線で活躍しているコンサルタントが語ります。自らも転職してBCGに入社したコンサルタントへのインタビューですので、BCGへの転職を考えている方には転職後の自分の姿がイメージしやすいでしょう。

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