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現職コンサルタントインタビュー

株式会社ドリームインキュベータ

DIとの出会いはNY留学中の頃だったと聞きました。外資系ファームからのオファーもあったけれど、断ったそうですね?

【宮内】もともと総合商社に入社をしたのも、「世界を舞台に、日本企業が海外勢と伍して戦い、勝ち抜いていくうえで貢献できる人間になりたい」という意識があってのことでした。外資系ファームに身を置き、いわゆる"コンサルティングスキルを磨く"というよりは、、日本発の思想と手法で"日本の産業をプロデュースする"、というDIに気持ちは固まっていました。ですから、何の迷いもなく外資系からのオファーはお断りしたんです。

宮内さんは、これまで主に環境・エネルギー分野でBPをしてこられたようですが、インダストリーごとに担当があったりするんでしょうか?

【宮内】そこは誤解しないでほしいのですが、DIは、よくある業種カテゴリーごとに縦割りで担当分けがされている会社ではありません。根底には常に「日本が勝てるかどうか」というモノサシがあります。そのモノサシで現代のビジネスを俯瞰した時、今私たち日本が力を発揮できるフィールドは環境・エネルギー、IMC(インターネット、モバイル、コンテンツ)、一部の消費財という3つだ、という判断のもと、緩やかにミッションが分かれているに過ぎません。今後、違う領域で日本が勝てると判断できたなら、迷わずそこでも私たちは価値を創っていこうとします。

今、宮内さんは豊田市の低炭素社会実現のプロジェクトを担当されているそうですね?非常に巨大で複雑なプロジェクトかと思いますが。

photo_03.jpg【宮内】スタート地点は"グリーンシティ構想"でした。あくまで、日本の産業が実現すべき構想ありきで、DIが中心になって官民の様々な価値や技術や発想を巻き込み、参加してもらい、本当の意味でグリーンシティを創り上げていく。要素技術をどう活用・グローバル展開していくかを考えていくのも重要なミッションですが、まずはあるべき社会システムの定義が先だと。そんな私たちのBPチームの提案と想いに、経産省や、今のお客さまであるトヨタさんを初めとする30を超える日本の有力企業さまが、賛同してくださった。その結果として、今の巨大プロジェクトがあります

島崎さんからも「クライアントから課題をもらって、それを解決するだけがDIのミッションではない」のだと聞きました。
豊田市のケースもまさにそれなんですね?

【宮内】そうです。もちろんトヨタさんという、強大な力を持ち、世界で勝ち抜いていけるお客さまあってのことにはなりますが、そもそもの提案や発信はDIが担う。そこにトヨタさんの同意と優れた発想と絶大な技術力とが加わることで、初めてプロジェクトの形が見えてくる。その後は、DIのBPが多様な参加者を巻き込みながら、現実味のある新規産業案件、社会的プロジェクトとして動かしていくことになったんです。

こうした構想づくりの提案を自ら行っていくためには、日頃から様々な技術領域に通じたメンバーとともにプランを練っていくR&Dの体制も必要ですが、DIではそれが当たり前に機能しています。そこは他の外資系ファームとは大きく違いますね。

そのためには、かなり多様なバックボーンの持ち主も必要なはずです。

【宮内】その通りです。DIには私のような商社出身もいれば、コンサルティングファーム出身、政府系金融機関出身、官僚出身、技術領域出身など、実に多様なバックボーンの持ち主が揃っています。もちろん、DIがどんな案件でもいつも構想レベルの大きな提案をするとは限りません。お客さまが保有している知識や技術があってこそ成立する局面も多いですし、その中で我々も学び、成長しています。そうした環境があればこそ、他では想像もしないような大きな産業プロデュース構想というものも、当たり前のように出てくるんです。

まあ、こんなに夢のある仕事をやるんですから、大変ではありますよ(笑)。知らなければいけないこと、やらなければいけないことは山積しています。それでも「面白い!」と思える人間ばかりがDIにはいるということ。働き者のやんちゃ坊主の集団、というところでしょうか(笑)。

実際に巨大な案件をプロデューサーとして回していくとなると、本当にタフで、常に汗をかく仕事になるんですよね?

【宮内】汗はかきますし、頭も使い切りますが、ミクロなテーマのために奔走するようなことはありません。あくまでもプロデューサーとして機能することが求められるので、「実行までやります」と標榜している他のファームのような汗のかき方とは違います。そこは理解してほしいところです。

今後の夢や課題について、どう考えていますか?

photo_04.jpg【宮内】とにかく、日本が世界と戦っていけるように貢献すること。それしか頭にはありませんが、そうして考えていくと日本が得意としてきたモノづくりのステージだけを追求していてはいけない。そう思っているので、私個人としては、いつのことになるかは別として、今とは違うステージで可能性を追求してみたいと考えています。

やはり、技術という価値を工業製品のような価値に落として、それを販売していくことになれば、成長著しいアジアの国々との価格競争になりがちです。そこでも勝利することを追いかけつつ、それとは別のフィールド、日本ならではの文化とかホスピタリティの高さというものを、たとえば製品ではなくサービスに落とし込んで、真似のできない価値に仕上げ、それを輸出していくような産業に関わることができたなら、私自身もまた一歩成長できると思っています。

最後に、ここまでうかがったこと以外にも、DIならではの魅力があれば、教えてください。

【宮内】たくさんありますよ(笑)。でも1つ挙げるとすれば、自ら自分たちの組織を作っていける、ということですね。やはり外資系のグローバルファームとなれば、米国や欧州にあるヘッドクオーターが自社の組織作りや、将来に向けた施策を決定していくはずです。もちろん日本のブランチで成果を上げ、世界で実績も積み重ねていけば発言力も得られるし、ヘッドの一員として関与できる可能性もあるでしょう。けれども、皆が皆そうなるとは限らない。しかしDIの場合は、すべて自分たちが主体です。

DIというやんちゃな集団を、将来どう成長させていきたいか。それについて、パートナーやマネジャーといった階層など関係なく、自由に意見が言えます。だからこそ「自分たちのものなんだ」という愛着や情熱も全員にある。これは外資系ファームにはないはずです。自分が成長することで、お客さまに価値を届けたい、そしてDIの成長にも貢献したい、そうしていく中で、日本の発展に強く関わっていきたい......そういう熱い想いを、本気で実現できるんだという空気がここにはあるんです。

ですから、少々タフな仕事が待ち受けてはいますが(笑)、こんな集団の一員になりたい、と思える人がいれば、ぜひ参加して一緒に日本を盛り上げていきたい、と思っています。

プロフィール

写真:島崎 崇  氏

島崎 崇 氏
執行役員

早稲田大学卒業後、国内系大手SI企業に入社。SEとして経験を積んだ後、自費で慶應ビジネススクールに入学。MBA取得後は、自社の経営企画やR&Dに携わり、技術者としてのキャリアよりも、経営寄りの領域でのチャレンジを志すなか、DIの存在を知り、2006年に転職。一貫して新規事業創造/事業プロデュースのプロジェクトで成果を上げる。近年は、アーキテクチャ戦略、R&D戦略の案件などの「イノベーションを生み出す仕組み創り」にも注力している。

写真:宮内 慎 氏

宮内 慎 氏
マネージャー

東京大学卒業後、国内大手総合商社に入社。ASEAN・旧ソ連域および国内を対象に、各種産業財・消費財のマーケティング・SCM構築案件を手がける。「海外に出て、より一層、日本が世界と伍していく貢献がしたい」との意志から、米国ニューヨーク大学スターン校へ留学。MBA取得後、自らのビジョンを体現するべく2008年にDIに転職。ビジネス・プロデューサーとなって、主に環境・エネルギー分野において新規事業立ち上げ、中長期戦略の構築~実行、マーケティング・営業戦略の実行案件等を手がけ、政府とも連携した巨大プロジェクトを担ってもいる。

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