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EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(旧:EYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社)の転職・採用・求人について

パートナーインタビュー

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(旧:EYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社)

※当取材記事は2019年8月時点での法人・組織名での内容になります。
※2020年10月1日付でEYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社とEYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社は統合し「EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社」となりました。

Big4の一角、EY(アーンスト・アンド・ヤング)のメンバーファームであり、M&A戦略の実行支援を中心とした企業の成長戦略策定のためのコンサルティングサービスを提供しているEYトランザクション・アドバイザリー・サービス(以下EYTAS)。
そこに2018年から新しい胎動が生まれ、改めて注目を集めている。
戦略コンサルティング部隊であるEYパルテノンの日本での発足や、M&Aアドバイザリーや戦略コンサルティング業界で高い成果を上げてきた田村晃一氏のシニアパートナー就任など、日本におけるEYTASは数々の変化で次なるステージへと向こうとしているようだ。
「ディスラプティブ・リーダー」という異名まで持つ田村氏の加入で、いったいEYはどう変わろうとしているのだろうか?
そして、どんな人材の参画を望んでいるのだろうか?

事業ポートフォリオマネジメント等の課題に悩む日本の経営者。
EYのメンバーは、彼らにとっての白州次郎になるべき

これまでBig4の他ファーム2社で実績を上げるなど、内外のコンサルティング領域で注目され続けてきた田村晃一氏のEY入りは話題を呼んだ。日本におけるEYのプレゼンスは盤石だが、ひときわ高い情熱の持ち主としても知られる田村氏の参画によって、どんな化学変化が起きるのか、注目されてもいる。

「非常に恵まれたジェネレーションだったと、自分でも思っています。M&Aディールにいち早く注力をした1990年代のほとんどを米国ニューヨークのPrice Waterhouse(PwC)に籍を置き、90年代後半よりアジア・日本において欧米の有力PEファンドやベンチャーキャピタルが一気に日本に渡ってきた時代を体験することもできました。その後、日本上陸時のカーライル・グループに参画し、CDP Capitalを経て、2008年3月よりデロイトに参画すると、グローバルM&A・ファイナンシャルアドバイザリー事業を急拡大させていく時代に携わることもできました。デロイト・ユニバーシティ設立時には、リーダーシップ育成プログラムの Deanとして リーダー・タレント育成にも従事した私としては、次なるチャレンジの場を求めていたとも言えます。そんな時に声をかけて頂いたのがEYトランザクション・アドバイザリー・サービス(以下、EYTAS)だったのです」

こう自身でふり返ったように、常に次の時代につながるようなホットで尖ったマネジメント、コーポレートファイナンス、戦略コンサルティングの潮流の先端を走ってきた田村氏。現在の日本企業が置かれている局面についても、以下のように解き明かす。

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「昨今の日本の経営者にとって、プライオリティの高いアジェンダは安全保障や経済安全保障、地政学的な世界秩序の大きくシフトする中で企業を将来に導く事業戦略であり、事業ポートフォリオマネジメントです。将来の事業形態を明確に見据えての事業ポートフォリオの最適化およびフルポテンシャルプログラムともいわれる事業価値最適化に向けた積極的なビジネスのポートフォリオ経営のことなのですが、現状を言えばなかなか思うように進んでいません。問われているのは、経営者自身が今後のビジネスの向かうべき道筋を明確にして、事業ポートフォリオの積極的改革や入れ替え、事業価値の改善と最適化のアクションに結びつけていくこと。

しかし、昨秋EYが実施した調査結果に基づく分析によると、6割以上の企業が6カ月ごとにポートフォリオのレビューを行うようにしているものの、実際に事業ポートフォリオの入れ替えやフルポテンシャル化(将来の事業機会を加味した事業の最適化)を積極的に実行できている経営者は少ないようです。つまり、アドバイザリーやコンサルティングを担う我々にしてみれば、やらなければならないこと、貢献できることはたくさんあるということです」

こうした問題意識も高まる中、少し前に、EYのグローバル幹部から1つの質問を投げかけられたのだと田村氏。

「『日本のEYを本気で改革するとしたら、何をすべきだと思う?』と単刀直入に尋ねられました。ですから私も正直にこう答えました。『今、日本のEYに必要なのは白州次郎ですよ』と」

白州次郎とは、戦後の間もない日本で、当時の首相・吉田茂の右腕となって活躍。マッカーサー率いるGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)からも「従順ならざる唯一の日本人」として一目を置かれながら日本の復興に貢献し、今なおそのスタイリッシュなライフスタイルも相まって、カリスマ的人気を誇る人物だ。

「要は吉田茂さんのような、日本から生まれ出るグローバル・リーダーに寄り添い、支え、正面から向き合って堂々と意見をしていけるような存在。それが今の日本には不可欠だと考えていました。とりわけ外側から見てきた日本のEYは、良い意味ではありますが"静かなる巨人"のような印象で映っていましたので、変えたいというのなら白州次郎のような人材を次々に輩出していくような集団になるべきだと伝えたのです」

そして、「それならばあなたが率先して変えてください」というオファーを受け、参画を決めたという田村氏。はたして、何をどう変えていこうというのだろうか。

EYの最大の強みはヒト。新たな戦力とともに局地戦で勝利を上げながら、
これからのEYを発信していく

「今、日本という国も、株式会社ニッポンも、ともに変化を求められています。先ほど挙げた安全保障や地政学的なグローバル課題を加味した事業ポートフォリオマネジメントにおける挑戦ばかりでなく、日本のリーダーたちは人工知能(AI) やデータの活用、自社による事業創造やM&A戦略を通じた変革、成長戦略やコーポレートファイナンス、内部監査の改革などなど、多くの課題に緊急感を持って取り組む必要性に迫られています。

あまりに多くの課題が同時に存在しているために、取り組むべき事はわかっていても、何から手をつけたら良いのか、どのような順序で、どこに向かって動き出せばいいのかがはっきりと見えてこない状況を抱えています。EY Japanがグループとしてまず成すべきことは、『ここに向かってこのような順序で進んでいきましょう』という戦略の方向性を明示すること。そして第二に、多くのライバルがそれぞれの強みを活かそうとしている中で、EYもまた局地戦で打ち勝っていける力を、今まで以上に強化すべきだと考えています」

EYTASへの参画から1年超が経過した田村氏に、改めて実感しているEYの強みとは何なのかを問うと「ヒトです」というシンプルな答えが返ってきた。

「同じBig4と比較をした場合、あるいは戦略に特化したグローバルファームと比較をした場合には、局面次第で優勢なものもそうではないものも当然あります。しかし私が実感しているのは、ここには本当に優れたヒトが集まっているということ。そして言うまでもなく、突出した総合力もあります。

今後、これまで以上にコンサルティング分野とM&A分野の力が二人三脚で「One EY」として機能し始める時に、他ファームを驚かすほどのチーム力の相乗効果を出していくことは可能だと考えています。しかも、戦略ファームの最前線で高い実績を上げてきた小林暢子さんや、デジタルトランスフォーメーションに精通する中川勝彦さんのように、局地戦でしっかりと違いを出していける優れたタレントを持つ人材が顔を揃え始めています。私としても前職でリーダー・タレント育成にエネルギーを注いできた自負がありますから、このグループが持つヒトという強みとチーム力にさらなる磨きをかけていきたいと思っています」

ニッポンが向かうべき方向。その指針をさし示しながら、経営者にとっての白州次郎になっていく。頻発する専門性を問われるような局地戦のコンサルティングやアドバイザリーにおいて、着実に成果を上げていきながら、新しいEYTASの存在感を発信し、持ち前のチーム力と総合力を存分に活かして、さらなる成長カーブを描き出していく......。パッションで知られる田村氏らしいビジョンの中で、何よりも鍵を握っているのがヒトだということも判明した。では、今後のEYTASに、どのような人材の参画を望んでいるのだろうか?

エキサイトメント、ディスラプション、イノベーション
それが新しいEYTASのキーワード

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「おそらく今までのEY JapanやEYTASが発信してきたものとは異なることを言わせてもらいますが、それが私流なのでご理解頂いた上で聴いてください」

微笑みながら、こう前置きした田村氏は、独自の「求める人材像」について、以下のように語った。

「エキサイトメント、ディスラプション、イノベーション。この3つは保証します。私はあちこちで『きみはディスラプティブ・リーダーだね』などと言われている人間です。そんな人間があえてEYTASに来たわけですから、この3つを保証できる環境と体制とヒト作りに注力をしています。

もちろんEYが本来持っている力やダイナミズムに魅力を感じて頂ける人にも参画してほしいと思っていますが、田村という、ちょっと変わった面白い人間と一緒にやってみたい、と感じる人にもぜひ加わってほしいと思います。エキサイトメント、ディスラプション、イノベーションの3つは、多くのクライアントのリーダーたちが期待し、望んでいることでもあるのです。ですから、ともに創造的破壊と変革とを実現し、そこにエキサイトしてくれるような人材とともに戦っていきたいと思っています。全てはヒトに始まり、最後にはやはりヒトなのです。」

プロフィール

写真:田村 晃一 氏

田村 晃一 氏
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(旧:EYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社)
グローバルTASトレードルート統括 TAS日本マーケッツ統括 シニア パートナー

2018年5月にEYに参画する以前の10年超、グローバルコンサルティングファーム最大手において、商社・プライベートエクイティファンド・セクター統括、グローバルリードクライアント統括パートナーとして、数多くの複数国関与の複雑な大型クロスボーダープロジェクトを成功に導く。リーダーシップ・タレント育成に情熱を持ち、さまざまなリーダー育成プログラムのリードファシリテーターも務める。2010年〜2013年のロンドン駐在時には日英欧ファイナンシャルアドバイザリー業務統括。1992年より大手コンサルティングファーム、グローバルプライベートエクイティファンド等において、プライベートエクイティ投資、M&Aアドバイザリー、マネジメントコンサルティング、およびアシュアランス業務に従事。

この企業へのインタビュー一覧

  • [注目ファームのコンサルタントインタビュー]
    EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(旧:EYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社)
    EYパルテノン パートナー 小林 暢子 氏 / オペレーショナル リストラクチャリング(OR) ディレクター 中山 貴司 氏 / バリュエーション、モデリング アンド エコノミクス(VME) マネジャー 奥山 浩平 氏(2019.7)

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