コンサルティングファーム パートナーインタビュー

画像:株式会社ボストン・コンサルティング・グループ

株式会社ボストン・コンサルティング・グループ

経営戦略コンサルティングファームの頂点に位置し続けるボストン コンサルティング グループ(BCG)は1963年に創業。以来、時の経営の最前線を切り開き、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント、エクスペリエンス・カーブなど、後の経営変革のスタンダードとなるコンセプトや手法を全世界に浸透させてきた。
現在は42カ国に及ぶグローバルネットワークを基盤に、世界中のクライアントの課題解決を各国オフィスが協業する形で支援。その中で東京オフィスは、米国に次ぐ世界第2の拠点として1966年に開設。以後、目覚ましい成果を築いてきた。多くの日本の企業がグローバル競争下での闘いを本格化させた近年では、クライアントとより真摯に向き合うべく、BCG自身も変化と変革を自らに施してきたという。
では「今」のBCGとは、どんな組織なのか?どんなアプローチをとっているのか? そこで求められる人材像はどんな姿なのか?パートナーの木村亮示氏に聞いた。

すべての企業が「存亡に関わる課題」と直面。
そんな「今」、コンサルタントに必要なものとは?

コンサルタントとして、木村氏は幅広い業種やテーマと向き合っている。そんな木村氏の目に「企業経営の"今"」はどう映っているのだろうか?

photo01.jpg「たとえばハイテク産業。とりわけエレクトロニクスの領域では、日本が世界のリーダーでした。しかし今、韓国企業などが飛躍的に伸びている。そんな状況下、世界市場で勝負をしていくにはどうすればいいか、すべての企業が頭を悩ませています。

また、メディア産業においては、TwitterやFacebookといったソーシャルネットワーク、インターネット系のメディアが拡大し、影響力を強めています。これまで情報の受け手でしかなかった個人が、自ら情報発信も行っていく時代に、メディア関連企業は何をすべきか、その方向性を探っています。

以上はあくまでも一例ですが、現在、業種を問わず多くの企業が重大な経営上の分岐点を迎えています。さらに言えば、これは必ずしも日本企業に限定した話ではありません。一言でいえば、今という時代は、日々刻々と変化する経営環境の中で、あらゆる企業が存亡に関わるような局面を迎えて、大きな課題に立ち向かっているのです」

当然のことながら、コンサルティングに対する期待値もまた大きく重い。すべてのコンサルタントが、常に難局と向き合っていくことが求められている、と木村氏。

「日本は"輸出国"だったわけですから、グローバルという言葉は何もここ数年で突然、企業経営のテーマになったわけではありません。しかし、ほんの数年前から状況は一変しました」

良質の商品を作ればよかったシンプルな時代から、それを所得水準が全く異なる国の顧客に向けてどう低コストで製造するか、が問われるようになった。新興国を消費市場として捉え、成功するにはどうすればいいか、流通網はどう確保するか、現地の拠点にどういった人材や資源を配分すればいいか、も考えなければいけなくなったのだと木村氏。しかも、こうした経営課題を一部の大企業だけでなく、あらゆる業種のあらゆる規模の企業が口にするようになったのが、ここ数年の大きな変化だと指摘する。

「急成長する新興国の市場で、どう世界のライバルと戦えばいいのか。あるいは、成熟した欧米市場で、どんな新しい試みを展開すればいいのか。というように、現代の『グローバル』は、あらゆる企業が複雑多様なテーマをいくつも抱えている。私たちコンサルタントに求められる期待の水準も、数年前とは比較になりません」

個々の専門性だけではなく、 求められるのは組織の力を有効に統合していく力

現代ならではの厳しさを指摘してきた木村氏だが、「だからこそBCGは価値を提供できている」のだと胸を張る。「まだまだ足りないくらいだと考え、さらに成果を上げていく」と表情を引き締める。実際、「戦略系大手」と一括りにされる複数のプロフェッショナルファーム、グローバルファームの多くが、その実績を伸ばしきれずにいる近年でも、BCGの東京/中部・関西オフィスは着実に成果を上げ、成長を続けている。

photo02.jpg「現代のクライアント企業が抱えている問題点は、決して一人の手に負えるような課題、命題ではないのですから、組織の力が問われます。私たちが仲間として迎えたい人というのは、いくつもの専門領域でエキスパートになれる人ではありません。そうした強みの領域は1つか2つあればいい。もっと大切なのは、BCGという組織が持っている力、自分以外の優秀なメンバーが持っている力を、引き出し、束ね、そしてクライアントに変化をもたらせる人です。そして実際、そういう組織の力を有効に統合してアウトプットに結びつけているコンサルタントが多数いるから、私たちは成長を続けているのです」

こうした話の流れの中で、木村氏は「いくつか懸念がある」と漏らした。それは、最近訪れる志望者の中に「誤解している人がいる」という懸念。コンサルティングという仕事の内容、さらにはBCGという組織の特性についても、取り違えている人がいるというのだ。

「たとえば面談などで、コンサルティングという仕事をどう考えているか尋ねると『企業から悩みを相談され、その課題を解決するのがコンサルタントですよね』と答える人がいるのです」

たしかに間違いではない、と語る木村氏。だが、この返答では重大な問題を見失っているというのである。

「私は若い人たちを相手に話す時、よく『コンサルタントは経営のお医者さんです』とたとえます。先の返答だと、患者さんの側が『胃炎にかかったので胃薬をください』と言いに来るようなもの。こんなに楽な患者さんはそうそういませんよね(笑)。自分で診断して、処置まで指定してくるのですから、医者は胃薬をただ処方すればいい。しかし、企業経営において、こんなことはまず起きません。胃薬だけで健康になる患者さんも、まずいません」

プロフィール

木村 亮示 氏
パートナー&マネージング・ディレクター

京都大学経済学部卒業、フランスHEC経営大学院にてMBA取得。高校時代の留学、大学時代の活動をきっかけに、海外と関わる活動を志望。国際協力銀行で主にODA(政府開発援助)の実施に携わった後、「さらに厳しい場で自分を鍛えたい」との望みからBCGへ。マネジャー時代の2年間のパリオフィス勤務を経て現在に至る。ハイテク・メディア・通信の領域、新興国市場での戦略実行などの分野において活躍している。BCGの事業戦略研究チームの日本の責任者。

BCGの採用に関する情報を掲載しています。BCGで活躍できる人材像など、BCGでの採用に役立つ情報が満載。
BCGでは積極的に採用を実施しており、BCGへの転職を目指す方にとって必見の内容になっています。
このページでは、 株式会社ボストン・コンサルティング・グループ パートナー&マネージング・ディレクター木村亮示氏へインタビューし、BCGの採用情報をお探しの方へ役立つ情報を掲載しています。BCGのコンサルタント採用へ応募されたいという方、BCGの採用のことならBCGの採用情報が豊富なキャリアインクへお気軽にご相談ください。

無料登録・転職相談

メールマガジン登録