総合商社の2018年4~6月期決算は三菱商事、伊藤忠商事、丸紅の3社が四半期過去最高益と好調。
8月2日、3日に総合商社大手5社の2018年度第1四半期決算が出そろい、三菱商事、伊藤忠商事、丸紅の3社が四半期での過去最高益を計上、他2社も前年比で大きな増益に。
資源系の伸びに加え、自動車や化学品、農薬などの非資源分野も伸ばしたことで、収益構造のバランスが改善された印象。
● 三菱商事
2018年第1四半期(4~6月)の純利益2044億円(前年比+866億円の増益)と第1四半期としては過去最高。
資源系を743億円と伸ばす一方、非資源系の利益も1202億円と安定した利益体質に。
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/ir/library/earnings/fs2018.html
● 三井物産
2018年第1四半期(4~6月)の純利益1184億円(前年比+76億円の増益)と好調。
エネルギー・化学品が堅調、非資源系の利益も600億円超に。
https://www.mitsui.com/jp/ja/ir/library/meeting/2019/index.html
● 伊藤忠商事
2018年第1四半期(4~6月)の純利益1134億円(前年比+52億円の増益)と第1四半期としては過去最高。
機械の微減を除き全セグメントで前年同期比増益を達成と力強い。
https://www.itochu.co.jp/ja/ir/financial_statements/2019/
● 住友商事
2018年第1四半期(4~6月)の純利益914億円(前年比+131億円の増益)と好調。
資源・鋼管など増益、非資源ではリースや電力EPC、メディアICT、不動産も堅調。
https://www.sumitomocorp.com/ja/jp/ir/report
● 丸紅
2018年第1四半期(4~6月)の純利益868億円(前年比+331億円の増益)と第1四半期としては過去最高。
エネルギー・金属、農薬等が大きく伸ばし、食料を除き全セグメントで前年同期比で増益を達成。
https://www.marubeni.com/jp/ir/finance/
今後は米中貿易摩擦の影響懸念や、銅や原料炭など一部の資源価格が下向き傾向にあること等から各社の通期業績予測は据え置きとなった。
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(阿部)