◆設立から10年以上経過している企業
ネクセラファーマ株式会社(設立:1990年)
ネクセラファーマは、Gタンパク質共役受容体(GPCR)を標的とした創薬に特化したそーせいを母体としています。英国のHeptares社を買収し、独自のStaR技術を活用した創薬プラットフォームを確立。アストラゼネカやファイザーなどの大手製薬企業と提携し、グローバルな創薬展開を進めてきました。2024年1月にスイスのイドルシアファーマの日本法人を買収し、社名をイドルシアファーマに改め事業を開始しています。日本初のバイオベンチャーの新たな展開として注目を集めています。
公式サイト: https://www.nxera.life/jp
ペプチドリーム株式会社(設立:2006年)
ペプチドリームは、独自のペプチド創薬プラットフォーム「PDPS」を活用し、特殊環状ペプチドを用いた新薬の開発を行っています。国内外の製薬企業と多数の共同研究を展開し、創薬パイプラインを拡充。東証プライム市場に上場しており、安定した経営基盤を有しています。
公式サイト: https://www.peptidream.com/
シンバイオ製薬株式会社(設立:2005年)
シンバイオ製薬は、希少疾患やがん領域に特化した医薬品の開発・販売を行う企業です。バイオベンチャーながら、自社での販売体制を構築しておりバイオベンチャーから製薬企業へと進化の道を歩んでいます。自社開発とライセンス導入を組み合わせた戦略で、パイプラインを拡充しています。また、定年が長いことでも有名です(72歳)。
公式サイト: https://www.symbiopharma.com/
◆設立から5年~10年未満の企業
Heartseed株式会社(設立:2015年)
Heartseedは、慶應義塾大学発のバイオベンチャーで、iPS細胞を用いた心筋再生医療の開発を進めています。心不全治療を目的とした細胞製品「HS-001」の臨床試験を実施中で、国内外の製薬企業と提携し、事業を拡大しています。
公式サイト: https://heartseed.jp
Chordia Therapeutics株式会社(設立:2017年)
Chordia Therapeuticsは、がん領域に特化した創薬ベンチャーで、RNAスプライシング異常を標的とした分子標的薬の開発を行っています。独自の創薬プラットフォームを活用し、複数のパイプラインを進行中。国内外の製薬企業との提携も積極的に進めています。
公式サイト: https://www.chordiatherapeutics.com
株式会社タウンズ(設立:2016年)
タウンズは、感染症の迅速診断キットを開発する企業で、新型コロナウイルスの検査キットで注目を集めました。独自の技術を活用し、短時間で高精度な診断を可能にする製品を提供。国内外の医療機関や企業との連携を強化し、事業を拡大しています。
公式サイト: https://www.tauns.co.jp
◆設立から3年以内の企業
株式会社サイキンソー(設立:2022年)
★サイキンソーは、腸内フローラ解析を基盤に、個別化医療の実現を目指すスタートアップです。独自の解析技術を活用し、個人の腸内環境に基づいた健康提案を行っています。万博関連イベントでの実証実験にも参画し、注目を集めています。
公式サイト: https://cykinso.co.jp/
ノイルイミューン・バイオテック株式会社(設立:2021年)
ノイルイミューン・バイオテックは、独自のPRIME技術を用いたCAR-T細胞療法の開発を行う企業です。武田薬品と提携し、がん免疫療法の臨床開発を進めています。2023年には東証グロース市場に上場し、資金調達を強化しています。
公式サイト: https://www.noile-immune.com/
株式会社メトセラ(設立:2023年)
メトセラは、再生医療分野での新技術開発を目指すスタートアップで、心不全治療を目的とした細胞製品の研究開発を行っています。ロッテホールディングスのCVCから出資を受け、事業を展開しています。
公式サイト: https://metcela.com/