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番外編:バイアウトファンドの採用(ファンド側の視点)

前回まではバイアウトの採用について書いてきました。

バイアウトファンドの採用を担当してみてわかった3つのこと
1.情報収集と思考の整理編
2.面接での質問編
3.財務モデル編

読んで下さった方々の中には、「結局、ファンドは、どのような判断軸で採用を決めているの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。この質問に対しての回答としては、「ファンドによって異なります」になります。コラム「バイアウトファンドの採用を担当してみてわかった3つのこと(財務モデル編)」に書いた通り、ファンド側で採用したい人物像があるからです。

では、候補者がファンド側で採用したい人物像と合致していた場合は、何が決め手になるかというと、やはりバイアウトファンドに向いている人を採用することになります。コラム「バイアウトファンドの採用を担当してみてわかった3つのこと(財務モデル編)」に書いたように、バイアウトファンドに向いている人は、ハード面、ソフト面の両方を兼ね備えた人です。実際、面接の現場では、ハード面とソフト面を両方重視して候補者を評価しています。

仮にファンド側の採用したい人物像が20代とします。応募者の中に評価の高い2人の候補者がいました。この候補者2人をAさん、Bさんとした場合、AさんはBさんよりもハード面が優位であるけれども、ソフト面はBさんの方がAさんよりも高評価だとします。どちらを採用するかと言われると、個人的な意見となりますが、Bさんを採用します。なぜなら、ハード面は入社後に強化することが可能だからです。

コラム「バイアウトファンドに向いている人 3[必要不可欠なハードスキル]」で書いた通り、バイアウトファンドにはバイアウトファンドで必要とされるハードスキルが不足しているバックグラウンドの方々も活躍しています。これらの方々は、自ら足りないハードスキルを習得してきました。コラム「バイアウトファンドに向いている人3」に書いたように、ハード面の分析ノウハウや知識が1つでも欠けると、活躍の場が限定的となってしまいます。そのため、バイアウトファンドで必要とされるハードスキルが不足しているバックグラウンドの方々は、バイアウトファンドの入社前後で時間をかけてハードスキルの勉強をしていき、ハード面の補完を行っています。

バイアウトファンドに強い関心があり、就業経験の関係上、ハード面に自信はないけど、ソフト面は自信がある方がいらっしゃいましたら、上記の通り、バイアウトファンドの入社前後の努力でハード面の強化は可能ですので、是非ともバイアウトファンド業界にチャレンジしてほしいです。

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プロフィール

写真:戦略コンサルタント

PEファンド/ファンドマネージャー

大学院修了後、大手投資銀行 投資銀行部門で経験を積んだ後、独立系PEファンドに転職。

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