株式会社地域経済活性化支援機構(旧「株式会社企業再生支援機構」。以下「機構」)は、機構の保有する株式会社グランビスタホテル&リゾート(以下「グランビスタホテル&リゾート」)の全株式を株式会社サンケイビル(以下「サンケイビル」)及び株式会社ジェイ・ウィル・パートナーズ(以下「ジェイ・ウィル・パートナーズ」)へ譲渡すると発表。
グランビスタホテル&リゾートは旧企業再生支援機構が支援に踏み切った28件のうち、最後まで残っていた案件で、今回の株式譲渡により旧企業再生支援機構の案件はすべて再生が完了する。
グランビスタホテル&リゾートは旧三井観光開発。北海道炭砿汽船の関連会社として1958年に設立された。バブル崩壊後に多角化した事業が失敗し、三井住友銀行(旧さくら銀行)が金融支援に踏み切っていた。抜本的な再建に向けて2011年、旧企業再生支援機構がほぼ全株式を取得し、親会社として経営再建を支援していた。
グランビスタホテル&リゾートは札幌グランドホテルや名門の札幌パークホテル、九州でも熊本城の目の前に熊本ホテルキャッスル、近畿でも51階建てのホテル大阪ベイタワーを保有している。首都圏では水族館の鴨川シーワールドを保有している。
機構は、譲渡先との間で譲渡に関する契約を締結し、本年4月24日に株式譲渡を実行する予定の模様。
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