日本みらいキャピタル株式会社(以下「日本みらいキャピタル」)が運営するファンドは、2016年12月21日付で、RITAエレクトロニクス株式会社(以下「RITAエレクトロニクス」)の全株式を株式会社 対松堂(以下「対松堂」)に譲渡したと発表した。
対松堂は、RITAエレクトロニクスと同じく愛知県に本社を構え、電子回路実装基板の設計・実装・販売を国内外(中国、ベトナム)で展開しており、RITAエレクトロニクスとは長年に渡って良好な取引関係にある。
一方、RITAエレクトロニクスは、産業用プリント配線板の開発、設計、製造、販売を手掛けており、両社の事業の垂直統合によるシナジーが期待され、両社事業の今後一層の発展が考えられる。
日本みらいキャピタル、2014年4月にアイカ工業株式会社より同社の産業用プリント配線板事業を譲り受け、「RITAエレクトロニクス」として独立した事業体として発足させた。以来、新会社の体制構築、各種バリューアップ施策の実行とともに、「ファシリテーション」と呼ぶワークショップ形式の組織活性化の取り組みを通じて、従業員が自律的にPDCAサイクルを回す仕組みを構築。
また、ファシリテーションを通じて策定した中期経営計画に基づき、バリューチェーン上流の設計・開発部門の強化、下流の実装、また海外事業の強化に注力した結果、両社事業のシナジー創出につながったとの事。
日本みらいキャピタルは、今後、対松堂とRITAエレクトロニクスの経営資源を有機的に結合することにより、更なる発展が目指せることから、RITAエレクトロニクスにとって最適なパートナーであると判断した。
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