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BCG Digital Venturesへの転職(求人・中途・キャリア採用)

デザイン/デジタルコンサルファームインタビュー

BCG Digital Ventures

大企業のアセットを活用し、スタートアップさながらのうねりを社会に起こす

「世界にインパクトを与える事業を創造する」というミッションを掲げるBCG Digital Ventures(以下BCGDV)。大企業のアセットと、BCGDVのデジタル・ケイパビリティを掛け合わせて、ゼロから新たなビジネスを生み出す唯一無二のプロ集団です。東京オフィスでプロダクトマネージャー(以下PM)として活躍する伊藤嘉英氏、丸山由莉氏。伊藤氏は大手メガベンチャーでのプロダクトマネージャー経験を持ち、丸山氏は自らプロダクトを立ち上げ起業した経験の持ち主。プロダクトやサービスのローンチにとどまらず、立ち上げ後の運用や、組織体制の構築まで一貫して支援し、さらには大企業のコア事業の改善をもサポートするなど、様々な形で事業にコミットできる、BCGDVのPMの魅力について聞いた。

キャリアをアンラーンして
自分自身が非連続的に成長したい

まず、お二人がBCGDVに転職した理由は?

【伊藤】これまでのキャリアの延長戦上にない、"はちゃめちゃなこと"をしたいと思ったからです。当時、CGMを手掛ける会社で6年くらいメディア本部長として働き、ある程度チームを組成できた手応えを感じていました。多くのプロジェクトも進んでいました。

同時に、このまま同じところに居続けたとき、どんなキャリアが待っているのか先も見えてきた。その頃、さまざまなメガベンチャーやコンサルティングファームのデジタルチームから声をかけていただきました。けれどどれも、これまでやってきた仕事の延長上にあるものだと感じたのです。

その点、BCGDVで大企業のアセットを活用しながら、スタートアップさながらの動きができたら面白い。 BCGDVの東京センターの創設をリードした 平井(陽一朗)のことも、以前から間接的に知っていて「とてもユニークな人だな」と思っていました。

だけど、大企業と一緒に、デザインシンキングの手法を取り入れながらプロダクトを企画して、プロトタイプをつくってユーザーに当てにいくなんて、本当にできるんだろうか......? 一般的な大企業の物事の進め方とはまったく違うと感じましたし、僕自身、まったく新しいやり方を考えなければと思いました。

でもその「まったく新しい」世界に飛び込んだら、きっと今までにない体験ができるはず。それまで、メガベンチャーで銀行と組んでオークションの決済サービスを立ち上げたり、金融系スタートアップのプロダクト立ち上げに関わったりしてきた経験をより進化させられるんじゃないかと思いました。

【丸山】私はもともと、大学時代は政治家を目指してアメリカで学んだ後、新卒でボストン コンサルティング グループ(以下BCG)に入社しました。その後、韓国のベンチャー企業で日本支社の立ち上げと事業開発を担当し、起業。フリーランスなどを経てBCGDVにジョインしました。

起業してはじめて、自分でエンジニアやデザイナーを必死に探し、レベルの高い指摘をしてくれるプロダクトマネージャーとディスカッションをする機会が得られました。また、フリーランスとして幾つかのベンチャー企業で働いた経験からも、このような能力の高い人たちとプロジェクトを進める経験を積めたら「ものづくりの本質」がわかるんじゃないかと思いました。

BCGDVには、メガベンチャーでCTOやデザインリードを経験してきた日本トップクラスのエンジニアやデザイナーがいる。彼らとディスカッションし、プロジェクトを進めることでPMとしての腕を上げたいと思ったんです。

今振り返れば、起業していたときは「プロダクトをつくること」「会社をつくること」への覚悟が甘かった。本気でIPOを目指しているのか、売り上げ規模は、資本政策は、どんな会社にしたいのか──そういうビジョンを何ひとつ考えていなかったんです。そこで、レベルの高い仲間に揉まれて、PMとして「筋トレ」をしたいと考え、入社することに決めました。

イシューからはじめて、本気の熱量で火を点ける
そしてプロダクトを立ち上げる

BCGDVは、日本の大企業と組んでどのような課題を解決していきますか。

【丸山】『イシューからはじめよ』という本がありますが、特に新規事業創造においては、解決すべき課題が明確になっていない企業もあるように思います。大企業の方々とともに、事業に良いインパクトをもたらす本質的な「イシュー」の特定から始めることも多いです。

【伊藤】これから先、日本の人口減少とともに大企業のビジネスの多くはシュリンクしていきます。その一方で、IT系スタートアップは次々と斬新なアイデアを繰り出し、新しいビジネスを立ち上げてしまう。

大企業では、挑戦そのものがリスクと捉えられてしまう側面もあります。安定して昇進していけるキャリアパスがあるとき、新規事業の部署に配属されても「今ここで失敗したら、出世ルートから外れてしまう。担当期間は新しいことはせずおとなしくしていよう」、そんなマインドでは何も変わらない。

そうやって手をこまぬいているうち、有望なアイデアはスタートアップに先を越されてしまいます。そこでBCGDVと一緒にチームを組むことで、ベンチャー企業と同じスピード感で、本気のディスカッションを繰り返してプロダクトを立ち上げていく。するとチームの中に、スタートアップのような高い熱量をもったムードが醸成され、「本気でプロダクトを立ち上げたい」というメンバーが現れる。そういったプロセスを通じて、大企業の経営者の心揺さぶるプロダクトをつくり、大企業の社員に「もっと挑戦したい!」と火をつけていき、新しいチャレンジを後押しするのがBCGDVの役割です。

具体的な仕事内容は?

【伊藤】プロジェクトによって異なりますが、例えば、大企業の新規事業室や経営企画室から「ある世代をターゲットに、既存事業に大きなインパクトを与えるプロダクトをローンチしたい」というご相談が寄せられる。そこでこれまで全く考えたことのなかった事業ドメイン、領域、ターゲットの「ペイン」を見つけ、自由にアイデアを出していきます。色々な部署の若手の優秀な方々が集まってきて、チームビルディングから実施し、ワンチームとして一つのプロダクトをつくり、経営陣に提案していく、その過程でお互いに学び合う機会があることも、BCGDVが入ることの価値ではないかと思っています。

【丸山】BCGDVのPMは「ミニCEO」であり、「味方の多い起業」だと思っています。ある意味、総合格闘技のようでもある。

私たちのプロジェクトには、大きく3つのフェーズがあります。

・イノベーション(アイデア発見やコンセプトづくり、プロトタイピング)
・インキュベーション(プロダクトやサービスの開発)
・コマ-シャリゼーション(プロダクトのローンチからマネタイズ)

プロジェクトはイノベーションから始まることもあれば、インキュベーションのフェーズから入ることもあります。コマーシャリゼーションまで手掛ける場合は、プロジェクトにもよりますが、コーポレートパートナー(クライアント企業)とジョイントベンチャーを組むこともあります。

ゼロベースでアイデアを出すイノベーションのフェーズは、コーポレートパートナーの持つブランド力や販売チャネルなどのアセットを活用しながら、社内のエンジニアやデザイナーとチームを組んでアイデアを出し、プロダクトをつくっていく。

私が会社を経営していたときと似ていると感じます。限られた条件の中で、アイデアを生み出しプロダクトへと昇華させる。けれど、BCGDVの場合、行き詰まったらチーム内に先輩がいるし、相談できるエンジニアやデザイナーもいる。立ち上げ初期でもすぐそばに頼れる先輩や仲間がいるのが、起業との違いだと感じます。

事業計画、KPI設計、採用支援まで
コーポレートパートナーが自走できるようハンドオーバー

昨今増えている、新規事業コンサルタントとの違いは?

【丸山】大企業の社員の心に、良いプロダクトを産み出したい、もっと挑戦したいといった火をつけることが出来るところでしょうか。一般的な新規事業コンサルティングの場合、プロトタイプといえど提案どまりが多いように思います。しかし私たちは社内にメガベンチャーなどでCTOやテックリードを経験してきたエンジニアがたくさんいるので、開発から実装まで完結できる。

事業の面では、KPI設計やプロジェクトに必要なメンバーの採用支援、事業計画の立案も行います。そして最終的にはコーポレートパートナーが自分自身でプロダクトをスケールさせていけるよう、ハンドオーバーする(譲り渡す)。
プロジェクトが始まると、もう誰がBCGDVのメンバーで、誰がコーポレートパートナーの社員かわかりません。コーポレートパートナーの中に徹底的に入り込み、ときには常駐し、一つのプロダクトをつくりあげる仲間として一緒につくっていくようにしています。

【伊藤】いわゆる企画案だけつくって、プロダクトの開発はコーポレートパートナー側でなんとかしてください、ということはありません。プロトタイプに始まり、そのプロダクトがしっかり稼働し、グロースし、マーケティングを行い、ユーザーが離反しないようデータ分析を行うところまで自分自身で動きます。

例えば、AIを用いた自然言語処理や画像解析が必要なプロジェクトであれば、BCG GAMMA
(データサイエンス/アナリティクス/周辺技術に関する深い知識と経験を持った、BCG内の組織)のメンバーに参画してもらうなど、「オールデジタルBCG」で臨むことも増えています。

コーポレートパートナーの経営層は、社員に「自発的に学んでくるんだ、自分でプロダクトをスケールできるようになってくるんだ」と発破をかけていることが多いようですね。

BCGとは異なる、「BCGDVらしさ」とは?

【丸山】雰囲気が全然違いますね! BCGDVは、驚くほどスタートアップっぽいと感じています(笑)。誰もが成熟したエキスパートなのに、考え方やマインドセット、人となりはどこまでもフランク。

実務面の違いでいえば、BCGのコンサルタントと比べて、アウトプットとしてスライド資料を求められることは少ないかもしれません。100枚のパワーポイントで説明するより、動くプロダクトや、プロダクト起点のアウトプット、そして結果的にユーザーの反応がどうだったのか、という「結果」が重視されます。

【伊藤】誰もが心地よく働けるよう心理的安全性を保ちながら、アジャイル的な働き方でリーンにプロダクトを形にしていきます。僕らにとって大切なことは、本当に動くプロダクトをつくること。そういうカルチャーそのものが、BCGとの違いだと感じています。
もちろん、BCGのメンバーと一緒に仕事をすることもあります。戦略立案や実行プラン・体制づくり・インプリ支援等に元々長けている彼らと一緒にプロダクトをつくっていくことで、グループ内での僕たちのプレゼンスを上げていきたいですね。

起業経験者やBCG出身者がその経験をぶつけ合う

どのような人材を求めていますか。また、社内で活躍しているのはどのようなキャリアを歩んできた方ですか?

【伊藤】前職でスタートアップにいた方々が多く活躍しています。規模は小さくてもいいので、ありとあらゆる業務をやっていた人がいい。プロダクトづくりをリードするだけでなく、事業計画、エンジニアとのやり取り、UIUXデザイナーが考えるようなこと、プロダクトに関わる全てのことを自分ごととして捉えられるマインドセットが大切です。

またBCGDVのPMという観点で考えると、大企業のアセットは存分に生かしながらも、制約の中でできることをどんどん広げて、プロダクトをスケールさせていける人がいいですね。

【丸山】私も含めて、起業経験者やコンサルティングファーム出身者もいますね。どの会社でどんな経験を重ねてきたのか、というよりも、タフな環境での起業経験や、多くのステークホルダーをロジカルに説得し巻き込むクライアントワークやコンサルティングを行ってきた経験は生きると思います。

PMは、様々なステークホルダーが関わる大企業のプロジェクトの中で、エンジニア、デザイナー、事業開発といった多くのメンバーが関わるチーム全体をマネージするスキルが必要です。

BCGDVで働く中でどのようなスキルが磨かれますか?

【伊藤】PMは、顧客のニーズとビジネスゴールの両方を満たすプロダクトを、実現性のある手段を選択してつくり上げていくことが求められます。そのため、PMには非常に多岐にわたるスキルが必要です。それらすべてを十分なレベルで満たしているPMはBCGDVにもそこまで多くはありません。

一方で、ビジネスならベンチャーアーキテクト、顧客理解やUIUXであればエクスペリエンスデザイナー、ストラテジックデザイナー、テクノロジーならエンジニアなどと各コホート(職種)のメンバーは各領域のスペシャリストが揃っており、私がこれまで様々な会社で関わってきたちの中でもトップクラスの面々ばかりです。

そういう仲間と共に働き、刺激を受けながら、お互いの専門領域を越境していくことで、PMとして求められる専門領域を深められること。それが、BCGDVで働く一番の魅力だと思います。

プロフィール

写真:伊藤 嘉英 氏

伊藤 嘉英 氏
BCG Digital Ventures, Lead Product Manager

京都大学法学部卒業後、大手SIer企業にて金融系システムエンジニアとして実務経験を積み、ヤフー株式会社に転職。事業提携案件、金融系新規事業の立ち上げに従事。その後、ライフネット生命に創業メンバーとして参画、プロダクトマネージャーとしてコマースサイト、バックオフィスシステムの構築、ウェブマーケティングまで幅広く担当。
直近はカカクコム社の成長を牽引する食べログのメディア本部長として、食べログのアプリ、ウェブサイトの運営や新規サービス立ち上げ、外部アライアンスの責任者を務めた。
2019年3月BCGDVに入社。

写真:丸山 由莉 氏

丸山 由莉 氏
BCG Digital Ventures, Lead Product Manager

カリフォルニア州立大学バークレー校卒業後、新卒で入社したBCGではデジタル領域を中心に事業戦略・マーケティングプロジェクトに従事。
外資系ITベンチャーの日本展開、起業、ベンチャー企業での新規事業立ち上げ等デジタル領域の0→1を中心に活動。
株式会社 VCNC Japanでは、3人目の日本メンバーとして事業戦略・事業開発を牽引し、国内200万DLまで成長させる。
株式会社EventHubを起業し、共同創業者としてイベント公式アプリ制作CMSサービスをSlushAsia、リクルート等に提供。ウォンテッドリー株式会社ではプロダクトマネージャとして法人向けサービス口コミサイトを顧客0の状態から収益化に導く。2017年1月BCGDVに入社。

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