米IBMが20日発表した第3・四半期決算は、顧客のIT(情報技術)投資の落ち込みが響き、予想外の減収減益となった。
1株20ドル以上としていた2015年の営業利益目標の達成を断念したことを明らかにし、1月に新たな業績目標を示すと説明。
また、IBMは不採算の半導体事業をグローバルファウンドリーズに譲渡する。
一方で、クラウドサービス部門の売上高は50%以上増加し、モバイル部門の売上高も倍増した。
ただ、サーバーやその他のハードウエア、および一部のソフトウエア事業の不振をカバーすることはできなかった。
差別化しにくいハードウェアから、セキュリティー・ソフトウエアやクラウドサービスなど、高い利益率が見込まれる分野へのシフトがより強まることが予想される。
※当社WEBサイトで公開しているコンサルティング業界ニュースは公表情報をもとに作成しておりますが、正確性・完全性について当社が責任を負うものではありません。