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CHROインタビュー ニールセン カンパニー合同会社 執行役員人事本部長 ディレクター CHRO(Japan,Korea) 宮谷 孝一 氏

CxOインタビュー

宮谷 孝一 氏

1923年設立のニールセンは米国にヘッドクォーターを構える世界最大級のマーケティング調査・データ分析企業だ。
TV、インターネット、デジタル等における広告効果や消費者行動の調査計測、分析、データ活用サービスを軸に、世界100ヵ国以上で事業を展開している。
その日本法人であるニールセン カンパニーでCHROを務め、日本のみならず韓国の人事分野を統括しているのが宮谷孝一氏だ。
営業職でキャリアをスタートした宮谷氏がいつどのようにHRの仕事と出会い、
その専門性を高め、経営の仕事に目覚めていったのか。
いつもの15の質問を通して答えてもらった。

宮谷 孝一 氏
ニールセン カンパニー合同会社
執行役員人事本部長/ディレクター/CHRO(Japan,Korea)
http://www.nielsen.com

國學院大學を卒業後、明治屋に入社。約8年半に渡り営業職を務めた後、マスターフーズリミテッド(現マース ジャパン)へ転職。約11年の在籍期間中、営業マネージャー、人事、需要予測、SCMに従事した後、スミスメディカル・ジャパンを経て、2009年にニールセン入社。執行役員CHROとして日本および韓国拠点の人事分野を統括している。
※現在は退任されています

[1]自己紹介をお願いします

私は学生時代の就職活動では、特に強いこだわりを持っていませんでした。ただ「海外の物を扱う仕事」には関心があったので、輸入事業を展開する企業を中心に受けていき、最終的に世界各国の酒類・食品類を扱う明治屋に就職をしました。担当職務は営業。酒販店やスーパーを対象にしたセールスを8年以上の間、一貫して担っていました。

しかし、当時様々な分野で価格破壊戦略を進めていたダイエーが、お酒の販売でも積極的な価格訴求を展開し始め、古くからこの業界で安定した実績を上げていた事業者が軒並み動揺していく中で、先行きに不安を感じ、転職を考えるようになりました。そうして入社をしたのが外資系食品大手のマスターフーズリミテッド(現マース ジャパン)です。
頑張って結果を出せばフェアに評価をしてもらえる、という経営体制と、ペットフードをはじめ手がけている各事業領域において、新しい市場の創造を推進していこうとする姿勢とに共鳴をしたんです。

人材育成についても多様性を重んじるカルチャーがあり、私自身、ペットフードの営業マネージャーを務めていた時期に「営業部隊と人事部門との関係性を一層深めて密な連携をとれるようにしたい」という話をもらい、HRの仕事に就くようになりました。

大きなグローバル企業で初めて人事の仕事をやるとなれば、英語力にも自信はありませんでしたし、いろいろと不安もつきまとったのですが「今までは海外製品を営業してきたけれども、今度は採用の仕事を通じてこの会社の魅力を営業するんだ」という考え方でトライしていったんです。「営業を熟知した人間がHRにも精通していけば、付加価値の高い人材になれますよ」と当時の日本人上司にバックアップしてもらった点も大きかったと思っています。

加えて、英国人の人事ヘッドに「人事のロールにこだわり続けることはない。2〜3年経験を積んだら、今度は自分の考えでキャリアを作っていけば良い」とも言ってもらったので、その後、ファイナンス部門に異動をして需要予測の仕事にも就きました。そして、次はサプライチェーンの部門へと移ったのですが、SCMは高度な専門性が問われる仕事。「自分も拠り所になる専門性を持たなければ」という意識が高まった結果、HRで最もやりがいを感じていたことを思い出し、この道で成長していこうと決めました。

以前は採用の仕事しかしていませんでしたから、それ以外の多様な人事業務全般を学べる場を求めるようになったのですが、すでに社内には経験豊富で優秀な人たちが揃っていました。そこでチャンスを外に求め、2度目の転職へ乗り出し、医療機器メーカーのスミスメディカル・ジャパンで人事業務全般を担い、さらにマスターフーズ時代に仕事でつながりを持っていたニールセンからお声をかけていただいて、現在に至っています。

[2]現在の社内での役割について教えてください

転職を重ねてきて実感したのは、その会社の価値観やカルチャーと自分がフィットするかどうかの重要性です。私としてはマスターフーズで経験したようなオープンな企業風土を求めていたので、以前仕事で関わりを持ち、その発想の近さを確認できていたニールセンからのオファーは非常に嬉しいものでした。事実、入社してすぐに様々な考え方や理念に共感でき、やりがいを感じたのです。現在はCHROとして人事分野全体の業務を見ながら、経営との連動にコミットする立場にいます。日本拠点はもちろん、韓国についても担当をしているところです。

[3]小中学生時代はどんなお子さんだったのでしょう?


とにかく運動が好きなヤンチャ坊主だったと思います。通知表にはよく「落ち着きがない」なんて書かれていましたが(笑)。
今振り返って思うのは、転校の多い境遇だったことがプラスに作用している、という点です。父の仕事の関係で、小学校時代に何度も転校していたので、新しい環境にすぐになじむ、という術を体得しました。おかげで大人になってからの幾度かの転職においても、戸惑うことなく組織になじんでいくことができました。

[4]高校、大学時代はどのような学生でしたか?

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國學院久我山で陸上部に入り、夢中ですごしたのですが、この高校には小中学時代と違って本当にいろいろな生徒がいて、これもまたその後に生きる経験になりました。とにかく勉強一筋の子もいれば、運動にすべてを捧げている子もいるし、1日中マンガを書いているような子もいる環境です。

人間というのは一通りではなく多様なんだ、という事実を体感し、なおかつそういう多様性のある集団の中でどう振る舞えばいいのかも身体で覚えていくことができたんです。

[5]ご自身の専門性をいつごろ決めたのでしょうか? その理由についても教えてください

冒頭でも触れたように、長年セールスの仕事だけを続けてきた私にマスターフーズがチャンスをくれました。営業職から人事の採用担当に、というケースは決して多くないと思いますが、チャレンジをしてみた結果、とてもやりがいを感じることができましたし、その後経験した他の職務との比較からも「自分がやりたいのは人事の仕事なんだ」と確信することができたんです。

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