キャリアインキュベーションが希望に沿った転職をサポートさせていただいた方に、転職活動のご経験を語っていただく「転職者の声」インタビュー。
今回は、異業種のアパレル業界へ転職されたKさんにお話を伺いました。
【転職前】大手電気機器メーカー/広報担当部長
【現在】大手アパレルメーカー/広報部長
まず、自己紹介をお願いします。
現在、大手アパレルメーカーで広報部の仕事をしています。2023年11月に担当のコンサルタントの方にお世話になり転職し、ちょうど1年半が経ちました。会社はアパレル企業を超えて事業を多角化しており、その方針に沿った広報活動を担当しています。
前職のご経歴も簡単に教えていただけますか。
1994年に大学を卒業し、新卒で大手電気機器メーカーに入社しました。最初の10年は海外営業を担当し、30代前半で広報に異動してから約20年広報業務に従事しました。コーポレート広報、商品広報、グローバル広報、社内広報など幅広く経験し、海外営業時代と広報時代を合わせて6年間海外駐在も経験しました。グローバルな働き方や英語も学びました。
転職を考えた理由を教えてください。
前職はとても良い会社で大好きでしたが、30年近く在籍し、さまざまなことにチャレンジさせてもらい、やり尽くしたと感じました。また、役職定年が近づいていたこともあり、前職で学んだことを生かして新しい世界でチャレンジしたいと思ったのが転職の最大の理由です。
全く異業種のアパレル業界に転職するにあたり、不安はありませんでしたか。
全く知らない業界でしたが、大きな不安はありませんでした。担当のコンサルタントの方から説明を受けて、特別に特殊な業界ではないと感じました。技術や金融の知識がなくても広報ができると分かり、前職でのビジネスモデルや海外営業の経験が活かせると認識できたので、安心して転職活動に臨めました。
転職活動にあたり他社のエージェントも利用されましたか。
1~2社利用しました。最初に転職サイトへ登録し、いくつかお話をいただき、エージェントの方とも1~2回話しました。ただ、実際に書類を送り面接したのは1回だけで、それ以外はありませんでした。
今回、なぜキャリアインキュベーション経由で応募されたのでしょうか。
転職サイトに登録後すぐに担当のコンサルタントの方から連絡をいただき、最初のZoom面談で丁寧に説明していただきました。今回転職した会社の社風や社長の人柄など、ホームページでは分からない情報も教えてもらい、「Kさんに合う会社です」と言っていただいたことが大きなきっかけでした。
長く一社で勤めてこられたので、転職活動は大変だったのではないでしょうか。準備で一番大変だったことは何ですか。
大企業で長く働いてきたこともあり、自分が転職先にどんな価値を提供できるかを言語化するのが難しかったです。自己満足にならず、相手に納得してもらえるようキャリアの棚卸しや提供価値の伝え方を考えることに一番苦労し、時間をかけました。
ご自身の棚卸しも大変だったのではないでしょうか。準備にあたりキャリアインキュベーションからサポートはありましたか。
非常に手厚くサポートしていただきました。2回の面接前に、面接相手の情報や執行役員・社長のプロファイル、社風なども詳しく教えていただき、安心感や心構えにつながりました。会社に関する情報も多くいただき、面接相手がメディアに出ている記事も事前に読んで準備できたので、とても役立ちました。
今回の求人案件のマッチング精度はいかがでしたか。
他社は受けていませんが、自分の中では120パーセントのマッチングでした。これ以上自分と会社が合うところはなかったと思います。
転職先にご入社された大手アパレルメーカーを選んだポイントがあれば教えてください。
2つあります。1つは自分の経験を生かして活躍できそうだと感じたこと。もう1つは経営者や社風、経営陣が非常に魅力的だったことです。情報も多くいただき、自分も実際に話してみて、経営者や社風が良いと感じたことが決め手になりました。
キャリアインキュベーションにどのようなことを相談し、どのようなアドバイスが参考になりましたか。
広報という職種で現職場が外部から何を求めているのかを丁寧に説明していただきました。前職での経験についても、グローバルな業務やコーポレート広報の経験がどのように活かせるか具体的にアドバイスをいただき、会社が求めることと自分ができることをつないでいただけたのがありがたかったです。それがあったからこそ面接もスムーズに進んだと思います。
貴重なお話をありがとうございました。