先週末、大手商社の2017年度第1四半期決算が出揃った。
資源価格(石炭、鉄鉱石等)の回復が大きいが、非資源分野の好調も増益に貢献。
● 三菱商事
2017年4~6月期の連結純利益1178億円(前年同期比17%増)、通期は4500億円の予想を据え置き。
原料炭の価格上昇。非資源ではサケ・マス養殖、不動産、ローソン子会社化などが貢献。
http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2017/html/0000032925.html
● 三井物産
2017年4~6月期の連結純利益1107億円(81%増)、通期は3200億円を据え置き。
石炭、鉄鉱石、天然ガスの利益が急拡大。
https://www.mitsui.com/jp/ja/ir/meeting/account/index.html
● 伊藤忠商事
2017年4~6月期の連結純利益1081億円(48%増)、通期は4000億円を据え置き。
純利益の8割強が非資源分野。他にも石炭や鉄鉱石の伸びや、出資先の中国企業が好調。
https://www.itochu.co.jp/ja/ir/financial_statements/2018/
● 住友商事
2017年4~6月期の連結純利益782億円(3.5倍)、通期は2300億円を据え置き。
原料炭、鉄鉱石、亜鉛の収益が前年の2倍近くに。不動産や建設機械も好調。
http://www.sumitomocorp.co.jp/ir/financial/
● 丸紅
2017年4~6月期の連結純利益537億円(11%増)、通期は1700億円を据え置き。
石炭や銅、原油価格の上昇。米ガビロン(穀物)も黒字転換など。
http://www.marubeni.co.jp/news/2017/release/00029.html
総じて各社の決算内容は力強さを感じるが、資源価格の先行き不透明感もある。
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(阿部)