コンサルタントの転職を考えた際に、まず知っておきたい基礎知識をご紹介します。
コンサルティングファームの種類と特徴
「コンサルティングファーム」と一口で言っても、取り扱う業務や分野は多岐にわたります。大きく分けると、コンサルティングファームは
① 戦略系コンサルティングファーム
② IT系コンサルティングファーム
③ 総合系コンサルティングファーム
④ 人事・組織系コンサルティングファーム
⑤ 財務アドバイザリー系コンサルティングファーム
⑥ 企業再生・事業再生系コンサルティングファーム
の6種類に分けられます。
それぞれの特徴と、適した経歴については以下の記事で詳しく説明しています。
有名・大手ファームに所属するメリット
大手コンサルティングファームには、伝統とブランドによる知名度、また人数規模が2つのメリットがあります。これらのメリットは、ファームのタイプによって異なり、一部のファームは両方のメリットを結集しています。しかし、その程度は個別のファームに依存しており、どちらが最適かは一概には言えません。
伝統・ブランドのある大手ファームに勤務すると、以下の3つの側面でメリットがあります。
まず、クライアント候補とのコンタクトが容易で、高位のエグゼクティブと連絡をとる機会が増えます。
次に、仕事仲間は共通の価値観を共有し、ストレスが少ないでしょう。
最後に、ファーム内での評価は卒業後のキャリアに影響し、優遇されたポジションや独自の機会を提供するでしょう。
一方、人数規模の大手ファーム(メーカ系や監査法人系のコンサルティングファームなど)に勤務すると、幅広いプロジェクト経験が可能で、多くの業界やテーマをカバーします。
また、多様な人材と協力し、新しい価値を提供する機会が増えます。ただし、プロジェクトの品質にはばらつきがあり、一部の人がストレスを感じるかもしれません。
最終的に、どの大手ファームが最適かは個人の価値観やキャリア目標に依存します。コンサルタントとしての成功には自己成果が欠かせません。
ファームの種類・規模と、それぞれに所属するメリットについては以下の記事で詳しく説明しています。
コンサルティングファーム業界で世界的に有名な企業5選
昔と比べるとかなり一般的になってきたコンサルティング業界ですが、一方で、企業ごとの特徴や、グローバルでのポジションなどについては、まだまだ知らない方もいらっしゃるかと思います。
米国Vault社が毎年発表しているコンサルティングファームランキングを元に、以下に世界的に有名なコンサルティングファーム5選を紹介します。
● McKinsey & Company(マッキンゼー&カンパニー)
1926年に設立され、アメリカ合衆国を拠点に世界60カ国以上で100以上の支社を持つ、戦略コンサルティングファームであり、グローバルでNo1のポジションを占めています。その一体運営の仕組みや国際的なプロジェクトへの参加が特徴です。
● Bain & Company(ベイン&カンパニー)
ビル・ベイン氏がボストン・コンサルティング・グループから独立し、設立した新興の戦略コンサルティングファームで、世界34ヶ国に53拠点を展開しています。ベイン&カンパニーは新しいアプローチやビジネス価値の追求に重点を置いており、プロジェクト後の企業価値の変化をモニタリングし、ベインキャピタルやNPOコンサルティングなどを立ち上げています。
● The Boston Consulting Group, Inc(ボストン・コンサルティング・グループ)
1963年に設立され、世界46カ国に82の支社を持つ戦略コンサルティングファームで、日本にもオフィスを構えています。その多彩な専門性や多様な文化的背景を持つ人材が特徴で、最適なメンバーでチームを編成することに重点を置いています。
● Deloitte Touche Tohmatsu LLC(デロイト トウシュ トーマツ)
1845年に設立され、世界四大会計事務所の一つであり、150カ国以上に約20万人の専門家を擁しています。コンサルティング部門では、幅広いサービスを提供し、各国のエキスパートを利用しており、企業に包括的なサポートを提供しています。
● PricewaterhouseCoopers Advisory Services LLC(プライスウォーターハウスクーパース)
1849年に設立され、世界四大会計事務所の一つであり、コンサルティング事業にも注力しています。ブーズ&カンパニーとの統合を通じて、幅広いサービスを提供しており、デロイトと同様にグローバルなネットワークを活かしています。
コンサルティングファーム業界は今後も進化し、2つの主要なトレンド、すなわち統合とデジタル領域への進出が注目されています。詳細については以下の記事で詳しく説明しています。
今お勧めしたいコンサルティングファーム
コンサルティング業界は、各社ここ数年順調に成長しています。景気の回復や、コンサルティングに対する企業ニーズの変化など様々な要因がありますが、コンサルティング業界への転職のタイミングとしては非常に良い市場環境であります。
そうした中でも、特に多くのコンサルタントがおすすめの転職先として挙げるのが、グローバルエリート集団のマッキンゼー・アンド・カンパニー、国内最大規模の戦略系ファームのボストン・コンサルティング・グループ、世界的なIT企業のアクセンチュア、そして、テクノロジー領域での飛躍を目指す新興系ファームや中長期的な成長を実現できる総合系シンクタンクです。
これらのコンサルティングファームは、それぞれ特徴や強みが異なります。
転職先を検討する際には、自身のキャリア目標や興味領域に合わせて選ぶことが重要です。また、実際に説明会や面接に参加し、ファームの文化や仕事内容を詳しく知ることがおすすめです。
今お勧めしたいコンサルティングファームに関しては、以下の記事で詳しく説明しています。
最後に
この記事では、コンサルティング業界と有名ファームについての基礎知識を提供しました。コンサルタントへの転職を考える際に、ファームの種類と特徴、大手ファームのメリット、世界的に有名なコンサルティングファームの紹介、そしておすすめの転職先について詳しく説明しました。
コンサルタントとしての成功には自己成果が欠かせないことを念頭に置きつつ、読者にとって最適な転職先を見つけるために必要な情報を提供しました。コンサルティング業界への転職が考えられている方々にとって、この記事が有益な情報となりましたら幸いです。