主要戦略系コンサルティングファーム・ガイド

略称

McK、マッキンゼー　など

本社所在地

アメリカ・ニューヨーク

日本オフィス

〒106-0032東京都港区六本木1-9-10アークヒルズ仙石山森タワー

代表

アンドレ・アンドニアン

設立

1926年（日本支社1971年）

URL

http://www.mckinsey.com/

概要・特色

マッキンゼー・アンド・カンパニーは1926年、シカゴ大学の経営学教授ジェームズ・O・マッキンゼーによって創設された。しかし1937年に創業者が48歳の若さで亡くなると、同社は会計事務所のスコービル・ウェリントンと合併し、マッキンゼー・ウェリントン&カンパニーに名を改める。1939年、マッキンゼー・アンド・カンパニーとカーニー・アンド・カンパニー（現在のA.T.カーニー）が分離し、新生マッキンゼー・アンド・カンパニーが誕生。現在、世界60カ国、105の支社に9000人以上のコンサルタントを擁している。「Fact base」（事実に立脚した）、「Analytical approach」（分析的アプローチ）など、今日の経営コンサルティングの基礎である科学的アプローチによるコンサルティング手法を確立したことでも知られる。

カルチャー・ワークスタイル

ゼネラルコンサルタントには、「所属部門・部署」はありません。また、「辞令」や「配属」、「転勤命令」もありません。マッキンゼー・アンド・カンパニーは、プロフェッショナルとして働く者のキャリアは、誰かに指示されて形成されるものではなく、自ら設計し組み立てていくものであると考えています。一人ひとりの目標を自分で立てる。その道筋を自分で設計する。他と自分を比べることなく、自分の選んだ道を自らの努力により着実に進む。"My Own McKinsey" - 社内で多くのコンサルタントが口にする言葉です。「組織目標の達成のために個人がある」のではなく、「個々人のキャリア・ゴールを支援する」ために、マッキンゼーは独立したプロフェッショナルのための「場」を提供したいと考えています。

著名な出身者

安達保氏

ベネッセホールディングス 代表取締役社長

大前研一氏

ビジネス・ブレークスルー 代表取締役

川鍋一朗氏

日本交通 代表取締役会長

木南陽介氏

株式会社レノバ 代表取締役社長CEO

小暮真久氏

NPO法人TABLE FOR TWO代表理事

高島宏平氏

オイシックスドット大地 代表取締役社長

高橋俊介氏

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授

南場智子氏

DeNA取締役

谷村格氏

エムスリー 代表取締役

関連書籍

企業価値評価 第6版[上]―――バリュエーションの理論と実践（2016/8/26）

マッキンゼー・アンド・カンパニー、 ティム・コラー

企業価値評価 第6版[下]―――バリュエーションの理論と実践（2016/8/26）

マッキンゼー・アンド・カンパニー、 ティム・コラー

日本の未来について話そう　－日本再生への提言－（2012/10/18）

マッキンゼー・アンド・カンパニー

企業価値経営（2012/8/31）

マッキンゼー・アンド・カンパニー、 ティム・コラー

略称

BCG

本社所在地

アメリカ・ボストン

日本オフィス

〒102-0094東京都千代田区紀尾井町4-1ニューオータニガーデンコート16階

代表

杉田浩章

設立

1963年（日本支社1966年）

URL

https://www.bcg.com/

概要・特色

ボストン コンサルティング グループは1963年、アーサー・D・リトルで経験を積んだブルース・ヘンダーソンによって設立された、戦略系コンサルティングファーム。「BCG」という略称で呼ばれることも多い。東京フィスの開設は1966年と他の戦略系コンサルティングファームよりも古く、日本に経営コンサルティングの意義を広めた草分け的存在といえる。また「経験曲線」（Experience Curve）や「PPMマトリックス」（Product Portfolio Management Matrix）、タイムベース競争（Time based competition）、ケイパビリティ・マネジメント（Capability management）といった方法論の数々は、同社が経営コンサルティングの過程で生み出し、世界に広めたもの。現在、ボストン コンサルティング グループは、48カ国に80を超えるオフィスを擁し、著名な経営者や大学教授を多数輩出している。

カルチャー・ワークスタイル

BCGのコンサルタントにとって仕事の醍醐味は、担当するプロジェクトの種類の幅広さや多様さ、また日々変化に富んだ仕事のスピード感が挙げられます。コンサルタントはデスクでの分析に時間を費やすこともありますが、大半はクライアントと一緒に働いています。現場でクライアント社員や、クライアントのベンダーや顧客と意見交換をする等、クライアントとの協働に時間を費やします。 プロジェクトチームは、パートナー以下のあらゆる職位のコンサルティングスタッフで構成されます。パートナーは、チームの総括責任者としてプロジェクトを指揮し、積極的に関わります。肩書や勤続年数を問わず、チームの全員が重要な役割を担い、協働して仕事を進めるアプローチが、BCGの根幹にあります。プロジェクトチームは定性的・定量的データを収集して仮説を立て、理論を検証し、検討を重ねて解決策を策定していきます。最終的にクライアントが解決策を実行に移せる体制を整え、実行においてもクライアントと協働して取り組みます。

著名な出身者

岩瀬大輔氏

ライフネット生命保険 代表取締役社長

岩下充志氏

日本IBM 常務執行役員

内田和成氏

早稲田大学ビジネススクール教授

三枝匡氏

元ミスミグループ本社代表取締役会長・Co-CEO

堀紘一氏

ドリームインキュベータ代表取締役会長

樋口泰行氏

パナソニック 代表取締役 コネクティッドソリューションズ社 社長

斎藤英明氏

アクサダイレクト生命保険 代表取締役社長

横濱潤氏

武州製薬株式会社 代表取締役社長 兼 CEO

森澤篤氏

マース ジャパン リミテッド 社長

関連書籍

BCG 経営コンセプト　構造改革編（2016/11/4）

菅野 寛、ボストン コンサルティング グループ

BCG 経営コンセプト　市場創造編（2016/11/4）

内田 和成、ボストン コンサルティング グループ

BCG 未来をつくる戦略思考: 勝つための50のアイデア（2013/10/11）

御立 尚資、ボストンコンサルティンググループ

BCG流 プロフェッショナルの仕事力: 世界屈指のコンサルティングファームで身につけたマインド、思考、スキル（2013/9/20）

ボストンコンサルティンググループ

仮説思考―B流　問題発見・解決の発想法（2013/5/2）

内田 和成

略称

Bain

本社所在地

アメリカ・ボストン

日本オフィス

〒107-6208東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー8階

代表

奥野慎太郎

設立

1973年（日本支社1981年）

URL

http://www.bain.com/

概要・特色

ベイン・アンド・カンパニーは、1973年にボストン コンサルティング グループに所属していたビル・ベインとその同僚たちにより創業。東京オフィスは1981年に開設された。設立当初から、レポートの提出をゴールとするコンサルティングではなく、顧客企業とともに問題解決に取り組み、具体的な成果につなげるコンサルティングにより高い評価を得た。べインの顧客の株価は市場平均に対して平均4倍のパフォーマンスであり、有力戦略コンサルティングファームの中では後発にあたるものの、徹底した成果主義・顧客第一主義によってその名を知られるようになった。現在同社は、世界34カ国に53拠点を展開している。日本オフィスも海外拠点との連携が強く、グローバルプロジェクトやトレーニングが多いのも魅力。

カルチャー・ワークスタイル

• Passion for results:
  クライアントに変革をもたらすことに強い情熱を注ぎます。
• At cause approach:
  クライアントの抱える諸課題に対して、コンサルタント一人一人が強い責任感を持ち、現実的な視点から常に前向き、建設的に取り組みます。
• One team concept:
  プロジェクトを成功に導く為のチーム（社内及びクライアント）を編成します。そこでは、利害の対立をもたらす要因は徹底的に排除されます。
• Openness to the 1% possibility:
  「1パーセントの可能性」の追求。互いの意見に対して真摯に耳を傾け、誤りがあれば素直に受け入れる柔軟性を大切にします。
• Trust, respect and support:
  社員同士やクライアントを個人として理解・尊重し、お互いを信頼できるプロフェッショナルとして認め合います。また、クライアントに変革をもたらし、各人がプロフェッショナルとして成長するために、互いに切磋琢磨します。

著名な出身者

堀新太郎氏

ベインキャピタル・ジャパン最高顧問

伊藤良二氏

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授

笹沼泰助氏

アドバンテッジ パートナーズ　共同代表パートナー

大竹秀彦氏

カンター・ジャパン　代表取締役社長兼CEO

新井健資氏

カチタス 代表取締役社長

笹井英孝氏

元セント・ジュード・メディカル 日本代表

関連書籍

企業価値4倍のマネジメント ―結果にこだわるコンサルタントの定石（2015/8/8）

火浦 俊彦、ベイン・アンド・カンパニー

ネット・プロモーター経営〈顧客ロイヤルティ指標 NPS〉で「利益ある成長」を実現する（2013/1/29）

フレッド・ライクヘルド、ロブ・マーキー

Repeatability リピータビリティ ― 再現可能な不朽のビジネスモデル（2012/11/29）

クリス・ズック、ジェームズ・アレン

略称

ATK

本社所在地

アメリカ・シカゴ

日本オフィス

〒107-6032東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル東館32階

代表

岸田雅裕

設立

1926年（日本支社1972年）

URL

https://www.atkearney.com/

概要・特色

A.T. カーニーは、その前身であるマッキンゼー・ウェリントン&カンパニー（1926年創業）が、1939年にマッキンゼー・アンド・カンパニーとカーニー・アンド・カンパニー（現在のA.T.カーニー）に分割されたことを機に、アンドリュー・カーニーが中心となって創業した。1995年に、ITアウトソーシングのEDS（Electronic Data Systems）社に買収されたが、2006年にMBOにより独立。現在では、世界40カ国に62のオフィスを構え、経済誌フォーチュンの企業売上高ランキングの上位500社（Fortune Global 500）にランクされる企業の3／4以上や政府系機関、NPOに対してサービスを提供しいている。東京オフィスの開設は1972年。「顧客企業の成功が、A.T. カーニーの成功である」という経営理念を掲げる。

カルチャー・ワークスタイル

当社は、創立者のアンドリュー･トーマス（トム）・カーニーが確立した指針と「コンサルタントとしての成功は、提言の"本質的な正しさ"、およびそれが有効であると自信をもって説得できる能力にかかっている」との信念に、したがっています。当社の業務は常に顧客に対し、短期および長期の両面において、明確な利益を提供することを意図しています。我々はすべての業務においてリソースを集中し、当社のグローバルな規模を活用し、卓越性を追求する一方、パートナー組織としての文化を活かして、協調性、正統性、先見性を発揮するよう努めています。当社には、組織や地理的境界を超える、独特の平等な文化があります。コンサルタントは、現実的で親しみやすく、革新的なプロジェクトの遂行に情熱を持っています。常に、顧客と従業員に対して、短期的な効果と長期的な利益の両方を提供することを心がけています。

著名な出身者

安田隆二氏

一橋大学大学院国際企業戦略研究科特任教授

楠雄治

楽天証券 代表取締役社長

前川智範氏

第一屋製パン　代表取締役社長

島田隆氏

元日本メドトロニック代表取締役社長

高家正行氏

元ミスミグループ本社代表取締役社長

西川久仁子

ファーストスター・ヘルスケア 代表取締役社長

松本恭攝氏

ラクスル代表取締役社長

関連書籍

A.T.カーニー「最強の経営シリーズ」【合本版】（2016/12/22）

栗谷 仁、梅澤 高明

頂点に立つ人は何のために働くか　グローバルエリートの仕事作法（2015/7/1）

梅澤高明

最強の調達戦略: 成熟市場の企業収益力を向上させる経営手法（2014/2/14）

野田 武、A.T.カーニー

最強の業務改革―利益と競争力を確保し続ける統合的改革モデル（2013/7/12）

A.T.カーニー、栗谷 仁

略称

RB

本社所在地

ドイツ・ミュンヘン

日本オフィス

〒107-6023東京都赤坂1-12-32 アーク森ビル23階

代表

長島 聡

設立

1991年（日本支社1967年）

URL

https://www.rolandberger.com/

概要・特色

1967年、現在、監査役会名誉会長を務めるローランド・ベルガーによって創業された同社は、ドイツ・ミュンヘンに本社を置く、ヨーロッパを代表する戦略コンサルティングファーム。製造業やサービス業を中心としたグローバル企業にサービスを提供している。70年代以降、ヨーロッパのみならず、南米、アジアへと海外進出を加速し、現在34カ国に51のオフィスを展開。日本法人の設立は1991年。米国を発祥とする有力戦略コンサルティングファームが多い中、クライアントとの信頼関係に重きを置く「リレーションシップ・コンサルティング」や「結果と実効性を伴う創造的な戦略策定」を標榜し、長期的な視点での成長支援、企業文化の尊重、アントレプレナーシップを尊重する企業文化を重視するなど、独自性を発揮している。日本オフィスでは、自動車を中心とした製造業には圧倒的な強みがある。

カルチャー・ワークスタイル

ローランド・ベルガーは、高度な戦略立案にとどまらず、現場力と実行力を武器にして、クライアントに対して価値を提供しています。「現場を動かす強いリーダーシップ」を発揮出来ることが、当社のコンサルタントの大きな特徴です。加えて、唯一の欧州系グローバル戦略ファームであり、とりわけ欧州の豊富な知見が蓄積されている事も強みの一つです。中途入社コンサルタントの方々には、これまでの経験を通じて培われた思考力や業界知見等を最大限活用し、ビジネス経験者ならではの視点を持ったコンサルタントとして活躍していただくことを期待しています。「現場を動かす強いリーダーシップ」を発揮するという観点でも、中途採用者の経験は当社にとっての大きな財産になると考えています。当社のコンサルタントは会社のブランドに頼るのではなく、一人一人の力量をブランドとして機能させ、クライアントに対する成果を創出しています。決して楽な環境ではありませんが、そのような状況下で切磋琢磨しながら、クライアントの成功と自身の成長を達成したいという想いを持たれた方には、是非わが社の門を叩いていただきたいと思います。

著名な出身者

遠藤功氏

元早稲田大学ビジネススクール教授

水留浩一氏

スシローグローバルホールディングス　代表取締役社長 CEO

富永朋氏

NKメディコ　代表取締役社長

岡野邦昭氏

全国通販　代表取締役社長

鈴木信輝氏

ワールド　グループ専務執行役員

平田英己氏

楽天　執行役員

稲積憲氏

元NHN PlayArt　代表取締役社長

岡村暁生氏

元リカルド・ジャパン代表取締役社長

関連書籍

350兆円市場を制するグリーンビジネス戦略（2014/9/12）

ローランド・ベルガー グリーンビジネス・コンピタンス・センター

日系自動車部品メーカー 脱「ケイレツ」経営（2011/11/25）

ローランドベルガー自動車戦略チームアジア

略称

ADL

本社所在地

アメリカ・ボストン

日本オフィス

〒105-7133東京都港区東新橋1丁目5番2号汐留シティセンター33階

代表

原田裕介

設立

1886年（日本支社1978年）

URL

http://www.adlittle.jp/

概要・特色

1886年、アーサー・D・リトル博士により、世界初の民間受託研究機関経営としてマサチューセッツ工科大学のキャンパス内で創業。設立当初こそ、技術開発の委託研究が活動の中心だったが、1920年代以降は経営コンサルティングに主軸を置くようになった。その出自からも想像できるように、同社はテクノロジーを切り口としたマネジメントコンサルティングに強みがあり、製造業を中心とした全社戦略や事業戦略の策定に加え、技術経営（MOT）、知的財産マネジメントなど、特色あるコンサルティングサービスを展開している。日本法人の設立は1978年。「Side-by-Side」（常に顧客とともにあること）をコンセプトに、世界35拠点でコンサルティングサービスを提供している。

カルチャー・ワークスタイル

• 視座高く捉える" こと
  人は、自分起点に考えを巡らせがちです。担当役割や業務の範囲で何ができるかと、いわば仰観的に捉えてしまうのです。しかし、経営に携わる方々は、遥か茫洋とした高い視座から見ている。様々な要素がどう絡み、どこに全体を変革する肝があるかを俯瞰しているのです。ADLのコンサルタントは、経営者の悩みを深く正しく共有する努力を通じ、自らの "モノゴトを考える視座" を高めることを学んでいくのです。
• "考え抜く" こと
  絶対に正しいと自分が信じ込める道筋を見出すには、徹底的に自らを追い込み、考え抜く必要があります。コンサルティングの業務は、十分に紡ぎ上げられた事実を基に、自らが頭の中に描いた概念をアウトプットとして明示化し、それを打出すことの繰り返しです。そのアウトプットに対し、（時に厳しい）指摘や指導を受け続けていく中で、ADLのコンサルタントは、"本当に自分が伝えたいメッセージ"を結晶化させて具体的に描き出すための、ギリギリまで考え抜く頭の使い方を学んでいくのです。
• "主語を相手におく" こと
  私たちが第三者であることは、常に謙虚に胸に留めおく必要があります。どんなに正しい提言であっても、クライアントの共鳴を呼ばなければ机上の空論に過ぎないのです。ADLは、いかに自分達の想いが強かろうと、いかに自信があろうと、それを受け止めた相手が "本当のところどう思っているのか" を繊細に見つめることを重視します。その姿勢を通じ、ADLのコンサルタントは、人を･組織を動かすことを学んでいくのです。

著名な出身者

小林雅氏

インフィニティ・ベンチャーズLLP 共同代表パートナー

清水弘氏

日本工業大学専門職大学院専任教授

西川潔氏

ngi groupファウンダー

高宮慎一氏

グロービスキャピタルパートナーズCSO

関連書籍

なぜ、あなたがリーダーなのか[新版]――本物は「自分らしさ」を武器にする（2017/1/31）

ロブ ゴーフィー、ガレス ジョーンズ

日本企業のイノベーション・マネジメント（2013/6/13）

ヘルシュタット,コルネリウス、 チルキー,ヒューゴ

略称

Strategy&

本社所在地

アメリカ・ニューヨーク

日本オフィス

〒100-6921　東京都千代田区丸の内2-6-1丸の内パークビルディング21階

代表

今井俊哉

設立

1914年（日本支社1983年）
※前身のブーズ・アレン・ハミルトンおよびブーズ・アンド・カンパニーの設立年に準ず

URL

https://www.strategyand.pwc.com/

概要・特色

プライスウォーターハウスクーパース・ストラテジー（Strategy&）は、2014年、ブーズ・アンド・カンパニーとPwCの経営統合により誕生した。日本においては2015年に、旧プライスウォーターハウスクーパースのストラテジー部門と旧PwC PRTMマネジメントコンサルタンツジャパンが加わった後、2016年、PwC Japanのコンサルティング部門を集約しPwCコンサルティング合同会社を設立。Strategy&は同社の戦略コンサルティング部門を担っている。Strategy&は、1914年にエドウィン・ブーズが設立したブーズ・アンド・カンパニーと、サミュエル・プライスが1849年に設立したPwCの伝統を受け継ぎ、戦略コンサルティング会社としては世界最古の歴史を有す。「プロダクトライフサイクル」（Product life cycle）や「サプライチェーン・マネジメント」（Supply chain management）などの概念を生み出したことでも知られる。

カルチャー・ワークスタイル

コンサルタントとして入社した後は、毎日チャレンジングな課題に取り組むことになります。PwCネットワークのStrategy&では世界トップクラスのトレーニング・プログラムと先輩コンサルタントからのOJTを通じて、各スタッフがそれぞれの強みを活かしながら戦略コンサルタントとして成功できるように綿密に配慮されています。また、グローバルで多様性に富んだStrategy&のチームの一員として働くことで、あなたの視野と可能性は大きく広がるはずです。コンサルタント個々人の成長とプロジェクトを通じた付加価値の提供こそが、クライアント企業の成功、そしてひいてはStrategy&の成功へと繫がると私たちは信じています。もちろん、仕事だけが人生ではありません。Strategy&では、フレキシブルな勤務制度など、仕事とプライベートのバランスをとるための様々なプログラムが用意されています。また、多くの社員が休暇を使って慈善活動に貢献したり、コミュニティや世界がより良くなるために活動しています。

著名な出身者

足立光氏

日本マクドナルド　上席執行役員 マーケティング本部長

岩村水樹氏

グーグル　専務執行役員CMO

川上潤氏

元GEヘルスケア・ジャパン　代表取締役社長兼CEO

郡信一郎氏

元デル株式会社 代表取締役社長

上田谷真一氏

元バーニーズ・ジャパン　代表取締役社長

関連書籍

なぜ良い戦略が利益に結びつかないのか―――高収益企業になるための5つの実践法（2016/12/9）

ポール・レインワンド、チェザレ・メイナルディ

略称

ACストラテジー

本社所在地

アイルランド・ダブリン

日本オフィス

〒107-8672 東京都港区赤坂1-11-44赤坂インターシティ14階

代表

江川昌史

設立

1989年（日本支社1995年）
※前身のブーズ・アレン・ハミルトンおよびブーズ・アンド・カンパニーの設立年に準ず

URL

https://www.accenture.com/

概要・特色

アクセンチュアは、監査法人アーサー・アンダーセンから、1989年に分社化したアンダーセン・コンサルティングを源流に持つコンサルティングファーム。2001年に社名をAccentureに改める。もともとITコンサルティングに強みを持っていたが、現在は「ストラテジー」、「コンサルティング」、「デジタル」、「テクノロジー」、「オペレーションズ」の5つの領域においてコンサルティングサービスを提供している。戦略コンサルティングを担う「ストラテジー」部門においては、デジタル化する社会の要請に応えるため、新しいテクノロジーをビジネスに活かし、クライアント企業のイコール・パートナーとなって、ともに新しい市場を創る（＝イノベーション）ことを目指している。BCGやATK、べインからMDクラスが集まり、自らイノベーションを起こす新しい形の戦略ファーム。

カルチャー・ワークスタイル

未来のアクセンチュアに必要なDNA

• 背伸びをしてでも目標に手を伸ばさずにはいられない
• 自分も会社も世の中までも、変えたいと望む
• ここで成長したあとは「次のステージ」も視野に入れている
• チャレンジに、手加減をしない
• タフな状況も、先頭に立ち楽しめる情熱がある
• 正しい判断のためには、上司との衝突も辞さない
• 信念に基づき、主張し、実際にやりとげる
• チームワークの可能性を信じる
• 多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている
• 常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある

先駆者であり続けるために、進化は宿命であり
予測不可能な未来のアクセンチュアを造れるDNAが必要なのです

著名な出身者

秋山咲恵氏

サキコーポレーション　代表取締役社長

金子英樹氏

シンプレクス　代表取締役社長

吉松徹郎氏

アイスタイル　代表取締役社長 CEO

杉江陸氏

新生フィナンシャル　代表取締役社長 兼 CEO

田村誠一氏

元JVCケンウッド代表取締役兼執行役員副社長兼最高戦略責任者

波多野徹氏

OKIデータ　代表取締役社長

三谷宏治氏

K.I.T.虎ノ門大学院主任教授

関連書籍

サーキュラー・エコノミー デジタル時代の成長戦略（2016/11/23）

ピーター・レイシー、ヤコブ・ルトクヴィスト

略称

CDI

本社所在地

日本・東京

日本オフィス

〒140-0002 東京都品川区東品川2-2-4天王洲ファーストタワー23階

代表

石井 光太郎

設立

1986年

URL

http://www.cdi-japan.co.jp/

概要・特色

コーポレートディレクションは国内初の独立系経営戦略コンサルティングファーム。1986年に欧米流の合理的経営戦略を、ミドル層を巻き込むボトムアップ型の変革を指向する日本企業に組み込むことを目的に、ボストン・コンサルティング・グループに在籍していた10名のコンサルタントによって設立された。現在では、東京のみならず上海、バンコク、ホーチミン、シンガポールに拠点を置き、日本企業向けコンサルティングからアジアをベースとしたコンサルティングへと発展。およそ50名の社員が「信頼できる第三者」であると同時に「信用できる身内」であることを目指し、民間企業や官公庁などに対し戦略コンサルティングサービスを提供している。

カルチャー・ワークスタイル

CDIは、創業以来、自立を貫いてきました。コンサルタントとして、真の意味での自由な発想力と創造性を培うために、自立していることが不可欠な条件であると考えてきたからです。CDIは、株式会社の形態をとってはいますが、通常の意味での会社とは一線を画します。会社があって従業員としてのコンサルタントが所属する、とは考えておらず、自らに拠って立つコンサルタントがいて創造的空間を共有するために集団を形成している、と考えます。各コンサルタントは、CDIの組織目標のために仕事をしているわけではありません。組織としてのCDIが、いたずらに拡大をめざすこともありません。CDIの組織目標がもしあるとすれば、それは創造的人材開発そのものです。CDIという空間は、「おでん屋の出汁」「漬物の糠」のような存在に過ぎません。各コンサルタントはよい出汁や糠の中で成長し味わいを増し、同時に出汁や糠に逆に深みを与えることで次代に引き継いでいきます。コンサルティングの世界での「職人にとってのより良き工房であること」を旨として運営されているのです。ビジネスとしての側面をもちながら、こうした自由・自立の集団であり続けることは、きわめて繊細な知恵と不偏不党の精神を要します。しかし、それこそCDI創業のもう一つの目論見であり、「プロフェッショナルによるプロフェッショナルのための組織を、日本人プロフェッショナル自らが作ったらどうなるか」という実験・挑戦なのです。

著名な出身者

冨山和彦氏

経営共創基盤 代表取締役CEO

中神康議氏

みさき投資 パートナー　代表取締役社長 兼CEO

谷井剛氏

フォーバルテレコム 代表取締役社長

梅田優祐氏

UZABASE 代表取締役共同経営者