2014年も年末に差し掛かり、PE業界各社向けに2014年の転職状況をまとめた資料を作成しており、一部内容を弊社HPでも公開致します。
今年からの取り組みでございますので、比較値は出せないのですが、皆様の参考になれば幸いです。
第一弾は外資系PEファンドについてです。
■外資系PEファンド(ディストレス等は除く)
《採用状況》
今年は、外資系投資ファンドで15名前後の採用があったと把握しております。
昨年の数値が無いので、増減が出せないのですが、現在の就業人数は全体で約115名程となっております。
新たに採用された方々のバックグラウンドは、投資銀行出身者が65%強を占め、戦略コンサルティングファーム出身者が残りとなっております。
2014年に限っては、同業他社やプロフェッショナルファーム以外からの入社の確認は取れませんでした。
また転職決定者の90%以上は外資系からの転職となっており、外資系PEファンドの採用は外資系プロフェッショナルファームでの就業経験を強く求める傾向が色濃くでております。
《案件状況》
今年は例年にも増し、多くの案件がクロージングしております。
カーライル・グループ、KKR、ベインキャピタル、CLSAキャピタルパートナーズ等が案件を公表しております。
カーライル・グループはディールイヤーとなり今年3件(株式会社おやつカンパニー、三生医薬株式会社、SBIモーゲージ株式会社)の案件をクロージングしております。
また、KKRも今年は2件案件(パナソニック ヘルスケア株式会社及びパイオニアDJ株式会社(仮称)/株式譲渡契約締結)を発表しております。
ベインキャピタル・ジャパンのマクロミル買収も2014年の案件です。若い会社の非公開化という事で話題を集めました。
直近では、海外の同業他社であるメトリックスラボを買収し、買収先創業者を新社長に迎え入れるという人事を発表した事でも注目されました。
同社のポートフォリオカンパニーである、すかいらーくの上場も注目度が高かった印象です。
2015年もこのままの調子で案件が成立が続くと、業界が全体が盛り上がっていくのではないでしょうか。
ますます楽しみな業界です。
■日系PEファンド 2014年のPE業界と転職状況はこちらこちら
(佐竹)
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