アサヒグループホールディングス<2502>、ABインベブ傘下の豪ビール大手CUBを1.2兆円で買収へ
アサヒグループホールディングスは19日、豪州ビール大手、カールトン・アンド・ユナイテッド・ブルワリーズ(CUB)を買収すると発表した。親会社で、ビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ、本社ベルギー)と合意に達した。買収金額は160億豪ドル(約1兆2096億円)。2020年第1四半期(1~3月)中の買収完了を見込む。日本企業による酒類事業の買収として、2014年にサントリーホールディングスが米ウイスキー大手のビームを約1兆6000億円で傘下に収めたのに次ぐ規模となる。
CUBは「Carton」「Great Northern」などのブランドで知られ、2019年12月期業績見込みは売上高1820億円、営業利益781億円。アサヒは同社の販路を活用して、「スーパードライ」など主力商品の売り上げ拡大を目指す。
アサヒは2016年にABインベブから西欧のビール事業を約2900億円で、翌17年には同じくABインベブの中東欧事業を約8800億円で買収しているが、今回の買収はこれを大きく上回る。日本、欧州、豪州の3極を核に強固なグローバルネットワークを築く。
リクルートホールディングス<6098>、英国の100%子会社を通じて、AI技術活用の求人広告自動最適化プラットフォームClickIQ運営会社の全株式取得
リクルートホールディングスは、100%子会社であるIndeed Ireland Operations Limited(アイルランド・ダブリン)を通じて、英国未上場企業Blackstone Point LTD(英国・サリー、Blackstone Point社)の発行済全株式を取得することを決定し、最終契約書を締結した。
Blackstone Point社は、欧州を代表するAI技術を活用した求人広告自動最適化プラットフォームClickIQの運営及び提供を行っている。
またClickIQ運営チームは、求人企業が最適な求人広告費用で、求職者や求職中ではないが求人企業が求めるスキルを持った人にアプローチできるソリューションを開発した。
本件M&Aにより、リクルートHDは、ClickIQと共にAI技術を活用することで、求人企業に対するより速く効率的なマッチングを提供できるようサービス強化を図り、採用担当者が応募者との関係性の構築や、応募者と求人企業とのマッチング精度の確認に注力できるようにする。
電通<4324>、インドのデータ分析会社ウガムを子会社化
電通は、インドのデータ分析会社ウガム(ムンバイ)の株式87%を取得し子会社化することを決めた。ウガムは2000年設立で、米国をはじめ海外企業に対して調査分析、小売り分析、顧客のIT導入支援、電子商取引のコンテンツ最適化などの各種オフショアサービスをインドから提供している。取得価額、取得日は非公表。
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