資生堂<4911>、人気スキンケアブランドの米ドランク・エレファントを約910億円で買収
資生堂は8日、米子会社を通じて、米国で人気のスキンケアブランドを持つドランク・エレファント・ホールディングス(デラウェア州。2019年12月期見込みの売上高135億円)を買収すると発表した。12月までに全株式を取得する。買収金額は8億4500万ドル(約910億円)。
ドランク・エレファントはティファニー・マスターソン氏が2012年2月に創業。「DRUNK ELEPHANT」ブランドのスキンケア商品を展開する。同ブランドはマスターソン氏が独学で成分や処方を学び、肌に悪影響をもたらす可能性のある原料を排除するなどの独自の商品性で米国の若年層を中心に支持を得ている。2019年12月期は初めて売上高100億円を突破する見込み。
資生堂は今後の成長が期待される米国発ブランドを取り込み、主力のスキンケア事業を世界規模で拡大する。
日本製紙<3863>、豪州の包装資材大手オローラから段ボール事業を1243億円で買収
日本製紙は10日、豪州の包装資材メーカー大手、オローラ(ビクトリア州)から豪とニュージーランドにおける板紙パッケージ(段ボール)部門を買収することで合意したと発表した。買収金額は17億2000万豪ドル(約1243億円)。成長が見込まれるオセアニア地域で、段ボール古紙の回収から、段ボール原紙、段ボール箱、関連包装資材の製造まで一貫体制による段ボール事業に進出する。
オローラは紙やアルミニウムなどのパッケージを製造・販売を主力とする。日本製紙は2009年に子会社化した豪製紙大手のオーストラリアン・ペーパー(AP)を通じて、オローラの板紙パッケージ部門を買収する。2020年1月31日付で買収完了を予定している。当該部門の2019年6月期業績は売上高約1031億円、営業利益約66億円。
取得予定日は2020年1月31日。
Honda<7267>の研究開発子会社・本田技術研究所、米国のドライバー向けスマホアプリ開発会社Drivemode, Inc.の全株式取得、完全子会社化
Hondaの研究開発子会社である株式会社本田技術研究所(埼玉県和光市)は、デジタル・コネクテッド領域における新価値創造の強化に向け、Drivemode, Inc.(米国カリフォルニア州、ドライブモード)の全株式を取得し、完全子会社化した。
Hondaは、デジタル技術を活用した新たな価値創造に向け、2019年4月に本田技術研究所内にデジタルソリューションセンターを新設した。
ドライブモードは、ドライバー向けスマートフォンアプリの開発・提供を行っているスタートアップ企業。ユーザーインターフェースやアプリケーション開発、クラウド技術などに優れており、Hondaのグローバルなオープンイノベーションプログラムを通じて2015年から共同開発を行っている。
本件M&Aにより、Hondaは、デジタルソリューションセンターとドライブモードを連携することで、コネクテッド・モビリティーサービス領域の新価値創造を加速を図る。
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