M&Aニュース（2018年 1/1〜1/7）

SOMPOホールディングス＜8630＞、米の保証保険会社を買収

SOMPOホールディングス＜8630＞は子会社を通じて、米レクソン・シュアティ・グループ（テネシー州）傘下の保証保険事業会社を買収すると発表した。
買収するのはレクソン・シュアティ・グループの中核事業会社であるレクソンインシュアランスカンパニーと代理店。事業者の免許取得の際の法令順守を保証する「免許保証」や建設会社が工事を請け負う際に必要となる「契約保証」「履行保証」などに関する保険引き受けを手がける。買収金額は200億～300億円となる模様。米関係当局の認可・承認が前提となるが、2018年3月ごろに買収手続きが完了する見込み。

リクルートホールディングス＜6098＞、オンライン旅行代理店のアジア子会社3社を売却

リクルートホールディングス＜6098＞はオンライン旅行代理店業務を手がけるフィリピン、インドネシア、ベトナムの3現地子会社を売却することを決めた。シンガポールのJet Tech Innovation Venturesにすべての株式を6680万ドル（約75億円）で譲渡する。
リクルートグループの持つノウハウの有効性検証について一定の成果を得たものの、ASEAN（東南アジア諸国連合）でのオンライン旅行代理店業務をめぐる競争激化などから、今後は新たな戦略に沿って事業の維持・発展を図ることが各社の価値の最大化に役立つと判断した。
譲渡する3現地子会社社はフィリピンTravel Book Philippines（2014年子会社化）、インドネシアPT.Go Online Destinations（2015年子会社化）、ベトナムMyTour Vietnam Company（同）。
株式譲渡予定日は2018年3月29日。

武田薬品＜4502＞、ベルギーの医薬企業を約700億円で買収へ

武田薬品工業＜4502＞はベルギーのバイオ医薬品企業のタイジェニックス（TiGenix）を株式公開買い付けを通じて約5億2000万ユーロ（約700億円）で買収すると発表した。買付価格は1株当たり1.78ユーロ。欧州医薬品庁の承認が前提となるが、買収は2018年3月下旬から4月上旬に完了する見通しとしている。
武田薬品は2016年7月、タイジェニックスが手がける消化器系疾患領域の新薬候補について米国以外での開発・販売権を取得している。今回の買収により米国での展開が可能になる。
タイジェニックスはユーロネクスト・ブリュッセルと米NASDAQに上場している。

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