三井物産<8031>、豪石油ガス資源開発会社AWEを買収へTOB実施
三井物産<8031>は、豪の石油ガス資源会社AWEの全株式をTOB(株式公開買付け)により取得すると発表した。最大で約512億円を投じる。
AWEは、原油・ガス生産を主とするエネルギー事業を行っている。三井物産は豪国内の優良原油・ガスの保有資産を拡充するとともに運営機能も取り込む。AWEをめぐっては豪ミネラル・リソーシズと中国の中国国儲能源化工集団も買収に名乗りをあげていたが、三井物産の提案が上回った。
本TOBにより、三井物産は、豪州国内の優良原油・ガス資産のポートフォリオの拡充を図るとともに、豪州石油・ガス生産事業においてより活動領域を広めるためのオペレーター機能の獲得を目指す。
公開買付価格は1株あたり0.95豪ドル。
買付期間は2018年2月上旬~3月下旬。
ユーグレナ<2931>、健康食品販売のフックを完全子会社へ
ユーグレナ<2931>は、サプリメントや健康食品を企画・販売するフック(東京都渋谷区。売上高11億9400万円、営業利益△2700万円、純資産7000万円)の株式44.5%取得したうえで、その後に株式交換によって完全子会社化することを決議した。
ユーグレナは、微細藻類ユーグレナ(和名ミドリムシ)を活用した機能性食品・化粧品などのヘルスケア事業を柱の一つとし、直販を中心に売り上げを伸ばしている。フックは自社EC(電子商取引)サイトなどを通じて女性顧客を中心に天然成分によるサプリメント・健康食品を販売している。ユーグレナの通販基盤や商品開発力、資金力とフックの顧客基盤を組み合わせヘルスケア事業の拡大につなげる。
株式取得、株式交換のいずれもフック株式1株あたりの価額は150万円。
株式取得価額は8億100万円。株式取得予定日は2018年2月26日。
株式交換比率はユーグレナ:フック=1:1446。
株式交換価額は9億9900万円。株式交換日は2018 年4月1日。
ファナック<6954>、協働ロボットのベンチャー、ライフロボティクスを買収
ファナック<6954>は、協働ロボットのベンチャー企業、ライフロボティクス(東京都江東区。資本金1億円)の全株式を取得し、子会社化した。取得金額は非公表。
ライフロボティクスは産業技術総合研究所発のベンチャーで、2017年12月に設立。肘の回転関節をなくし、伸縮する関節を持つ独自機構の協働ロボット「CORO」を開発・製造している。狭い場所でも人など周囲との干渉を最小限に抑えながら、多様な姿勢と幅広い動作範囲を実現する。
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