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M&Aニュース(2019年 11/18〜11/24:Zホールディングス/三菱ケミカルホールディングス/日本調剤/キリンHD)

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Zホールディングス<4689>、LINE<3938>と経営統合

IT大手ヤフーの持株会社であるZホールディングスと、通信アプリ大手のLINEは経営統合することを決めた。
LINEの親会社である韓国のNAVER(保有割合72.6%)と、Zホールディングスの親会社であるソフトバンク(保有割合44.6%)が、LINEの非公開化を目的にTOB(株式の公開買い付け)を行い、LINEの全株式をソフトバンクとNAVERの両社が保有する。
その後ソフトバンクが保有するZホールディングス株をLINEに移管するとともに、LINEの議決権割合がNAVERとソフトバンクで50:50となる取引を行い、ソフトバンクはLINEを連結子会社化する。
合わせてLINEが新たにLINE承継会社を設立し、LINEの全事業を承継させる吸収分割を実施した後、Zホールディングスを株式交換完全親会社とし、LINE承継会社を株式交換完全子会社とする株式交換を行い、Zホールディングスが、LINE承継会社を傘下に収める。
株式交換はLINE承継会社の株式1株につき、Zホールディングス株式11.75株を割り当てる。吸収分割効力発生日、株式交換効力発行日はいずれも2020年10月の予定。
月間利用者が6743万人のヤフーをかかえるZホールディングスと月間利用者が約8200万人のLINEが互いのサービスを連携させることで、双方の事業拡大を目指す。

三菱ケミカルホールディングス<4188>、子会社の田辺三菱製薬をTOBで完全子会社化

三菱ケミカルホールディングスは18日、子会社の田辺三菱製薬(東証1部上場)に対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。現在の56.39%の持ち株比率を100%に引き上げる。
田辺三菱製薬は2007年10月に、田辺製薬と三菱ウェルファーマが合併して誕生した企業で、合併時に三菱ウェルファーマの親会社だった三菱ケミカルホールディングスが株式の過半数を保有した。
両社による知的財産や人材などの相互活用や、経営資源投入などの連携や協業が十分でないと判断、完全子会社化によって研究開発費の増額や先行投資、技術交流などを進め相乗効果を高めることにした。
買付価格は1株2010円で、TOB公表の前営業日の終値1313円に53.08%のプレミアムを加えた。買付予定数は2億4466万6211株で、買付代金は約4917億7900万円。買付予定数の下限は5767万731株。応募株数が下限に満たない場合は、買い付けを行わない。

日本調剤<3341>、薬栄、新栄メディカル、センチュリーオブジャスティスを子会社化

日本調剤は、調剤薬局の薬栄(東京都新宿区。売上高56億5100万円、営業利益9700万円、純資産19億1000万円)、新栄メディカル(東京都武蔵野市。売上高0円、営業利益0円、純資産3600万円)、センチュリーオブジャスティス(東京都渋谷区。売上高2億6600万円、営業利益1600万円、純資産1億2300万円)の3社の全株式を取得し、子会社化することを決議した。
3社は東京都を中心に千葉県、埼玉県、神奈川県の 1 都 3 県に調剤薬局 19 店舗を展開しており、子会社化により店舗網を拡充するのが狙い。
取得価額は非公表。取得予定日は2019年12月25日。

キリンHD、米クラフトビール3位を買収

キリンホールディングス<2503>は20日、米クラフトビール大手、ニュー・ベルジャン・ブルーイング(コロラド州)を買収すると発表した。海外子会社を通じて2020年3月末までに株式を100%取得する。買収額は非公表。全米に販売網を持つニュー・ベルジャンの強みを生かし、海外のクラフトビール事業の拡大につなげる。
ニュー・ベルジャンは小規模生産でビールの味や香りの独自性を出すクラフトビールメーカーの米国3位。キリンHDは20年1~3月には買収手続きを完了する見通し。買収後も最高経営責任者(CEO)は続投し、従業員の雇用も維持する。
代表的なブランドである「ファットタイヤ」や「ブードゥー・レンジャー」などニュー・ベルジャンは40種類以上のブランドを全米で展開する。2018年の売上高は2億ドル(約218億円)。年間販売量は約10万キロリットル。米西部の本社工場のほか、南東部のノースカロライナ州に生産拠点がある。日本やオーストラリアにも一部を輸出する。
キリンHDは日本国内や豪州、米国などクラフトビールの盛んな地域で事業拡大に注力してきた。米では16年、米東部で人気の高いブルックリン・ブルワリー(ニューヨーク州)に24.5%出資した。ニュー・ベルジャンが全米に持つ販売網を通じ、ブルックリンの業容拡大も模索する。
米国における18年のクラフトビールの販売量はビール市場全体の約13%を占める。金額ベースでは約24%に達し、一大勢力になりつつある。クラフトビールはニューヨークやボストンなど東海岸の都市部、西海岸ではオレゴン州などで販売が伸びている。米国では今後も成長が期待される一方で、資金力に課題を抱えるクラフトビールメーカーも出始めている。
キリンHDは海外ビール事業の選択と集中を急いでいる。業績の低迷が続いたブラジル市場から17年に撤退し、成長の見込めるフィリピンやミャンマーに集中投資してきた。クラフトビールでは豪やニュージーランドを統括する事業会社、ライオンが豪のクラフトビール市場でシェア首位を誇る。ライオンを通じて英国にあるクラフトビールメーカーを18年、19年にそれぞれ買収した。
日本国内でクラフトビールの販売量はビール市場全体の1%に満たないものの、大手4社ではキリンHDが最も事業拡大に力を注いでいる。高級価格帯のビールの主力ブランドの一つに育てる戦略だ。キリンビールが過半を出資し、米ブルックリンと設立したブルックリンブルワリー・ジャパン(東京・中野)が20年2月、クラフトビールを提供する旗艦店と位置付ける常設の直営店を都内にオープンする予定だ。


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