リチウムイオン電池は、スマートフォンやタブレット端末など民生携帯機器用途を中心に伸長し、最近ではハイブリッド自動車(HV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(EV)など環境対応型自動車向け用途で大きな成長が期待され実需が立ち上がりつつあり、また、定置蓄電用途や産業用途などへの展開も更に進むことが見込まれている。
特に中国では政府の補助金による促進政策もあり、EV及び車載用リチウムイオン電池の市場が急速に拡大。電解液を含む電池材料も需要が急伸する一方で、新興メーカーの台頭もあり競争が激化している。
三菱化学と宇部興産は、知的財産を含む技術資源の相互利用や生産技術の融合などによって、技術力とコスト競争力を強化することでより優れた競争力ある電解液を供給していくことを目的として、中国における両社の電解液事業を合弁形態(持分比率50:50)で運営することに合意した。
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