電通(4324)、インドネシアのデジタルマーケティング会社を子会社化
電通(4324)はインドネシアの大手デジタルパフォーマンスマーケティング会社「バリュークリック」(ジャカルタ)の全株式を取得し子会社化することで同社株主と合意した。
電通グループは、「iProspect」というグローバルブランドにおいて、デジタルパフォーマンスに関する事業を展開している。
バリュークリック社は2012年設立で、SEM(検索エンジンマーケティング)、SEO(検索エンジン最適化、ソーシャルメディア、運用型広告などの領域でサービスを展開する。電通は海外事業統括会社である電通イージス・ネットワーク(英ロンドン)を通じてバリュークイック社の株式を取得する。バリュークイック社の株式取得後、インドネシア国内にあるデジタルパフォーマンス関連の既存拠点との合併など事業再編を予定している。
電通は、バリュークリック社をiProspectのインドネシア拠点と合併させ、社名の呼称をiProspect Valuklikに改称する。またバリュークリック社のブランドで、デジタル分析に強みを持ち、Goolgeアナリティクスのインドネシアにおける最大の認定パートナーの一つであるPinnacleをiProspectと合併させ、iProspect Pinnacleに改称する。
株式取得予定価額、予定日ともに非公表。
電通(4324)、米国デジタルマーケティング会社を買収へ
電通(4324)は米国のデジタルマーケティング会社「スワール」(サンフランシスコ市)の全株式を取得することで同社株主と合意した。
スワール社は1997年設立で、戦略立案、クリエーティブ、メディアプランの策定・実施、コンテンツ制作などを専門とし、米西海岸で独立系エージェンシーとして高い評価を得ている。電通はニューヨーク州に持つ既存拠点「マクギャリーボウエン」とのデジタル領域での相乗効果を高めることを目的としており、買収後はスワール社を「スワール・マクギャリーボウエン」に改称する。
株式取得予定額、予定日などは非公表。
マクロミル(3978)、脳波活用マーケティング事業展開のセンタンを子会社化
マクロミル(3978)は、株式会社センタン(東京都千代田区)の株式の41%を取得し、子会社化することを決定した。
マクロミルは、オンライン・マーケティング・リサーチ事業を主業とする一方で、より幅広いニーズに対応するため、インタビュー調査やデータベース・ソリューションの提供等を行うとともに、デジタル・マーケティングに関する各種サービスの拡充に取り組んでいる。
センタンは、脳科学・認知神経科学の知見に基づいたマーケティング・コンサルティング・サービスを提供している。
両社はすでに10ヶ月超にわたって提携関係にあり、共同でのソリューション提供と新規顧客事例の創出を実現している。
本件M&Aにより、マクロミルは、これまで 培ってきたマーケティング・リサーチ及びデジタル・マーケティングの経験・実績・顧客層と、センタンが培ってきた生体情報の取得・解析に係る実績とノウハウをかけ合わせることで、消費者のより深いインサイトや意思決定プロセスに迫るサービスの提供を目指す。
日立製作所(6501)、三菱電機(6503)の粒子線治療システム事業を取得
日立製作所(6501)と三菱電機(6503)は、粒子線治療システム事業に関して三菱電機が日立に譲渡し、両社の事業を統合することに合意した。
日立製作所は、日本、北米及びアジアの病院に粒子線治療システムを受注し、高い信頼性と実績を有し、グローバルに事業を進めている。米国の病院と共同研究を行うなど、粒子線治療の普及に取り組んでいる。
三菱電機は、国内で粒子線治療や臨床研究が行われている医療機関17施設のうち9施設に粒子線治療システムを納入している。運用面も含めた粒子線治療の普及促進に取り組んでいる。
本件M&Aにより、両社が培ってきた技術やリソースを統合することで競争力を高め、より高性能で付加価値の高い製品・サービスの提供を目指す。
三菱製鋼(5632)、ドイツの自動車サスペンション用ばねメーカーGebrüder Ahle GmbH & Co. KGを買収
三菱製鋼(5632)は、ドイツのGebrüder Ahle GmbH & Co. KGの買収を決定した。
三菱製鋼は、進行中の中期経営計画の方針の一つとして、ばね事業の自動車サスペンション用ばね(巻ばね・スタビライザ)のグローバルサプライヤー化を目指している。
Gebrüder Ahle GmbH & Co. KGは、1904年設立で、自動車用巻きばねの設計・製造・販売を手がける。巻きばねの海外製造拠点は米国、カナダ、メキシコ、中国、インドに次ぐ6拠点目となる。
本件M&Aにより、三菱製鋼は、欧州への進出を実現するとともに、Gebrüder Ahle GmbH & Co. KGを拠点としてスタビライザの設備導入も進めるとともに、既存拠点とのシナジーを創出し、グローバル市場での更なる拡販を図る。
出資持分取得価額は未公表。
出資持分譲渡実行日は2018年2月下旬。
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