テクマトリックス<3762>、医療システム事業を分割し、三井物産との共同出資会社に移管
テクマトリックス<3762>は、医療システム事業を分割し、100%子会社として設立した新会社「NOBORI」(東京都港区)に移管すると発表した。4月に新会社への事業移管を予定し、これに合わせて三井物産<8031>は新会社が実施する第三者割当増資を引き受け、22億円を出資(33.34%)する。
テクマトリックスは医療機関向けに医用画像システムの開発・販売を手がけ、2012年から「NOBORI」と名付けたクラウドサービスを始めた。NOBORIが保管する画像データ量は患者数にして延べ2000万人分にのぼるという。今後、医療システム事業はNOBORIに承継され、三井物産と共同で運営する。これにより、三井物産のグループ会社やその投資先との連携を進めるとともに、海外を含めたネットワークの活用が可能となる。
会社分割予定日は2018年4月1日。
第三者割当増資実行予定日は2018年4月19日。
芙蓉総合リース<8424>、中古医療機器の買い取りや解体・撤去のFUJITAを連結子会社化
芙蓉総合リース<8424>は、中古医療器機器の解体・撤去から買い取り・販売までを手がけるFUJITA(東京都港区)の株式を追加取得し、連結子会社化(出資比率は51%)すると発表した。
芙蓉総合リースは2016年12月にFUJITAと資本業務提携した。以降、顧客や営業網の相互紹介、リース終了後の中古医療機器の買い取り・販売などで幅広い営業連携が着実に実現していることを踏まえ、子会社化によって一層のシナジー(相乗効果)が期待できると判断した。
株式取得価額は非公表。
株式取得予定日は2018年4月1日。
ニプロ<8086>、カナダの医療機器販売会社カ―ディオメッドを買収
ニプロ<8086>は、米子会社を通じてカナダの医療機器販売会社カ―ディオメッド・サプライズ(オンタリオ州)を買収したことを発表した。で、発行済み株式のすべてを取得した。
カ―ディオメッドはカナダにけるニプロの代理店。米子会社が新設したニプロ・カナダ・コーポレーション(オンタリオ州)がカ―ディオメッドの全株式を取得した。買収により直販体制を確立し、透析製品を販売を強化する。
株式取得価額は非公表。
株式取得日は2018年1月1日。
アステラス製薬<4503>、米国のバイオベンチャーMitobridge社を完全子会社化
アステラス製薬<4503>は、Mitobridge, Inc.(Mitobridge社)の買収を完了し、Mitobridge社を完全子会社化した。
Mitobridge社は、米国のバイオベンチャー。今後は、アステラス製薬の一部門として、「Mitobridge」の名称にて引き続きマサチューセッツ州ケンブリッジで研究活動を行う。
本件M&Aにより、アステラス製薬は、ミトコンドリア関連疾患における研究開発の更なる加速を図る。
LIXILグループ<5938>、インドの衛生陶器メーカーを買収
LIXILグループ<5938>の株式会社LIXIL(東京都千代田区、LIXIL)は、Sentini Sanitarywares Private Limitedの買収を完了した。
LIXILはインド市場及びグローバル全体におけるサプライチェーンを強化し、衛生陶器の生産体制を拡充するため、総額約71.5億円の投資を行う方針を掲げており、本件はその一環として行われる。
自社グループブランドの製品の現地生産を始めるとともに、増産投資も進め、年200万台のトイレ設備を生産する。
Sentini Sanitarywares Private Limitedはインドの衛生陶器メーカーで、近年インド南東部のアンドラ・プラデシュ州に衛生陶器工場を建設した。
本件M&Aにより、LIXILグループは生産能力を拡大することでインド市場における主導的な地位を確立するとともに、同国で生産した衛生陶器を米国などの他市場に輸出することでグローバル全体での生産能力強化を図る。併せて、Sentini Sanitarywares Private Limitedが構築してきた地域社会とのつながりを維持、発展させることで、インド市場における優位性の向上を目指す。
※当社WEBサイトで公開している事業会社業界ニュースは公表情報をもとに作成しておりますが、正確性・完全性について当社が責任を負うものではありません。