日本通運<9062>、イタリアのアパレル物流会社「トラコンフ」を子会社化
日本通運<9062>は欧州子会社を通じて、イタリアのアパレル物流会社トラコンフ(売上高170億円)の全株式を取得し子会社化すると発表した。買収金額は約190億円。
トラコンフはヴェローナに本拠地を置き、高級ファッションブランドを主要顧客とし、倉庫保管や配送サービスを欧州、米国、中国で展開する。日本通運は2013年、同じくイタリアでアパレル関連の有力物流会社のフランコヴァーゴ(フィレンツェ)を買収しており、トラコンフとの連携により、両社の顧客への相互アクセスが可能になることが見込まれるほか、ファッションロジスティクス分野で国際間輸送から製品保管、配送までの一貫サービスを高品質に提供する。
株式取得予定日は2018年3月末日。
KDDI<9433>、自動運転ソフトウェア「Autoware」開発のティアフォーと業務資本提携
KDDI<9433>は、株式会社ティアフォー (愛知県名古屋市)と業務資本提携契約を締結した。
KDDIは、カーテレマティクスのための通信回線やモジュール提供、グローバル通信プラットフォームの構築など、国内外で展開できるコネクティッドカー対応の通信ネットワークプラットフォームの開発を推進している。
ティアフォーは、オープンソースの自動運転ソフトウェア(OS)「Autoware」を開発し、日本で初めて一般公道における遠隔制御型自動運転システムの実験を実施し、無人運転(レベル4)の自動運転に成功した。近距離移動を目的とする完全自動運転の小型電気自動車(EV)の開発にも取り組んでいる。
本提携により、KDDIは、ティアフォーとの公道における無人自動運転車の遠隔制御の実証実験などを通じて、自動運転社会の実現に向けたネットワーク整備の取組みを一層推進する。
出光<5019>、豪州で石油販売会社を買収
出光興産<5019>はオーストラリアの石油製品販売会社、トリニティーを買収したと発表した。買収金額は非公表。
トリニティーは豪州で軽油やガソリンなどを年15万キロリットル販売しており、売上高は約2億豪ドル(約170億円)。
出光は2012年に同業のフリーダムエナジーホールディングスを買収している。今回の買収で豪州の給油所は60カ所を超え、売上高は1200億円近くに達する。
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