テクノプロ・ホールディングス＜6028＞、技術開発支援サービスのテクノライブを子会社化
テクノプロ・ホールディングス＜6028＞は、技術開発支援サービスなどを手がけるテクノライブ（広島市。売上高8億7100万円、営業利益1200万円、純資産7500万円）の全株式を取得し子会社化することを決議した。
テクノプロは技術者派遣を主力事業とし、進行中の中期経営計画において、コア事業である技術者派遣事業の安定的成長を掲げている。
広島、東京を中心に機械や電気・電子、組込みソフト系のエンジニア約170人を抱えるテクノライブを取り込むことにより、中核事業の成長につなげる。
株式取得価額は非公表。
株式取得予定日は2018年4月2日。
ジェイ エイ シー リクルートメント＜2124＞、シンガポールの人材紹介会社を子会社化
ジェイ エイ シー リクルートメント＜2124＞はシンガポールの人材紹介会社JACリクルートメント・アジア（JRA、売上高39億円、純利益2億3000万円、純資産9億3900万円）の全株式を取得し、子会社化することを決議した。
同社はこれまで海外への人材紹介は現地の人材紹介会社との提携を通じて行ってきた。しかし、近年、日系進出企業の現地法人では経営のローカル化に伴い、求人のトレンドは現地法人による直接採用が主流になりつつあり、こうしたニーズに対応するためには独自に現地拠点を持つ必要があると判断した。今回子会社化するJRAはグループでアジア9カ国・地域で人材紹介事業を展開している。
JRAはジェイ エイ シー リクルートメントの筆頭株主の田崎忠良氏（最高顧問）と第2位株主の田崎ひろみ氏（会長）が立ち上げた会社で、そのブランド名も同一だが、今後は法人としてのジェイ エイ シー リクルートメントが経営を主導する。
株式取得価額は約31億8000万円。
株式取得予定日は2018年3月29日。
ANAホールディングス＜9202＞、傘下LCCのピーチとバニラを経営統合へ
ANAホールディングス＜9202＞は2019年度末をめどに、傘下のLCC（格安航空）国内2位のピーチ・アビエーションと同3位のバニラ・エアを経営統合すると発表した。2018年度下期から1年半かけてピーチに順次事業を移管する。
経営統合により競争力を高め、中距離LCC領域に進出することで成長著しいアジアの需要を取り込む。2020年度に売上高1500億円、営業利益150億円を目指すとしている。
東芝＜6502＞、ブラジル子会社の東芝南米社を投資ファンドに売却
東芝＜6502＞はブラジルの連結子会社で変圧器の製造や送変電システム事業を手がける「東芝南米社」（売上高157億円、営業利益△38億円、純資産68億円）の全株式を、現地の投資ファンドであるTSEA社に譲渡すると発表した。2017年度第4四半期決算に譲渡損失として338億円を営業外損益に計上する。
東芝南米社は1968年に操業開始した変圧器製造工場を前身とし、現地でのエネルギー・インフラ事業の統括拠点としての役割を担ってきた。しかし、2016年に同国で開かれた夏季五輪以降、収益環境が急速に悪化していた。
株式譲渡価額は約17億円。
株式譲渡予定日は2018年3月末。
丸紅＜8002＞、太陽光パネルの認証試験に参入 米社を買収
丸紅＜8002＞は太陽光パネルの安全性の認証試験を請け負う米国の企業を買収した。丸紅は国内だけでなく世界各地で太陽光事業を手がけており、顧客網の拡大につなげる。今後は買収した企業を通じて、市場拡大が見込める電気自動車（EV）向け電池や蓄電池の認証試験事業を始める。
国際的な認証団体から委託を受けて太陽光パネルの認証試験を手がける「リニューアブル・エナジー・テスト・センター（RETC）」（米カリフォルニア州）の株式7割を約15億円で取得した。RETCは北米で認証試験を受けている発電所のうち、約5割の認証試験を手がけている。
RETCは認証試験のノウハウだけでなく、太陽光パネルの商品情報も豊富に持っており、丸紅が展開する既存の太陽光事業との連携を進める。RETCを通じて2019年にもEV用電池などの認証試験サービスも始める。試験を通じて市場が拡大する電池関連の情報を集め、グループ全体の事業に生かしていく。
※当社WEBサイトで公開している事業会社業界ニュースは公表情報をもとに作成しておりますが、正確性・完全性について当社が責任を負うものではありません。
Facebook
Linked in