東海カーボン<5301>、米国のカーボンブラックメーカーSid Richardson Carbon社等を子会社化
東海カーボンは、Sid Richardson Carbon, Ltd(米国・テキサス州、SRC社)及びそのグループ会社SRCG, Ltd.(同)と New SRCG Genpar,LLC(同)の全持分を取得し子会社とすることを決定し、持分譲渡契約を締結した。
取得価額は概算341億円。
東海カーボンは、カーボンブラック事業を主要事業の1つに据え、中長期的な拡大を図っている。ファーネスブラック分野においては、アジアではリーディングカンパニーの地位を築いている。
SRC社は、米国においてトップクラスの生産能力を持つファーネスブラックメーカー。タイヤメーカーを中心に、欧米ユーザー、日系ユーザー向けにも確固たる顧客基盤を有する。
本件M&Aにより、東海カーボンは、北米市場の取り込み、北米の生産拠点確保によるグローバル供給体制整備や、欧米ユーザーとの取引拡大を図る。また、SRC社との技術交流により、生産性の向上及びコスト競争力の強化を目指す。これにより、カーボンブラックにおけるグローバルプレイヤーの一角としての地位確立、ひいては企業価値向上を目指す。
株式取得完了日 2018年9月上旬
コーセル<6905>、スウェーデンのスイッチング電源メーカーPRBXの株式取得・子会社化
コーセルは、Powerbox International AB(スウェーデン、PRBX)の株式等を取得し、子会社化することを決定した。
取得価額は約2,860百万円。議決権所有割合は98.14%となる。
PRBXは、スイッチング電源を製造・販売事業をグローバルに展開している。産業機械、輸送機器、医療機器業界を主な対象とする。
本件M&Aにより、コーセルは、欧州地域における営業力の強化と開発組織の獲得による事業領域の拡大・強化を図る。また、両社の製品を組み合わせることで、製品ポートフォリオの拡大と、顧客層への包括的なソリューションの提供を実現する。
株式譲渡実行日 平成30年6月27日
マクロミル<3978>、マーケティング調査の東京サーベイ・リサーチを子会社化
マクロミルは博報堂子会社でマーケティング調査事業を手がける東京サーベイ・リサーチ(東京都中央区)の株式51%を取得し子会社化することを決議した。
東京サーベイ・リサーチは1965年設立で、調査業界で実績を積んできた。直近売上高は約23億円。2008年に博報堂の子会社化となっていた。
株式取得価額は非公表。
株式取得予定日は2018年7月2日。
日本創発グループ<7814>、印刷業の田中産業を子会社化
日本創発グループは、持分法適用関連会社で印刷業の田中産業(さいたま市。売上高34億円、営業利益3億8800万円、純資産21億3000万円)を子会社化することを決議した。田中印刷が実施する第三者割当増資を引き受け、株式の所有比率を現在の29.11%から56.01%に引き上げる。
田中産業は1956年設立で、国内最大のB倍超(菊4倍)大判オフセット印刷、大型タペストリーや懸垂幕の製作、金属素材への印刷などを幅広く手がける。日本創発グループは田中産業と2016年11月に業務提携し、製造設備や印刷技術などの経営資源に融合などを進め、翌2017年10月には一部株式を取得し持分法適用関連会社としていた。子会社化によって一層の事業シナジー(相乗効果)を期待している。
株式取得価額は6億5000万円。
株式取得日は2018年6月26日。
テクノプロ・ホールディングス<6028>、建物診断などのトクオを子会社化
テクノプロ・ホールディングスは子会社を通じて、建築技術関連のトクオ(名古屋市。売上高7億2700万円、営業利益7600万円、純資産6億円)の全株式を取得し子会社化することを決議した。
トクオは1992年設立。愛知、三重、東京、大阪に拠点を持ち、建物の耐震診断や改修設計・監理などを主力とし、総勢35人の技術者を抱える。テクノプロは技術者派遣大手で、建設関連を重点分野の一つに位置づけている。
株式取得価額は非公表。
株式取得予定日は2018年7月20日。
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