事業会社業界ニュース

M&Aニュース(2018年 7/30〜8/5:第一三共/オープンハウス/日産/KDDI/カカクコム/帝人)

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第一三共<4568>、長期収載品41製品をアルフレッサファーマに譲渡

第一三共とジェネリック医薬品子会社の第一三共エスファは、特許期間満了の長期収載品41製品について、会社分割によりアルフレッサ ファーマ(大阪市)に譲渡することを決議した。
第一三共は、がん領域へ優先的に経営資源を投入する方針を打ち出している。一方、第一三共エスファはジェネリック医薬分野で強みを持つ。そうした中、国内における長期収載品について事業最適化の方策を検討してきた結果、一部事業をアルフレッサファーマに譲渡することにより安定供給責任を継続的に果たせるものと判断した。事業譲渡する41製品(第一三共35製品、第一三共エスファ6製品)の直近売上高は91億円。
譲渡価額は84億2000万円(うち第一三共分は42億円)。譲渡は2019年3月1日以降順次。

オープンハウス<3288>、住宅分譲事業のホーク・ワンを子会社化

オープンハウスは、住宅分譲事業のホーク・ワン(東京都杉並区。売上高639億円、営業利益45億1000万円、純資産206億円)の株式69.68%を取得し子会社化することを決議した。その後、簡易株式交換を実施し完全子会社化する。
ホーク・ワンは首都圏と名古屋地区の準都心部のベットタウンを中心に住宅分譲事業を展開し、年間2000棟の供給を見込む。オープンハウスは都心部を中心に年間5000棟の住宅を供給している。オープンハウスはホーク・ワンを取り込むことにより、首都圏で都心部から準都心部までの市場を両社が互いに補完しつつ、事業展開のエリアを拡大できるなど相乗効果が大きいと判断した。
株式取得額は約200億円。株式取得日は2018年7月31日と同9月28日を予定。
株式交換による割当比率はオープンハウス1:ホーク・ワン119.0。ホーク・ワン1株に対してオープンハウス株式119株を割り当てる。株式交換予定日は2018年10月1日。

日産<7201>、自動車用リチウムイオン電池の子会社化を中国エンビジョンに売却

日産自動車は、自動車用リチウムイオン電池の製造を手がける子会社のオートモーティブエナジーサプライ(AESC、神奈川県座間市。売上高366億円、営業利益△34億円、純資産△27億円)を売却することを決議した。NECの出資分(40%)を取得したうえで、AESCの全株式を中国の再生可能エネルギー関連企業のエンビジョングループに譲渡する。これと同時に、日産は米国と英国で行う電池事業についてもエンビジョンに譲渡する。
日産は電気自動車(EV)の開発・生産に専念し、電池は外部調達に委ねる方針。ただ、エンビジョンの傘下に入ったAESCに対し、日産は25%の株式を保有することにしている。
譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2019年3月29日。

KDDI<9433>とカカクコム<2371>、資本業務提携 新規事業創出へ

KDDIとカカクコムは、カカクコムが発行する株式の一部をKDDIが取得する資本・業務提携契約を締結した。
KDDIによる株式取得先は電通<4324>からで、KDDIのカカクコム発行済み株式に対する所有割合は16.63%となる。
KDDIは、通信事業を核として、コンテンツ、コマース、エネルギー、金融、教育といった生活インフラサービスを展開することで「通信とライフデザインの融合」を図っている。
カカクコムは、購買支援サイト「価格.com」やレストラン検索・予約サイト「食べログ」等のインターネットサイトを運営し、主としてインターネット・メディア事業を展開している。
本提携により、KDDI及びカカクコムは、両社のアセットを融合し、デジタルマーケティングや広告商品の開発、新規サービス・メディアの開発など、新たな事業創出を推進する。

帝人<3401>、独自動車内装材大手を買収

帝人は、自動車向け内装材で世界大手の独ジーグラー(バーデン・ビュルテンベルク州)を約1億2500万ユーロ(約162億円)で買収すると発表した。繊維子会社の帝人フロンティアが全株式を取得する。両社の技術を組み合わせ、電気自動車(EV)向け吸音材の開発を強化する。
ジーグラーは自動車のシートに使う部材の製造・販売を手がける。本革シートの内部に使う緩衝材のシェアでは世界首位、車内の吸音材は欧州3位。17年度の売上高は6900万ユーロ(約90億円)だった。帝人フロンティアは買収によりジーグラーの売上高を25年度に200億円まで伸ばす計画だ。
27日付で独投資ファンドと株式の譲渡契約を結んだ。8月中の買収完了を予定する。買収後も経営陣を含む全従業員の雇用を継続する。
EVではモーター音のほか、ガソリン車ではエンジン音にかき消される様々な音が車内の人の耳に入る。帝人フロンティアは自社技術と組み合わせることで、ジーグラーが得意とする高周波音だけでなく、低周波音も抑える吸音材の開発を目指す。
帝人フロンティアは自動車関連分野を中核事業と位置づけている。売上高は全体の2割弱にあたる約500億円。帝人フロンティアの日光信二社長は30日に開いた記者会見で「自動車関連分野の売上高を倍増させたい」と話した。
素材産業ではEVの普及という自動車産業の構造変化に合わせて事業拡大を目指す動きが相次ぐ。旭化成は米自動車シート材大手のセージ・オートモーティブ・インテリアズを10億6千万ドル(約1200億円)で買収する。人工皮革事業などで相乗効果を見込む。


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