RIZAPグループ<2928>、ヘアケア・ボディケア用品販売のジャパンゲートウェイを萬楽庵に譲渡
RIZAPグループはヘアケア・ボディケア用品の販売子会社であるジャパンゲートウェイ(東京都新宿区)の全株式を、投資会社の萬楽庵(名古屋市)に譲渡することを決議した。経営立て直しに向けた事業構造改革の第一弾。
RIZAPグループは2017年12月に旧ジャパンゲートウェイの全事業を取得した。事業を引き継いだ子会社をジャパンゲートウェイに社名変更してうえで、2018年4月から本格的な事業展開に乗り出した。しかし、販売実績が計画に届かず、収益が悪化し、18年4月~9月期(半期)で約20億円の営業損失が出ていた。
譲渡先である萬楽庵の中村規脩会長はテレビ通販「ショップジャパン」を展開するオークローンマーケティング(名古屋市)の創業者。
譲渡価額は非公表。譲渡日は2019年1月25日。
みらかホールディングス<4544>、企業健康保険組合向けサービスのセルメスタを子会社化
みらかホールディングスは、企業健康保険組合向けサービスなどを手がけるセルメスタ(東京都墨田区)の全株式を取得し子会社化することを決議した。
セルメスタは1971年に創業し、企業健康保険組合を通じた家庭用常備薬斡旋、疾病予防対策、郵送検診、医療費抑制プログラムなどのサービスを提供する。国内約350の企業健保(組合員700万人)を顧客基盤に持つ。みらかホールディングスは同社を傘下に取り込むことで、企業健保分野で新たな顧客を獲得し、未病領域である受託臨床検査事業とのシナジー(相乗効果)を見込めると判断した。
取得価額は非公表。取得予定日は2019年2月1日。
アサヒグループホールディングス<2502>、英国Fuller, Smith & Turner P.L.C.のビール・サイダー事業を取得
アサヒグループホールディングスは欧州子会社を通じて、英国の飲料メーカー、Fuller, Smith & Turner P.L.C.のビール・サイダー事業を取得することで合意した。買収金額は約374億円(アドバイザリー費用約6億円を含む)。2019年6月までに買収完了する予定。
Fullerが対象となるビール事業を分離し、新会社The Fuller's Beer Company Ltd.(FBC社)を設立。分離された FBC社および既存の子会社3社の全株式を、アサヒグループHDの欧州子会社Asahi Europe Ltd.が取得する。
傘下に収めるFullerはロンドンを中心に英国南部で380軒以上のパブ・ホテルを持ち、長期安定供給を通じて事業の安定性を確保できるとしている。
ブリヂストン<5108 >、蘭トムトムのモビリティー関連事業を1138億円で買収
ブリヂストンは22日、欧州子会社を通じて、オランダのトムトム(Tom Tom、アムステルダム)傘下で車両の運送データなどモビリティー関連事業を手がけるトムトムテレマティクスを買収することで合意したと発表した。買収金額は9億1000万ユーロ(約1138億円)。2019年4~6月に買収完了を予定する。
トムトムはデジタルフリートソリューションと呼ばれる事業で強みを持つ。運送や個人向けモビリティー分野のデータ基盤を提供し、ドライバーや運行状況に関する様々なデータ管理などを通じて走行の安全性や効率性、生産性の向上を目指している。現在、約86万台の車両で利用されているという。
ブリヂストンは車両やタイヤの稼働状況に関するビッグデータを活用することで、商品開発やメンテナンスサービスの品質向上につなげる。
電通<4324>、米デジタルマーケティング会社のフィルターを子会社化
電通は米国のデジタルマーケティング会社Filter.LLC(シアトル)の全持分を取得することで合意した。
Filterは1991年設立で、ユーザーエクスペリエンス(体験価値)とデジタルマーケティング分野を軸にサービス展開している。米でマーケティング機能の一部を広告代理店に外注せず、インハウス化する動きが強まっているが、同社は従来の代理店モデルと異なるオンサイトデリバリーモデル(顧客企業に社員が常駐)でサービスを提供するところに最大の特徴があるという。
取得価額、取得日は非公表。
日立製作所<6501>、子会社を通じてイタリアのアンサルドSTS社を買収
日立製作所は、子会社であるHitachi Rail Italy Investments S.r.I(HRII)を通じて、アンサルドSTS社の発行済株式の99.156%を取得する。
またアンサルドSTS社の残りの株式についても1株当たり12.7ユーロで取得する権利を行使する予定。
これにより、アンサルドSTS社は日立製作所の100%子会社となるとともにイタリアの証券取引所から上場廃止となる。
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