日本電産<6594>、ドイツ減速機メーカーのデッシュを子会社化
日本電産は傘下の日本電産シンポ(京都府長岡京市)を通じて、ドイツの大型減速機メーカーのデッシュ・アントリープステヒニク(アルンスベルク。売上高約121億円)の株式70%を取得し、子会社化した。
デッシュは1906年に設立し、従業員は約400人。工作機械、建機、農業機器、プレス機向け大型精密減速機、クラッチ・ブレーキを主力とする。今回の買収によって日本電産シンポは小型精密減速機メーカーから総合減速機メーカーに脱皮できるとしている。
取得価額は非公表。取得日は2019年1月31日。
アサヒホールディングス<5857>、金銀精錬の米Republic Metalsの資産を買収へ
アサヒホールディングス(HD)は1日、米連邦倒産法に基づき会社更生手続き中の精錬メーカー、米Republic Metals Corporation(RMC、フロリダ州)とその100%子会社Republic Carbon Company, LLC(RCC、フロリダ州)の資産を、競争入札手続きにより買収者として選定されたと発表した。
RMCは金銀の精錬と製品加工(延べ板、鋳貨、顆粒など)を主な事業とする。会社更生手続き前に公表されていた年間生産能力は銀精錬2500トン、金精錬350トン、鋳貨などの製造5500万個。一方、RCCはカーボン残渣の乾燥、サンプリングなどを主力とする。
今回の買収は北米市場での貴金属事業の拡大が狙い。2015年3月に買収したカナダAsahi Refining Canada Ltd.(オンタリオ)、米Asahi Refining USAInc.(ユタ州)と合わせ、アサヒHDの金銀の精錬事業規模は世界トップレベルとなる。また、今回の買収により、これまでアサヒHDが手がけていなかった製品加工事業とカーボン処理事業を取り込むことになる。
買収額は2550万ドル(約28億円)。取得予定日は2019年2月28日。
RMCが米国破産裁判所に届け出た有形固定資産の推計額(2018年11月2日時点)は2500万ドルで、のれんは発生しない見込みという。買収資産はアサヒHDの新設子会社のAsahi Refining Florida Inc.(フロリダ州)が取得する。
クリエイト・レストランツHD<3387>、そば・うどんの「銀座木屋」を子会社化
クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、うどん・そばの「銀座木屋」などを運営する木屋フーズ(東京都品川区。売上高7億8400万円)の全株式を取得し子会社化することを決議した。
木屋フーズは1970年創業で、都内で7店舗を運営する。クリエイト・レストランHDは、「銀座木屋」の獲得によるブランドラインナップの強化、都内好立地店舗による安定的な収益貢献などを期待している。
取得価額は非公表。取得予定日は2019年3月1日。
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