コンサルティング業界ブログ

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「20代・30代戦略コンサルタントのキャリアを考えるセミナー」からの学び

優秀な戦略コンサルタントも、常にキャリアについて悩んでいる

2000年創業以来、戦略コンサルタントへの転身を支援し続けてきたことで、戦略コンサルを卒業されるタイミングでご相談頂く機会が非常に増えています。
優秀なコンサルタントの方々も、ご自身のキャリアについては常に悩まれていらっしゃるからです。

実際コンサルタントのどのスキルと経験が事業会社で活かされるのか? 若手?マネジャー?いつ卒業するのがベストなのか?それぞれの役職でどのような選択肢があるのか? プロ経営者にどうしたらなれるのか? PEファンドは?スタートアップ企業は?実際それぞれプロコンどうなのか? etc...

相談を受ける内容は様々です。ある意味羨ましい悩みでもありますが(笑)、プロジェクトベースでいろんな業界の経営イシューに携わり、優秀で何でも出来てしまうからこそ選択肢が多く選びきれないのかもしれません。またプロフェッショナルファームに飛び込まれた以上、"自分のキャリアは自分で創る"という自覚があるからこそ、キャリアについて意識が高い方が多いのだと思います。

そこで弊社では、そんな戦略コンサルタントの皆さんのキャリア構築のご支援になればと思い、「20代・30代戦略コンサルタントのキャリアを考えるセミナー」の開催を企画しました。皆さんと同じような悩みを通り抜けキャリアを築いてこられた戦略コンサルタント卒業生が、ご自身がキャリアの転機で何に悩みどんな選択をしてきたのか、今どんな風にコンサルタントの経験が活かされているのか?将来ご卒業を考える皆さんへのアドバイスを含め、会場限りのオフレコの話も盛り込んでくださる貴重な機会です。

第1回目と2回目でいろんな議論がございましたが、皆さんが繰り返しおっしゃっていて、心に残ったものを少しご紹介させて頂きます。

・事業会社で成功する人、失敗する人の違い
→ビジネスでは、本質を見抜く力と相手の立場になって考える力の両方が必要。数字とロジックで正しいことを振りかざすだけでは誰もついてこない。コンサルはコンテンツでものを考えるくせがあるが、事業会社は人でビジネスが成り立っている。周囲の人を見下さず尊重し、感情に訴えモチベートすることで動いてもらってこそ価値が出せる。

・戦略コンサルティング経験が生きる場面、役立つコンサルスキルとは?
→未曾有の問題に直面しても動じず、逆に腕がなる、スピーディに課題を発見し構造化し解決策を提示しきる、最後までやりきる気合と根性、コミットメント。正しい「問い」を設定し一定期間で答えを出しきる力が養われているので、悪い状況でも何も材料がない中でも、仮説構築力と仮説検証能力は応用が利き活かされる。プロジェクトの修羅場を経験すると、たいていのことは楽にできるようになる(笑)

・戦略コンサルタントを辞めるタイミングは?
→あくまでケースバイケースだが、ファームでハイパフォーマンスの人で事業会社に行きたいなら染まる前に卒業すべき、しかしまだ学びがあり、次にやりたいことが決まっていなければ留まるべし。コンサルの基礎スキルが身につき成長曲線が緩やかになるマネジャー手前もあるが、マネジャーとして経営陣と対峙し苦労した経験は自信になり次にも活かされる。

以上、いろんなご意見があり、ほんの一部を抜粋しているので伝わりづらいかもしれませんが、リアルな体験と共に具体例も踏まえお話し頂けたので、とても心に響きました。

次回第3回は2/17(金)開催で、「スタートアップとベンチャーキャピタル」でご活躍の戦略コンサル卒業生3名をお迎えしパネルディスカッションと懇親会を予定しております。
会場でしか聞けないエピソードや、生の声からしか感じられないエッセンスもございますので、ぜひ会場に足をお運びくださいませ!
https://www.careerinq.com/seminar/detail/9585.shtml

第1回「キャリア構築のノウハウ・キャリアの理論と実際」の模様はこちらをご参照ください。
https://www.careerinq.com/company/news_release/2016/09/009087.shtml


「ギフト」と「プランド・ハプンスタンス(計画された偶発性)理論」

次の仕事の選択肢をどう考えたら良いか?そもそも自分のやりたいことって何だろう?と、その方の"キャリア(人生)そのもの"からご相談頂くこともございます。
そういう場合は、ご自身が何をしているとき一番幸せを感じるか?好きなこと、嫌いなこと、自然にモチベーションがあがること、逆にやる気が失せること、強み、弱みは?など、ご自身の内なる声を掘り下げてみることをお奨めします。だって、人生とは一度きり!ですから。

その方が一番活き活きと活躍できる場に転身され、益々輝いて頂きたいと心から願っているので、まだ次に本当にやりたいこと、将来のキャリアビジョンが見えていなければ、焦って転職することはお奨め致しません。

9月に開催した第1回戦略コンサルキャリアセミナーの小杉先生の講演の中で、「ギフト」という考え方のお話がございました。「ギフト」とは、天に与えられたその人だけの才能のことです。小杉先生はご自身のギフトを大事に生かす術を磨くことで、ミッションやビジョンの確立につなげてきたとおっしゃっていました。

それを伺って、私が皆さんに気づいてほしかったのは、まさに「ギフト」だったんだ!と腹落ちしました。キャリアとは"人生そのもの"です。だから次のキャリアを考える時、ミッションやビジョンを描く時、ご自身の「ギフト」に気づき、それを最大限生かすことが凄く大事なんだと。上記のような質問を通じて、皆さんがご自身だけの「ギフト」に少しでも早く気づいて頂けたらとても嬉しいです。

また同じく小杉先生からのお話で、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が展開した理論「プランド・ハプンスタンス(計画された偶発性)理論」を最後に紹介させて頂きます。皆さんがキャリアを考える上で少しでもご参考になれば幸いです。

この理論は、キャリアは偶然の出来事、予期せぬ出来事に対し、最善を尽くし対応することを積み重ねることで形成される、という考え方です。「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」とし、その予期せぬ出来事をキャリアのチャンスとして活用していこう、チャンスを創り出す行動をする、行動を変えていこう!という前向きな理論です。

皆さんも今までのキャリアを振り返ってみると、たまたまあの時に出会いがあったから、、、とか偶然チャンスが舞い込んで、、、とか、ご自身でもまさに偶然の出会いやチャンスをキャリアに転換されてきていることもあると思います。

でも、ただぼーっと待っていてもチャンスを巡ってきません(通り過ぎてしまっているかも?!)。その予期せぬ偶然の出来事をプランド・ハプンスタンスに変えるには、5つの力を磨いておくことが大切であると言われています。

以下、セミナー当日に小杉先生の基調講演でご紹介頂いた資料より引用させて頂きます。

プランド・ハプンスタンス理論の唱える行動

好奇心
●自分の興味を見つけるために自身の好奇心に従え
●必要なスキルを学べる(ということがわかる)仕事を受け入れろ
良い仕事は貴方を挑発し、好奇心をそそらせる

持続
●すぐにあきらめず、結果が出るまでやり尽くしてみろ
●生涯学び続けろ
●仕事で求められている以上にそこから学び取れ!

楽観
●ラッキーを作り出せ!
●ゴールはトンネルの向こう側にある

リスク・テイキング
●ミスを犯せ!
●古い考えに立ち向かえ!

柔軟
●キャリア・ディシジョンをするな
●キャリアは偶発的事象の結果だ、偶発的事件を作り出せ!
(Dr. John D. Krumboltz, キャリア・ラボ・シンポジウム(2001.5.25)での基調講演資料より)

以上、当日小杉先生が配布頂いた資料から引用させて頂きました。
何だか元気が湧いてくる言葉ですよね!?

皆さんがご自身の「ギフト」に気づき、それが最大限活かせる予期せぬできごとをチャンスとして掴みとって、ご自身ならではのオンリーワンのキャリアを築いて頂きたいと願っています!

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(藤墳)

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