コンサルティング業界ブログ

FASで戦略コンサルタントの採用が増えている理由

こんにちは。キャリアインキュベーション藤木です。
今回は戦略コンサル経験者の転職が増えている、BIG4系FASのストラテジー部門にフォーカスしたいと思います。

・M&Aの増加、目的の変化

一昔前まで、多くの企業にとってM&Aは手探りで行われることが多い状況でしたが、昨今企業にとってM&Aは必要不可欠な事業戦略の一つになり、複数のM&A案件に同時平行で取り組んでいるというクライアントも多いと聞きます。

また、これまでのM&Aの目的は、海外の成長著しい地域にでていくためや既存事業の強化に過ぎなかったのが、最近では例えば、エネルギー事業の新規参入など業界の規制緩和によるものや、デジタル企業の買収による新しい事業領域への参入など、これまで考えもしなかったマーケットの業界再編がおこっています。

・高付加価値が求められるM&Aアドバイザリー企業

そうなるとM&Aを支援するプロフェッショナルのプレーヤーにも求められるものが変わってきています。ここで取り上げるBIG4系FASにおいては、これまでのM&Aのエグゼキューション支援に加え、もう少し前の段階、いわゆるクライアントの全社戦略、事業戦略の立案・検討段階から支援できる体制を整えていることが、投資銀行や他のブティック型M&Aアドバイザリーとの差別化になってきています。

M&Aにかかる意思決定ですので、結果としてカウンターパートが経営トップなどの経営陣となるのですが、従来その領域は主に戦略系ファームがやってきていた領域です。
FASは、元々会計士や財務のプロフェッショナルが大半を占めていましたが、戦略コンサル経験者や同等のケイパビリティを持つ、新たな人材のポートフォリオが必要になってきています。

また、M&Aの大半はクロスボーダーです。ターゲット先の拠点が何カ国にもまたがるような複雑なクロスボーダー案件が出来るファームは限られるので、対象会社がどのような地域であろうと電話一本で情報が入ってくるBIG4系FASへの依頼は必然的に増えているようです。

・戦略コンサルタントにとってのメリット

最近ではコンサルティングそのものがコモディティ化してしまい、「戦略の策定だけでは差別化にはならない」という危機感を持つ戦略コンサルの方も増えています。多くの方は次のステップとして事業会社を志向されますが、中にはプロフェッショナルとしての価値提供、コンサルタントの仕事そのものが好きだ、という方も実は少なくありません。

FASのストラテジー部門はこれまで培ってきた戦略立案能力を武器に、異なるバックグラウンドを持った専門家と協働しながら、スキルに幅を持たせたり、戦略×M&Aという特定領域にエッジを立てることができます。

BIG4系FASやそのグループには様々なプロフェッショナルチームがいますので、1から10まですべて自分でやるのではなく、必要に応じて他のチームの知見を使いながらアウトプットの質を上げていくことで、クライアントへの付加価値を高めることができる、という考え方も一つではないでしょうか。

BIG4というアセットやネットワークをうまく使いながら、M&Aを軸とした、より複雑・難解なクロスボーダーの経営イシューをサポートしていく経験ができるのはFASのストラテジーチームならではの魅力です。

・具体的な組織名

BIG4系FASには下記4つのストラテジーチームがあります。
PwCアドバイザリー:ディールズストラテジー
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー:コーポレートストラテジー
KPMGFAS:ストラテジーグループ
EYトランザクション・アドバイザリー・サービス:コーポレートファイナンスストラテジー

各社のチームを束ねるリーダーやメンバーのバックグラウンド、グループの中の立ち位置、採用ニーズなどは少しずつ違います。
特に、コンサル未経験者の方で上記領域にチャレンジしたい方は、未経験者を積極採用するタイミングについて、ぜひ我々エージェントからのタイムリーな情報を参考にしていただきたいと思います。

また、BIG4グループのコンサルティングファームには、戦略部門やPreM&A領域をカバーするチームもあり、グループ内のサービスポートフォリオは一部重複しています。
それぞれどのような違いがあるのか、個別の情報が気になる方は是非お気軽にお問い合わせください。

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(藤木)

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