こんにちは。キャリアインキュベーション藤木です。
新型肺炎の影響でまさに今後リセッションによるニーズが高まることも予想されますが、先日KPMGFASの事業再生部門 オペレーションリストラクチャリングチーム(OR)の伊藤パートナー、名畑ディレクターへ取材をさせていただき、貴重なお話を伺うことができました。
2017年7月にFASの事業再生部門のビジネスについての変化をブログの中でご紹介させていただきましたが、当チームにおいても、従来型のレイターステージメインの財務リストラクチャリングから、支援ステージが早くなり、課題がよりオペレーショナルなものに変わってきているとのこと。今回取材したKPMGFAS事業再生部門のORチームはまさにこの2、3年でオペレーションに強い人材を集めてきており、現在では事業再生部門全体の3分の1が戦略やオペレーションに強い人材となっているそうです。
事業再生×オペレーションというと単純にコスト削減をイメージされる方も多いかもしれませんが、もっと複合的な手段で、あらゆる収益改善の手立てを検討し、最終的な財務数値に反映するところまでの実効支援をしている。「実行」ではなく「実効」を常に念頭に置いているというお話が印象に残りました。
(詳細はこちらの取材記事をご覧ください)
事業再生とPMIの志向の違い
オペレーションに強い人材といえば、FASの中ではPMI部門でも採用ニーズが活況です。
こちらはM&AのDDの際にオペレーションDD、ITDD、人事DD、またセパレーション・カーブアウト案件も増えており同様のDD業務も多いためです。
FASのPMI部門はオンディール~Day100にフォーカスしており、クロスボーダー案件の比率が高く、高い英語力が求められる場合が多いので、ディールオリエンテッドでグローバルプロジェクトの経験を積みたい方には特におすすめです。
事業再生部門は、ファームや組織の特徴にもよりますがミッドサイズ以下のクライアントやドメスティックな案件も多く、再生というシチュエーションを切り口に、あらゆるフェーズで支援しますので、より経営・財務目線で企業の全体を見たい、手触り感のある経験を積みたい方に良いのではないでしょうか。
(グローバルな事業再生チームなどもあり個社別に特徴は異なりますのでお問い合わせください)
ファンドをクライアントとするケースも増えています
FASの事業再生部門やPMI部門では、ファンドがクライアントとなり、ファンドの投資先のバリューアップ支援や、売却・カーブアウト支援なども増えているそうです。
ファンド案件についてはどういった特徴のファンドのどのような案件かによって、投資先の事業規模やアドバイザリーファームに求められることも大きく変わります。
BIG4でファンドをクライアントとしたチームも立ち上がっており、ファンドの業務にご関心のあるコンサル経験者の方からのお問い合わせも増えておりますので、またそのあたりは別の機会に情報提供させていただければと思います。
コンサル経験者や、事業会社で社内コンサルタントのような経験を積んでこられた方で、M&Aや事業再生という有事のシチュエーションでの専門性を高めていきたいという方は、FASで引き続きご活躍の機会が多くございますので是非お気軽にご相談ください。
● FASに転職をお考えの方の個別相談会
https://www.careerinq.com/seminar/detail/9958.shtml
● コンサルティング業界に転職をお考えの方の個別相談会
https://www.careerinq.com/seminar/detail/9145.shtml