こんにちは。キャリアインキュベーション藤木です。
今回はBIG4系FASの事業再生部門の採用ニーズの変化についてお話したいと思います。
※独立系事業再生ファームについてはまた別の機会に触れさせていただきます
事業再生コンサルの変遷
先日、会計事務所系FASの事業再生部門の方のお話をお伺いする機会がありました。
事業再生コンサルのトレンドもここ20年で色々な変遷があるようで、それに伴って求める人材像も変わってきているそうです。
当時はバブルの残影もあり、リストラを先送りしてきた瀕死の企業を、緊急の外科手術で取り急ぎ命をとりとめる、といったものが多かったようです。
リーマンショック後の景気回復が本格化し、業績悪化しないための危機管理やモニタリング支援や、過去に一命を取り留めた企業の再成長の支援等が増えた時期です。
FASの再生部門にはこれまで会計士や金融機関出身者が多かったため、社内に無い人材の拡充が求められた一方で、事業再生の財務寄りのイメージと、トップラインを上げていく前向きなコンサルの仕事がなかなか結びつかず、戦略コンサルタントの採用にはどこも苦戦していたと思います。
もちろん昨今も新聞を賑わせているような大型の事業再生案件も一部ありますが、そこに関しては国を挙げて様々なアドバイザリーが入りますので、会計事務所系FASにおいては海外子会社の再編などクロスボーダーのケイパビリティで力を発揮しているところもあります。
また昔よりも大型の再生案件が減り、クライアントもより中堅規模が増え、課題も多様化しスピードが求められているようです。
各社の採用ニーズの違い
これらのビジネスニーズの変化に必ずしもすべてのファームの事業再生部門がタイムリーに対応できているわけではありません。
各組織の戦略や体制により、採用ニーズの強弱も様々です。
たとえば今今ですと、
「事業再生部門のなかで再生がらみのM&Aエクゼキューションができる人材が欲しい」
「官民合同での地方中小企業の再生に関心のある志高い方であれば未経験でも採用したい」
「事業再生部門の中での新組織立ち上げのためディレクターやマネージャクラスが欲しい」
など多様な採用ニーズがあります。
財務+事業(戦略)+オペレーションとすべてにスペシャリティを持った人材はマーケットにいませんし、企業側もすべてを求めているわけではありません。
まずはどれか一つでも今のスキルや志向にマッチしたものがあれば、より専門性・武器を増やすことができる機会が事業再生コンサルにはあるのではないでしょうか。
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(藤木)