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コンサルタント卒業後のキャリアパス

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こんにちは服部です。
今回は良く面談時にご相談頂く、コンサルタントの卒業後のキャリアについて書きたいと思います。最近はコンサルタントのスキルも多様化しているので一般化しにくいのですが、今回は「プロフェッショナルの道」と、「経営者の道」に分けてキャリアパスを説明していきたいと思います。

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<プロフェッショナルとしてのキャリアパス>

プロフェッショナルの道はその道のプロとして専門性を極めていくことにあります。
自らの専門性、スキルを高めていく為に、テーマを絞り戦略系、FAS、監査法人のアドバイザリー部門、人事・組織系、ヘルスケア、デジタル、オープンイノベーションなど分野を特化してその道をより深めていくことや、立場を変えてバイアウトファンドやベンチャーキャピタル、投資銀行のような投資側に周る道もあります。

その場合、語学や知識、経験、MBAなど自分の足りないスキルを埋めていくのはもちろんのこと、目的を持って複数の企業を経験して、キャリアの希少性を高めていくことが重要です。

ポイント1:同業での転職は長期視点でキャリアの見直しを

最近は同業界での移動や出戻りも多いようですが、その際には少し立ち止まって考えて欲しいと思います。プロフェッショナルとして支援したいのか、培った経験をクライアント側で活かしたいのか。仕事内容を変えずにポジションアップや年収アップなど短期的なインセンティブで動くことは長い目で見ると遠回りになることが少なくありません。

40才を超えてプロフェッショナルとしてのキャリアのみの場合には一般的な報酬水準よりも高くなっていることも多く、なかなか折り合いがつかず身動きが取れなくなるケースも良く見かけます。

ポイント2:マネージャになった時にもキャリアプランの見直しを

私見ではありますが、タイトルで言えば、戦略ファームではプリンシパル(新卒入社ならマネージャ)、総合系ファームでもマネージャ~シニアマネージャクラスを超えてくると事業会社に移りにくくなってきます。マネージャ以上にプロモーション出来る方は活躍されている優秀な方ばかりなので、立ち止まることは少ないと思いますが、ぜひそのタイミングで一度ご自身のキャリアの方向性について考えて頂くと良いと思います。

<事業会社への転職>

長期で優秀な方のキャリア形成をお手伝いするために、若く優秀な方のロールモデルを取材し、仕事の取り組み方、考え方を紐解く「プロ経営者インタビュー」を行ってきました。総勢40名のインタビューや小杉先生の分析を是非お読みいただきたいですが、コンサルタントが経営人材として採用される場合には大きく分けて2つのケースに集約されます。それは「変革」と「成長」です。

ポイント1:変革期にコンサルタントは求められる

古くから、外資系コングロマリットや外資消費財メーカーはマーケティング、戦略部門でコンサルタントを多く採用してきましたが、昨今では日系の大企業がコンサルタントを採用するケースも増えています。

多くの大企業は先細りする国内需要やコモディティ化した既存事業からの次の一手として、グローバル化やM&A、新規事業創出に取り組んできました。もともと自社にはその経験値が無いわけですから、外部からそのノウハウを持った方を採用するわけです。今までにないもしくは過去に失敗した取り組みを立て直し、推進するリーダー(ときには参謀)として、コンサルタントを採用するケースです。

PEファンドが買収した投資先の案件も同様です。株主であるファンドの追い風もあり、社内の変革推進担当として大きな変革を自ら推進出来るのは、完成された事業会社よりもやりがいがあるでしょう。

ポイント2:成長期にもコンサルタントは求められる

また、インターネットサービスや新しい市場(最近でいえば新電力など)でもコンサルタントは求められます。特に会社が立ちあがってから社員数が50名~100名を超えるサイズになると経営システムを整える必要があり、守備範囲の広いコンサルタントは重宝されます。やれることが多いのはメリットでもありますが、CFO→COOになったり、営業責任者を担ったり、役割自体かコロコロ変わることも良くあります。その為、経営者や会社や事業内容に共感できるとより長期で力が発揮しやすいでしょう。

最近はコンサルファームを卒業し、事業会社に移ってからコンサルタントの仕事の魅力を再発見して出戻る方も少なくありません。事業会社の立場を経験することでよりクライアントの共感が得られる提案が出来るようになると聞きます。コンサルティングファームとクライアントの垣根がなくなりつつある最近では双方の経験を持ち、局面によって戦略思考や人を使い分けるハイブリッドキャリアが重宝されてきています。

<起業も現実的な選択肢に>

以前に増して起業するコンサルタントが増えてきている印象です。
まず成功例と言えるロールモデルが増えたこと、更にVCに資金が流れ、資金調達がしやすくなっていることやWantedlyなどWebメディアの発達で、SNSを使って優秀なメンバーを探し出しやすくなったからでしょうか。古くは南波さんのDeNA、谷村さんのエムスリーなどがコンサル起業家の成功例でしたが、最近はレアジョブ、ラクスル、ロコンド、メドレーなども良くメディアで目にするようになりました。

ここ最近も戦略ファーム出身の方が立ち上げた会社から採用のご依頼をいただくケースが増えていて、変化を感じています。そもそも経営者がコンサルタントなので、コンサルタントの使い方が分かるのと共通言語で会話できることもあり、入社後の立ち上がりも早いのが特徴です。最近の注目求人を4社ピックアップしました。ご興味のある方は是非服部宛にご相談下さい。

<コンサル出身者が立ち上げた注目スタートアップ求人>

●住宅ローンの借り換えサポートサービスを提供するFintechベンチャー

COOが外資証券会社、戦略ファームマネージャを経て創業。著名VCを中心に計2億円の資金調達済み



【ポジション】:経営企画/事業開発(~1000万)

担当業務 :CEO・COOの右腕として、様々な企画や他社とのアライアンスの折衝業務に従事。経営陣と共に新事業領域の企画・推進をリードして頂きます。

個人間の送金アプリの企画・運営ベンチャー

CEOがメガバンク→戦略ファーム→創業。創業2年ながら、既にメガバンクを中心に10億円、資金調達済み



【ポジション】:COO候補(~1000万)

CEOの伴走者として、主に経営管理、オペレーション統括業務を担う。数字が読めて、市場を見通し適切な打ち手を考える本質的思考力。青写真を描き、やり切る胆力を持っていること。

●自社開発のAIエンジンを用いたITコンサルティング会社

CEO含め、社員の3割がトップ戦略コンサルティング会社出身。社員の6割強が東大出身で、エンジニアは未踏スーパークリエイター認定採択者など。大手クライアントとの実績多数。自然言語処理×機械学習では業界トップの精度。



【ポジション】:アルゴリズムエンジニア、Webエンジニア、人工知能を実装できるビジネスコンサルタントなど。

●遠隔診断をスマホでサポートするヘルステックベンチャー

医師→米国トップ校MBA→戦略コンサルタントを経て創業



【ポジション】:営業/マーケティング責任者

自社の遠隔診断サービスプラットフォームのセールス責任者。診療所、大学病院など医師側へのセールス及びマーケティングの戦略企画・実行

コンサルタントとして身に着いたスキル・経験(特に修羅場経験)は様々な環境、場面で求められるでしょう。ただ、その活かし方を決めるのは自分です。キャリアの成功パターンはありませんから、周りに流されず、自分と対話しながら本当にやりたいことを見つけることが大事だと思っています。プロジェクトの谷間があれば、我々のようなエージェントにご相談頂くのはもちろんですが、卒業生の先輩など身近なネットワークを手繰って生の情報を得てじっくりキャリアを考えて欲しいと思います。

服部

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