こんにちは。
事業会社担当の大谷です。
弊社ご登録者のうち、20~30代のビジネスパーソンは70%以上と、次世代を担う若い候補者に多くご登録頂いております。
<ご登録者内訳・詳細はこちら>
https://www.careerinq.com/feature/
事業会社の 「Digital/IT」 担当として、最近はこのような相談を受けることが多いです。
「大企業の仕組みに囲まれず、次の転職ではベンチャーで事業立上げをやりたい」
「最近オススメのベンチャーってどこですか?」
「Fintechはもう古いですよね。将来性ある新しい領域、教えて下さい」
「年収は下げるなと家族に言われてるので、それが叶うベンチャーありませんか?」
ベンチャーを志向される方々のご出身は、本当に様々。
ほんの一例ですが・・・
・すでにベンチャーとも言えそうなネット企業にお勤めの方
・日本を代表するTOPクラスの重厚長大企業の方
・現役の外資戦略コンサルタント
・官公庁のエキスパート
みなさん、夢や期待を持ち、荒波にもまれながらも一旗あげるぞ・・・!と
漲るやる気と共にご相談に来られます。
私もその熱意に圧倒されながら、楽しくお話させていただくのですが・・・
データサイエンス、HRTech、自動運転技術、アグリビジネス、スマート(ほにゃほにゃ)~~~など
情報提供としては、弊社からも話題は尽きないものの
「ベンチャーの定義」が全員違いますので、「あなたにとってのベンチャーとは?」という議題でしっかりと目線あわせが必要です。
● ステージ
ベンチャー企業の成長段階について、いくつか呼び方はありますが、例えば以下のようなステージを聞いたことがあるのではないかと思います。
・シード ※シードより前の段階もあります
・アーリー
・ミドル
・レイター
それぞれのステージにおける資金、売上、利益、知名度は異なりますし、リスクの大きさも違います。
この概念を理解頂いた上でお話を進めていかないと、求める働き方やリターンを実現できないこともあるため、情報提供に絡めながらお話しています。
中には、ベンチャーという言葉でお話しつつも実は 「有名大手企業」 を想定されている方もいますので、私自身も言葉に振り回されてはいけないな、と毎回勉強しています。
● 従業員数
働くイメージを具体的にお持ちだからかと思うのですが、意外と 「これくらいの人数規模の会社が希望で・・・」 と話し始める方も少なくありません。
「100人から200人くらい、ですかね」
「10人もいないくらいの・・・」
などです。
上述のステージ(シード・アーリー・ミドル・レイター)と深く関わりますので、従業員数ありきで話は進めないようにしています。
ただし、働く環境はもちろん重要なポイントですので、イメージされている内容はしっかりお伺いするようにしています。
ちなみに、小規模の老舗企業もありますので、ご意向をしっかり確認した上でベンチャーに限らず歴史ある企業をご提案することもあります。
● 年収
一般的に大手企業のようなカッチリとした給与形態はほとんど整っていないですし、また金額ではなくストックオプション付与で提示することも多いのがベンチャー。
各企業の採用要件やご提示できる条件は、本当に異なるためなんとも言えませんが、例えば、現年収1000万以上の方が額面上で現状維持を希望される場合には選択肢は正直少なくなると思います。
「家族を安心させるために年収だけは下げたくない、残業もあまり多くない方がいい、でもベンチャーでチャレンジしたい」
こんなお話もありますが、すべての希望が叶う転職は難しいものです。
特にベンチャー企業であれば、事業上何があるかわからないですから、大手企業のような規則正しい業務にはなかなか巡りあえないかと思います。
有名な転職漫画「エンゼルバンク」にも出てくる 『転職の五角形』 、何年も前から話題になっており、聞いたことがある方も多いかと思いますが、持ち合わせている総合点を変えるのではなく、点数配分を変える、ということを意識して頂くと良いかと思います。
<参考>
【エンゼルバンク-転職は人生のチューニング-】その4
https://lineblog.me/mitanorifusa/archives/53161247.html
(参照 2019-01-28)
最後に
いわゆるベンチャー企業の情報は1~2週間もすれば古くなりますので、新鮮な情報は常に確認することをお勧め致します。
事業状況、採用情報も常に変化しますので、アンテナを高く持ち続けることが大切です。
業界、企業、求人などなど最新情報を知りたいと思ったらいつでも弊社にお問い合わせ頂けますと幸いです。どうぞよろしくお願い致します。
●事業会社<Digital/IT>への転職をお考えの方の個別相談会
(大谷)