こんにちは。
事業会社担当の大谷です。
1月も半ば、年始のご面談が続々と増え、人材エージェントとしては忙しい時期になりました。
年末年始にふと時間ができて、紅白見ながら、箱根駅伝見ながら、初詣行きながら、親戚や友人に会いながら、仕事や人生を考え直して「誰かに相談したいなぁ」なんて考える方が多くいらっしゃるのだと思います。
今回のテーマは、
"今すぐ転職するつもりはないんです。"
ご転職を目的にご支援させて頂く方がいる一方で、中長期的なご相談を受けることもあります。
弊社サイトへご登録にいらした方、スカウトさせて頂いた方、ご紹介の方・・・、本当に多くの方々が使っているお馴染みのフレーズです。
私自身も現在が3社目、過去2回の転職活動では同じことを言っていたような気がします(笑)
ご面談は30分~1時間程度で終わる方もいれば、気がつけば2時間ほど話し込むケースもあります。
1人1人の置かれているご状況やご相談内容によって様々なわけですが、"今すぐ転職するつもりはないんです。"を分解すると、だいたい3パターンくらいに分かれるのではないかと思います。
パターン1:
目標が明確で転職する理由や時期も決めており、そのタイミングに向けて逆算しているケース
昔に比べると早め早めに情報を集めて、動き出される方も増えてきました。
例えば、1年後に転職したい、2年後を見据えて、中には5年後(!?)、をイメージしている方もいらっしゃいます。
目標に向けてどんな準備をしたら良いか?どのような求人案件が考えられるか?など
エージェントとしては、具体的な情報提供をさせて頂き、中長期的に一緒に伴走しながらご準備を進めて行けるよう心がけています。
ただ、あまりに先過ぎると、そのタイミングでの世界や日本における経済状況・就業環境・価値観がどう変わっているか?
個人のキャリアだけではない考えるべき変動要素が増えてきますので、その点は気をつけて面談をしております。
パターン2:
情報不足・知識不足からくる「今ではない」と思い込んでしまっているケース
様々なケースがありますが、1番多いのは
「今、英語を勉強してるのでTOEICで800点を取ったら転職活動しようと思っていて・・・」
「●●の試験を目指しているので合格したら・・・」
何らか資格を取得してから転職活動をしよう、というもの。
資格を取ったら転職活動が有利になるとお考えの方もまだまだ多いようです。
もちろん、資格がないと従事できない業務や応募要件において必須になっている資格もありますし、業務の専門性によっては資格がプラスになることもあります。
一方で、多くのキャリア採用では、知識・専門性だけでなく、実業務での「経験」や「ポータブルスキル」も期待されています。
現職や前職でどのような業務に従事してきたか?をじっくり振り返ってアピールすることの方が重要となることも多いのです。
資格を取得するまでには時間とコストもかかります。
勉強している間に応募したい企業・求人が他候補者で充足・・・、といったこともありますので
「今ではない」と思い込まずに、いつが適切なタイミングなのか?一緒見極めていければと思っています。
パターン3:
目標が特になく・・・なんとなく相談に来られるケース
1番多いのはこちらのパターンです。ですから、ご安心ください。
・なんとなく今の職場にいるのが不安で転職した方がいいかなぁと思って・・・
・周りが転職し始めたので自分も考えたい
・●歳になったら転職できなくなると聞いたので・・・
日々働いていれば自分の想いだけでなく周囲からも大きく影響を受けますので
当たり前のことと思います。
「転職」という言葉が先に出てきますが、「キャリア」や「ライフ」を考えた時に
そもそもどういう人生を生きていくのか?その上で仕事はどうありたいか?といった
大きなテーマ・意思(Will)から順番に落とし込んで面談を進めていくことが多いかなと思います。
第3者であるエージェントとお話を進めて行く中で、少しずつ頭の中が整理されていき、目指すべき方向性や目標が明確になっていきます。
結果として転職を実現される方もいて「まさか自分が転職するとは思っていませんでした!」と驚きと喜びの声を頂くこともあります。
総じて、なんとなく相談に来られる方々も、面談後には明るい顔をされて帰っていくことが多く
エージェントとしては嬉しい瞬間だな、と常々思っています。
最後に
理由やきっかけは色々、今すぐ転職するつもりはなかったとしても、ご相談をきっかけに得られるものもあります。
ちょっと誰かに話を聞いてもらいたい、中長期視点で相談したいと思ったら、遠慮せずぜひお越し下さいませ。
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(大谷)