事業会社 <Digital/New IT> 担当の大谷です。
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
新しい年の始まり、皆さんは今年の目標を立てましたか?
2019年、2020年と日本ではイベント目白押しです。
2019年:平成最後の年、5月からは新元号が始まります!
GWは4月27日から5月6日までの10連休!どうやって過ごすのか、嬉しくもあり悩ましいですね。
2020年:ついにオリンピック・パラリンピックイヤー!世界的な大イベント、本当に楽しみです。
更にその先、2025年には大阪万博も決まりましたね。日本においてはイベントが目白押しなわけですが、皆さんは個々人のキャリア目標やイベント、目標立て、計画通りに進んでいますでしょうか?
出会いは偶然・キャリアも偶然?
数年前より注目され話題となっている「計画された偶発性理論」をご存知でしょうか?
スタンフォード大学のクランボルツ教授が提案したキャリア理論です。
簡単にまとめますと
・個人のキャリアの8割は偶然に起きる予期せぬ出来事(偶発的なこと)によって決定される
・その偶発的なことを計画的に設計し、ベストを尽くすことでより良いキャリアを築いていこう
という、「意図的に設計されたキャリア」という従来の考え方とは異なるものです。
(興味のある方はぜひ「計画された偶発性理論」「クランボルツ」などでお調べください!)
私は自分に馴染みやすい言葉に置き換えて
「偶然訪れたチャンスを機会に変えてポジティブなキャリア構築をする!」
と理解しています。
新年、誕生日、会社の四半期・半期・年間、、、など節目には目標を立てる場面があるかと思います。
時代の流れも早く、あらゆる変化・進化が止まらない昨今では、あらかじめゴール(目標)を決めていても途中で変わる可能性も高く、またゴール(目標)までの山の登り方も多くの選択肢が考えられます。
「偶発的なこと」をどう捉えて、チャンスに変えるのか?
まさに今を生きるビジネスパーソンには求められている力なのではないかと思います。
前段が長くなりましたが、本日は「偶然の出来事」として事業会社のITへ転職した方の事例をご紹介致します。
●Aさん 総合ファームのコンサルタントから、事業会社の社内IT(社内コンサル)へ転職
30代半ばのAさんは、ご相談にいらっしゃった時点でいくつか選考に進んでいらっしゃいました。
応募中の企業職種を伺うと、企画アシスタント、事務サポート等、コンサルタントとは大きく異なり落ち着いたお仕事。
お話を伺うと、「成長できる仕事は楽しいが、家族とのバランスを考えてゆったり働きたい」とのご意向でした。
まさのそのお気持ち通りの案件を応募されていましたが・・・
私が気になったのは、
「楽しいと思っている仕事」 がせっかくあるのに、それを諦めて(もしくは我慢して)まで 「家族とのバランス」 を優先すべきなのか?という点でした。今のお仕事を本当に手放しても良いのか本音を確認したところ
・続けられるなら今の仕事は続けたい。
・難しいのは、クライアントワークであること。どうしても自分でコントロールできない時がある。
・企画アシスタント、事務サポートしかないと思っていたけど、やりがいを感じる仕事か不安。
そこから、お時間をかけて、日を変えて、面談やメールで何度もお話を重ねていったのですが、ちょうどその頃、サポート職で内定がでたため、受諾するか辞退するかを判断しなければならないことに。
最終的に私からご提案させて頂いたのは、エージェントとしてもなかなか勇気が要ることでしたが、サポート職の内定を辞退し、「事業会社の社内IT」ポジションへ応募することでした。
ちなみにその案件は、「クライアントワーク」から「自社内をお客様」に見立てた、社内コンサルのような立ち位置。
コンサルファームの業務と近しいですが、あくまで社内向けのため、時間コントロールが利きます。
このようなポジションは決して多くはないですが、エージェントには様々な情報が入ってきており、このようなご提案が可能です。
社内ITと一言で言っても、様々な役割・案件があるのです。
一般的にコンサルから事業会社に転職するキャリアパスは非常に多く、Aさん自身も元同僚が多数転職している姿を見ていたため、社内ITは当初、検討の対象外。
Aさんにとっては「考えてもみなかった」選択肢。それでも色々とお話を重ねた結果、「面白そうですね。まずはお話を聞いてみたいです!」と前向き考えて頂き、内定を辞退、転職活動を続けられました。
最終的に、提案させて頂いた「事業会社の社内IT」ポジションに内定、ご入社に至ったわけですが、Aさんを見ていて、まさしく出会いは偶然・キャリアも偶然?と思ったのです。
たまたまの出会いですが、面談を通じて考えもしない求人を提案され、結果として入社に至る。
私としては「エージェント冥利に尽きる」の一言でしたが、きっとAさんにとっては「偶発的なことチャンスに変えた」出来事だったのではないかと思います。
最後に
内定を辞退してこちらの案件に応募して下さい、といったエージェントの提案、普通は嫌な気持ちを抱かれるかと思います。
転職活動を0からスタートすることは、心身ともに大変ですし、失礼だなと思われるかもしれません。
ただ、その提案を受け入れるも受け入れないも、皆様の自由です。
人生において、目標が明確にある方、やんわりと方向性がある方、特にまだ決められていない方、それぞれだと思いますが、エージェントとの出会いによって運命が変わる!?こともございますので、「ちょっと相談してみようかな?」と思った皆様、ぜひ勇気を出してご相談にいらしてください。
納得のいくキャリアを構築に向けて、心から応援致します!!
●事業会社<Digital/IT>への転職をお考えの方の個別相談会
(大谷)